二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

またたくまに一年が過ぎていく

2011年08月04日 | Blog & Photo
台風6号が太平洋沿岸をかすめ過ぎてから、しばらく涼しい夏がつづいた。
今日はようやく夏らしい気象になって、30℃台にもどり、朝からセミの声が聞こえてきた。
榛名方面、赤城方面に、巨大な積乱雲がおおい被さるように立ち上がっている。
ナミアゲハが忙しげにつぎつぎ訪花をくり返し、特急つばめが、すい、すいと家の庇や店々の看板をかすめて飛び交う。
夏らしい気候がようやくもどってきたのだ。

50歳をすぎたころから、1年があっというまに過ぎていくのを感じるようになった。
これは年齢とともに加速していくようで、老年の「時間の質」は、思い返すと、少年時代のそれとは、ずいぶん違ってきている。わたしより「人生のさき」を歩いている人びとの後ろ姿が、ときおりへんに気になりだす。
父や母、叔父や叔母、先輩たち、近隣の年寄りたち。このところ、ほとんど旅をしていないから、地縁・血縁が形づくる小さな世界の中で、いわば「山小屋」生活をしているようなものだろう。

ラジオは仕事場でも、ドライブ中でもよく聴くけれど、TVはまったく見なくなっている。ケータイも好きではない。しかし、仕事上使わないわけにはいかないので、夏場のヒマな時期であっても、毎日10本近くはかかってくる。同じくらいの本数をこちらからもかけている。TVのかわりに、ネット依存率は、年々上昇。新聞は3年以上とっていない。いつのまにやら、情報ソースは大部分がgoogleとyahooになっている。

昨日は小型の本箱を2個組み立て、本を半分くらい片づけた。中型の本箱も買ってあるが、古本屋へ出かけたついでに、散歩写真などを撮ったりしていたので、そこまでは手がまわらなかった。フロアに平積みとなっている本が、まだ300冊ほどある(^^;)
使わない部屋があるから、いずれそこを、書斎兼書庫に改造しようかと考えはじめた。

昨年までは、夏場はフィールドに出て、昆虫の生態写真をもっぱら撮影していたが、ことしは風向きが変わってしまった。あれほどまめに通っていたぐんま昆虫の森へは、ことし、まだいっぺんもいっていない。そのうえ・・・まさか、数十年ぶりに、詩作にはまるなんて、どうした心境の変遷なのだろうと、「ひらめき脳」の持ち主たるわたしは、少々首をかしげている(=_=)


写真(1)


この赤い提灯みたいな花は? 覚えたような気がするのに、数ヶ月で忘れてしまう。(CX4 トイフォト)


写真(2)


ちょっと「名状しがたい」不思議な雰囲気を感じて、パチリ。(CX4 クロスプロセス)


写真(3)


BOOK OFFの駐車場で見かけたワンちゃん。つながれているのに、しあわせそうに見える。つながれいるのに、ね。(CX4 トイフォト フロントガラス越し)


写真(4)


clubという文字のブルー、ツタの緑と茶。その組み合わせがわたしの絵心を誘い出した。
(CX4 トイフォト)

古書店をめぐって、本をさがすのも、デジカメ片手にこうして高崎の下町をほっつきあるくのも、わたし三毛ネコ的には、同じ貨幣の表と裏のように思われる。


■mixiアルバム「草木図譜 part4」
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000021793573&owner_id=4279073

■mixiアルバム「フラグメント CX4 part4」
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000026291953&owner_id=4279073

いつもご覧いただき、ありがとうございます。
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