二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

アルバム「二眼レフパラダイス」をアップ!

2016年10月23日 | Blog & Photo
mixiのアルバムに「二眼レフパラダイス」を、スキャンナップしたので、その感想を簡単にまとめておこう。
デジタルカメラに慣れてしまった人には、こんなに手間とコストのかかる、不便なカメラはない。
ブローニーの120フィルムは、6×6の場合、12枚しか撮影できない。

そのたびに、底ブタを開けてロールを取り出し、詰め替えをすることになる。
わたしは不器用だから、けっこう時間がかかる。そのあいだ、撮影は中断する。
撮影がおわったら、ネガをキタムラ経由で現像に出す。これが完了し、もどってくるまで正味7日間(土日を除いてという意味)ほどかかる。

そうしたら、これをフィルムスキャナでスキャンし、必要があればフォトショップでレタッチし、諧調をととのえてから、アルバムにアップノ´Д`

ピントを合わせる。
内蔵されたメーター指針をたよりに、露出を決める。この時代のカメラのメーターはセレン式。多少もたつきがあり、ほぼ平均測光となるから、経験にしたがって、補正をくわえる。

そんな作業がおもしろい(^^♪
一枚、一枚の写真に、「撮影したぞ!」という手ごたえが感じられる。
フィルム価格が上がったから、ある程度の出費はむろん覚悟している。

<ローライフレックス3.5F(プラナー75ミリF3.5)>







<ヤシカマット124G(ヤシノン80ミリF3.5)>





ローライでは、おもに祭り日の人物スナップを、ヤシカでは、身辺雑記と、郊外風景を狙っている。
ウエストレベルファインダーは、人物スナップを撮りやすい。ヴィヴィアン・マイヤーのうずもれていた作品群が姿をあらわしたとき、すぐにピンとくるものがあった。
ハッセルブラッドのような方式と較べ、ブラックアウトがないし、ミラーのスイングバックもいらない。
だれもが感じることだが、「失礼します」とでもいうように、お辞儀しながら撮影している( ´。`)
35ミリ版が錐だとすると、二眼レフは鉈かもしれない。音がほとんど聞こえない大きな鉈で、空間をざっくりと切り取る。

ネガカラー特有の色再現。そのフィルムテイストを味わっているのが、至福の時間なのだ。

さて今回は、失敗したカットが2枚あるが、それを参考までに掲載しておこう。


これはなにか引っかかってしまって、はからずも二重露出となったカット。カメラはローライ。


こちらはスタートマークの位置を間違え、最後の一枚を撮りおえることができなかったカット。カメラはヤシカ。


・・・別れはどのみち、そう遠いことではない。
コストのかかる一枚、時間のかかる一枚を、こうして心ゆくまで味わっている。
この程度ですむなら、失敗も大切な経験のうち´Д`|┛


■二眼レフパラダイス~ローライフレックス3.5Fの巻
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000101001003&owner_id=4279073
(友人の友人まで公開)

■二眼レフパラダイス~ヤシカマット124Gの巻
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000101000983&owner_id=4279073
(友人の友人まで公開)
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