(「常識が通じない時代の読み方」とサブタイトルがある)
この秋は撮影ではなく、読書に明け暮れるだろうと予測したが、その通りとなった。
カメラを手にして外の世界、半径30キロの地域社会をクルーズするのではなく、
時間を見つけては新刊書店、BOOK OFF、古書店をまわり、興味がもてそうな書籍を物色。
そして寝ころがってはその書籍の世界に、じっくりともぐり込む生活が、
何とも愉しいのだ。
知的な刺激があふれていて、世界を見る眼が変わる。
きっかけは佐藤優さんというキーパースンだったけど、対談本を読みはじめることで、宮家邦彦さんや山内昌之さんへと、関心の環が拡がっている。
昨日は対談「世界史の大転換」佐藤優・宮家邦彦(PHP新書)を読みおえた。
じつにアクチュアルで、現代が直面している国際社会をスリリングに解き明かしてくれる。
わたしが生半可な感想を述べるより、本書の紹介記事を、そのまま引用させていただこう。
《どうして「理想が勝つ国」アメリカは、トランプを大統領候補に選んだのか? テロの連鎖はどこまで続くのか? 中国の軍拡は日本を飲み込むのか? なぜ「歴史の終わり」どころかイギリスのEU離脱など、ポスト冷戦期には想像もできなかった出来事が次々に起こるのか?
その変化の本質を知るには、日々のニュースから目を離さず、同時に背後にある因果・相関関係を見抜く本物の「歴史的大局観」が必要になる。そうした離れ業のできる数少ない天才が、国際情勢の原理を知り抜いた佐藤優氏、宮家邦彦氏という二人のプロフェッショナルだ。
中東、中央アジア、欧州、アメリカ、中国とまさに「地球を一周」しながら語り尽くされるのは、米大統領選、IS、パナマ文書、イギリスのEU離脱など最新の世界情勢とともに、その裏で地殻変動を起こす「世界史の大転換」である。
それがわかれば日本はどうすれば生き残れるのか、という戦略もおのずと浮かび上がるはず。常識の通じない時代で未来を正確に読むために、いま知るべきことがすべて詰め込まれた、圧倒的な密度の一冊。》(PHP研究所のホームページからコピペ)
わたしの出身は文学部ではなく、法学部。たいして勉強はしなかったため、いまは不動産業をしているけど、本来は政治学科専攻(ノ_-。)
大学受験のころ、丸山真男の政治史、政治論に傾倒したのが、政治学科にすすんだ理由だった。
《終らないテロからトランプ現象まで、世界情勢の核心を一挙に解き明かす!》
というキャッチが、本書の表紙に躍っている。対談なので、十分な論証がおこなわれているわけではないが、外務省出身の論壇人であるところでは共通し、内容の濃い刺激に満ちた対談となっている。
そしてもう一冊の対談はこちら、右。
昨夜から読みはじめたのが山内昌之・佐藤優の対談「新・地政学」。
《「第三次世界大戦」を読み解く》とサブタイトルがある。
山内昌之さんのお名前は以前から存じ上げていた。途中まで読んでそのまま中断してある「イスラム世界の挑戦」(中央公論社「世界の歴史 20」)」。
いままで歴史家としての山内昌之さんご自身にはほとんど関心がなかったが、Amazonで著作のチェックをしてみて、自分のうかつさにちょっと赤面「(゚ペ) 専門分野で活躍しているだけでなく、安倍内閣のブレーンの一人なのだ。
わたしにとっては、宮家邦彦さんと、この山内さんは、重要な検索キーワードとなった。
新聞誌面のトップや、YAHOO! japanのトピックスで「国際」ニュースをよくチェックしているけど、不十分な理解しかできない。で、ときおり苛立ちがつのったり、「どうなっているのか、これはいったい?」と思ったりする。
「そうか、そうだったのか!」
そういう意味で、ジグソーパズルのピースがきれいにハマって、国際社会の「世界像」が、かなり鮮明に見えてくる快感があ~る(^^)/
とくにシリアを中心とした、難民流出問題と密接に連動している紛争をどう理解したらいいか?
・・・に対し、貴重な示唆をふくんだ対談となっている。
これは地域紛争ではなく、あきらかに「新しい時代のはじまり」をつげる、世界規模の戦争なのである。
《第6章 中国こそが「戦後レジームへの挑戦者」だ》や《終章「ダークサイド」に墜ちるなかれ、日本》は読み逃すべきではないだろう。
対中国、対朝鮮半島情勢を解き明かす上で、非常に重要な大枠がしめされ、今後のわが国の外交政策にかかわる分析と提案が、さわりだけとはいえ、一通り語られているからだ。
この秋は撮影ではなく、読書に明け暮れるだろうと予測したが、その通りとなった。
カメラを手にして外の世界、半径30キロの地域社会をクルーズするのではなく、
時間を見つけては新刊書店、BOOK OFF、古書店をまわり、興味がもてそうな書籍を物色。
そして寝ころがってはその書籍の世界に、じっくりともぐり込む生活が、
何とも愉しいのだ。
知的な刺激があふれていて、世界を見る眼が変わる。
きっかけは佐藤優さんというキーパースンだったけど、対談本を読みはじめることで、宮家邦彦さんや山内昌之さんへと、関心の環が拡がっている。
昨日は対談「世界史の大転換」佐藤優・宮家邦彦(PHP新書)を読みおえた。
じつにアクチュアルで、現代が直面している国際社会をスリリングに解き明かしてくれる。
わたしが生半可な感想を述べるより、本書の紹介記事を、そのまま引用させていただこう。
《どうして「理想が勝つ国」アメリカは、トランプを大統領候補に選んだのか? テロの連鎖はどこまで続くのか? 中国の軍拡は日本を飲み込むのか? なぜ「歴史の終わり」どころかイギリスのEU離脱など、ポスト冷戦期には想像もできなかった出来事が次々に起こるのか?
その変化の本質を知るには、日々のニュースから目を離さず、同時に背後にある因果・相関関係を見抜く本物の「歴史的大局観」が必要になる。そうした離れ業のできる数少ない天才が、国際情勢の原理を知り抜いた佐藤優氏、宮家邦彦氏という二人のプロフェッショナルだ。
中東、中央アジア、欧州、アメリカ、中国とまさに「地球を一周」しながら語り尽くされるのは、米大統領選、IS、パナマ文書、イギリスのEU離脱など最新の世界情勢とともに、その裏で地殻変動を起こす「世界史の大転換」である。
それがわかれば日本はどうすれば生き残れるのか、という戦略もおのずと浮かび上がるはず。常識の通じない時代で未来を正確に読むために、いま知るべきことがすべて詰め込まれた、圧倒的な密度の一冊。》(PHP研究所のホームページからコピペ)
わたしの出身は文学部ではなく、法学部。たいして勉強はしなかったため、いまは不動産業をしているけど、本来は政治学科専攻(ノ_-。)
大学受験のころ、丸山真男の政治史、政治論に傾倒したのが、政治学科にすすんだ理由だった。
《終らないテロからトランプ現象まで、世界情勢の核心を一挙に解き明かす!》
というキャッチが、本書の表紙に躍っている。対談なので、十分な論証がおこなわれているわけではないが、外務省出身の論壇人であるところでは共通し、内容の濃い刺激に満ちた対談となっている。
そしてもう一冊の対談はこちら、右。
昨夜から読みはじめたのが山内昌之・佐藤優の対談「新・地政学」。
《「第三次世界大戦」を読み解く》とサブタイトルがある。
山内昌之さんのお名前は以前から存じ上げていた。途中まで読んでそのまま中断してある「イスラム世界の挑戦」(中央公論社「世界の歴史 20」)」。
いままで歴史家としての山内昌之さんご自身にはほとんど関心がなかったが、Amazonで著作のチェックをしてみて、自分のうかつさにちょっと赤面「(゚ペ) 専門分野で活躍しているだけでなく、安倍内閣のブレーンの一人なのだ。
わたしにとっては、宮家邦彦さんと、この山内さんは、重要な検索キーワードとなった。
新聞誌面のトップや、YAHOO! japanのトピックスで「国際」ニュースをよくチェックしているけど、不十分な理解しかできない。で、ときおり苛立ちがつのったり、「どうなっているのか、これはいったい?」と思ったりする。
「そうか、そうだったのか!」
そういう意味で、ジグソーパズルのピースがきれいにハマって、国際社会の「世界像」が、かなり鮮明に見えてくる快感があ~る(^^)/
とくにシリアを中心とした、難民流出問題と密接に連動している紛争をどう理解したらいいか?
・・・に対し、貴重な示唆をふくんだ対談となっている。
これは地域紛争ではなく、あきらかに「新しい時代のはじまり」をつげる、世界規模の戦争なのである。
《第6章 中国こそが「戦後レジームへの挑戦者」だ》や《終章「ダークサイド」に墜ちるなかれ、日本》は読み逃すべきではないだろう。
対中国、対朝鮮半島情勢を解き明かす上で、非常に重要な大枠がしめされ、今後のわが国の外交政策にかかわる分析と提案が、さわりだけとはいえ、一通り語られているからだ。