二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

撮りくらべ/デジタルとフィルム

2012年04月28日 | Blog & Photo


ことし3月の終わりころから、デジタルとフィルムを併用するようになった。
そしていろいろなことを感じ、多少は考えるところがある。
トップにピックアップしたのは、PENデジ、ファンタジックフォーカスでとらえた画像。
j-peg、アスペクト比3:2からのリサイズ。





そしてこちらは、ニコンF3と50mmF1.4の、ほぼ同じアングルの画像。
フィルムはコダックのネガカラーGOLD、ISO100。24枚撮りが、カメラのキタムラで、1本190円台で手に入る。
どちらも、Webにアップするにあたって、シャープネス、コントラストを、若干いじっている。

PENのアートフィルターでは、春の空気感を表現したくて、ファンタジックフォーカスをこのところ多用している。コントラストおよび彩度低め、露出オーバー、色や輪郭が滲むという、ソフトフィルター効果がある。
これは、大口径のレンズを、絞り開放付近で使用した場合と、ちょっと似た画面づくりとなる。
どちらがいいのかは、好みの問題だろう。
こうして並べてみると、ネガカラーが、約一絞りアンダーだけれど、案外としぶとく暗部の沈みがちな輪郭を拾っていて、いい感じの階調感が出ている。





こちらは、わが家の裏庭ショット。
ニコンF3+50mm、絞り優先でF3.5。背景のボケは、意図した通りに表現された。








この2枚も、50mmで、絞りは開けて撮影している。
被写界界深度が浅いため、一見すると「トイフォト?」といいたくなるような“テイスト”がある。そして、このフィルム独特の色再現のおもしろさ!
昨年の10月からソシアル・ランドスケープや人物写真やキャンディッドに復帰し、かなりたくさんのショットを撮り、mixiアルバムにアップしているけれど、スローライフでアナログチックな写真的世界に、いささか陶酔気味・・・である(笑)。
最大の問題は、やっぱりコストだろうなあ。
いちばんつまらないのが、わたしの場合iPhone写真。
まあ、無料の写真用アプリがいろいろあるので、これからもうちょっと試してはみるけれど。

よく似たり寄ったりのほとんど同じカットを、たくさんアルバムに並べてアップしている方がいる。
現在では、あまりに安易に写真が撮れすぎるので、どれを選んだらいいのかわからないのだろう。デジタルなので、つぎつぎ撮影できる。
こういう時代には、撮影するより選択するほうが、10倍むずかしい。
あれを捨てる、これも。そうして、一枚か二枚を残す。
それが「わたしの写真」「あなたの写真」となる。

かつて50mmレンズフェチだったので、いまでもキヤノン、ニコン、オリンパス、ペンタックス・・・と、4本の単焦点50mmが手許に残されている。
これらを、いつどんなタイミングで再登板させるか、その日のことを想像すると、遠い地へ旅に出かける前夜のような気分になる。
わくわく、ドキドキ・・・気分は少年、といいたいような(笑)。

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