
このところ、RICOH CX6の出番が多く、いろいろと愉しんでいるけれど、トイフォトのほかにわたしが愛用するようになっている機能に、夜景マルチショットがある。
手ぶれしないスピードで連続撮影し、カメラが画像合成してくれるという、IT機器ならではの飛び道具。たしか、CX5から搭載されたはずで、試写を重ねているうち、十分実用になるすぐれた機能であることがわかり、文字通り夜景に重宝している。
トップの一枚は信号待ちで止まったとき、道路の反対側にあるヘアサロンの窓を撮影したもの。たしかに、手ぶれしていないし、露出は室内にほぼ合っている。わたしは露出補正していないから、カメラが高輝度側を適正と選択したのである。むろん、手持ちで、運転席の窓をあけての撮影。
もうひとつ例をあげておこう。


上がCX6の「夜景マルチショット」手持ち、下が、X10のEXRモード手持ちで、カメラ任せ。いずれも駐車場のタクシーなどを見ると、ややノイズっぽく、ディテール描写は十分とはいえない。
まあ、甲乙つけがたい画像レベルだけれど、1/2.3型のCMOSセンサーということを考えたら、驚くほかない。画像エンジンが、まことに多機能なCX6の画像処理に見事に最適化されている。
ここまで何度も書いているように、シャッターの俊敏さは、二代まえのCX4とは比較にならないほど進化している。こうなってみると、リコーがつぎのCX7でどんな技をみせてくれるのか・・・わたしの想像を上まわる。この俊敏さには、X10もS100(パワーショット)もかなわない。
画質はそれなりだけれど、Web使用なら、まず問題はないレベルであろう。
「フラグメント」「働く自動車」は、ほぼ99%CX6で撮っている。「夜への階段」までCX6ということになると、CX6への依存度はますます高くなる。
いったい、シャッターの耐久性はどうなんだろう?
2万回くらいか、3万回くらいか? 酷使しているので、そのあたりが気になって、臨時収入でもあったら、シルバータイプをいずれ買っておこうかと、そんなことまで検討しはじめた。
そこへ、遅れていたソニーのNEX-7が、ようやく店頭にお目見えしたので、きょうは、実機にふれてきた(^_^)/~
価格に見合った高級感が不足しているように、わたしには見えたが、シャッターはすばらしく俊敏である。デジタルカメラは、ここらでようやく成熟期を迎え、個性ある機種が続々誕生している。カメラマニアな三毛ネコさんは、雑誌のメカ記事から、当分眼がはなせない(*_*)