二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

薔薇の名前

2011年06月01日 | Blog & Photo
県立の「ばら園」が近いせもあって、このところ、薔薇にはまっている。
ほとんどの薔薇は、人間が作り出した人工的な花。
ばら園の花の根元付近には、プレートが立てられていて、
薔薇の名前とならび、制作者の名前、作出年代が必ず書かれている。
それを手がかりに、苗木などを買うのである。
園内では、切り花、苗木の展示即売会などが、同時開催され、訪れた人びとが買っていく。

薔薇にはいい値段がつくから、ビニール、またはガラスのハウスでこれを栽培する農家がある。
わたしの知り合いにも、薔薇農家があり、中へ入ると、濃厚な香りに包まれる。
「わぉ、きれいないい商売ですね」というと、
「毎日これだから、もう鼻がバカになっている」という返事だった。
切り花用に、2坪ほどのクローゼットみたいな大きな冷蔵庫があった。

ひとくちに薔薇といっても、驚くほどの多品種だから、
いままでは名前を覚えるどころではなかった。
しかも、人工的につくられた、文字通りの園芸品種ばかり。
「きれいなのはあたりまえ」だと思うと、いくら美しくとも、そうそう惑わされたくはない・・・という思いのほうが強かったである。しかも、野山に咲く自生の山野草と違って、園芸品種は大抵、昆虫とは相性が悪く、チョウなどを見かけることはまれ。



ところが、ことしは「ばら園」へ撮影出かけているうち、ふと薔薇の名前を手帳にメモする気になった。

1.ノスタルジー(Nostalgie)
(独) タンダラ 1995年作出
2.プリンセス ドゥ モナコ(Princess de Monaco)
(仏) メイアン 1982年作出

どちらも耽美的で、グラデーション豊かな、ピンク系の花。



薔薇の種類。
http://www.afftis.or.jp/bara/syurui.htm
こういうページを眺めていると、薔薇のお勉強ができる(^^;)

ことしは撮影だけで満足したが、来年は「苗木を買って育てよう」という気分にならないとも限らない(笑)。むろん、気まぐれだから、保証のかぎりではないが・・・。

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