二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

2012年ベストセレクション第4回「草木図譜」編

2012年12月18日 | Blog & Photo
<草の実>アルバム「草木図譜 Part9」10.13

「これは!」という一枚が撮れたのか、とれなかったのか、微妙な1年だった。
現在は「草木図譜 Part9」が進行中。
大げさないいまわしで気が引けるけれど「草木図譜」は、一応ライフワークのつもりで撮り続けている。
普段着の花や木。あまり耽美的なショットは狙わず、図鑑的に撮ろうと心がけてはいるけれど、ついアートフィルターに頼ったり、ボケを効果的使おうと、雑念が頭をもたげたり(笑)。

単調・単純な写真ばかりでなく、いくらか変化をもたせたいという意図があるからである。
一枚目は、仕事の空き時間をみはからって、大利根の河原を散歩しているとき出会った草の実。これまで何度も書いているように、わたしはこういう写真の魅力を「私の回り道」のかぜくささんに教えてもらった。

草の実はなんだろう?
わたしの場合、どうしても「名」が後回しになる。
「名前なんて、どうでもいいや・・・」そんな気分が吹っ切れない(^^;)
ネット図鑑やポケッと図鑑で調べれば、ほぼ100%わかるってのにね。あとで調べようと思わぬでもないが、忙しさにかこつけて忘れてしまう。



<ナンテンとその影>アルバム「草木図譜 Part9」11.14



<やさしい緑>アルバム「草木図譜 Part8」9.19


どっちも今年のベストショットというには、ほど遠い仕上がりだけれど、まあ、あとで見直し「そうそう。こんな出会いがあったんだねぇ」と、思い出す。スタジオ写真だとか、仕事で頼まれたような場合をのぞき、写真はそれがどんな写真であっても、出会いの産物だと、わたしはおもう。そのために眼を研き、こころと足、手を俊敏に動けるようきたえて・・・な~んてね(~o~) 

植物は海とならんで地球循環系の大事な、大事なエレメント。光合成がなければ、酸素がこれほど大量には存在しなかったという意味で。だけど、どうもこのごろ、人間は植物をないがしろにしている。あるいは、あまりに人工的に、それらを操作したがる。
退屈でも、あまり興味がもてなくても「あるがまま」でいいではないか、いや、あるがままの美しさがいいのだ・・・といってみたい気分がある。
根をおろした場所の絶対性・・・花と木は、わたしにいろいろなことを考えさせる。

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