クラシック音楽ファンで、「タングルウッドの奇蹟」を知らない人はまずいないだろう。
わたしも何ヶ月かまえに、このエピソードを本で読んで、
その感動のシーンを見たかったものだ!
・・・と気持ちがうずいた。
ところが、ところが。
YouTubeで五嶋みどりの検索をしていたら、
このシーンが「投稿画像」としてupされているではないか。
http://www.youtube.com/watch?v=04pXykKsO_k
【1986年、いまや語り草となった事件はボストン交響楽団と共演したタングルウッド音楽祭で起きた。レナード・バーンスタインの指揮で、「セレナード」を演奏中にヴァイオリンのE線が2度も切れるというアクシデントに見舞われた。当時みどりは3/4サイズのヴァイオリンを使用していたが、このトラブルによりコンサートマスターが用意したストラディヴァリウスに持ち替えて演奏を続けるも、再びE線が切れてしまう。最後はガダニーニを借りて演奏を完遂した。これにはバーンスタインも彼女の前にかしずき、驚嘆と尊敬の意を表した。翌日のニューヨーク・タイムズ紙には、「14歳の少女、タングルウッドをヴァイオリン3挺で征服」の見出しが一面トップに躍った。また、この時の様子は、「タングルウッドの奇跡」として、アメリカの小学校の教科書にも掲載された】
(ウィキペディアより転載)
指揮者バーンスタインは感激し、曲が終わるとすぐに幼い彼女を抱き寄せている。
しかも、よく見ると、感動のあまり、バーンスタインがしきりに涙をぬぐっているのである。
TVで録画されていたのだろう。
それを日本の取材番組が借りて放送し、だれかがYouTubeに投稿したのである。
ほとんど伝説化したこのシーンが、net上に置いてあり、
だれでもいつでも見られるとは、YouTubeによる革命がどんなものであるか、
雄弁に物語っている・・・といっていい。
著作権問題が騒がれているので、わたしはこの貴重映像をさっそくダウンロードし、パソコンに保存した(^^;)