二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

キャンディッドフォトが愉しい

2013年05月05日 | Blog & Photo

昨日はたくさんの写真が撮れ、神経が高ぶってしまったのか、明け方になるまで寝付かれなかった。夢中になると、食事どころではなくなる。
被写体を探して、歩く、あるく、アルク。

しかし、集中力が持続するのは、せいぜい4時間。
昨日は重いローライをぶらさげていたので、首は痛くなるわ、こむら返りを起こしそうになるわ、腹は空くわ・・・であった(^^;)

昨日の日記=blogは記念写真ふうのポートレイトでまとめたけれど、今日はストリートスナップ=キャンディッドフォトを4枚載せておこう。


冒頭の一枚は、マイミク岡山太郎さんが褒めて下さった<(_ _)>
帰ってからパソコンで拡大画像を眺め、ふーむむと目尻が下がった。右側から歩いてきたわたしは、かろうじてこのシーンにまにあったのだ。その場では失敗作か、成功作か判断がつかない。
右のお父さんがすばらしい名脇役をつとめてくれたが、撮った瞬間は、そこまでは見えていない。
偶然の女神が微笑んだのだろう。



あれれと思いながら、PENズームを望遠側へ。
そしてあとで、10%ほどトリミングしてある。
道路を横切ろうとしている人たちが、わたしの場所からは3人の行列に見えた。
レスポンスのいいカメラでないと、つかまらないシーンだろう。



これはX10で撮影している。
ピントが中抜けしてしまったかと心配だったが、使えるフォトになったようだ。
こういう場合はノーファインダー。
わたしは被写体となって下さった人びとの動きだけに集中している。
X10はレスポンスがよくなく、こういうシーンを撮るのに適したカメラではない。
半ば偶然に、こんなふうに写ったのである。



この左側の好青年が、ハッセル青年。
ポートレイトもいいけれど、どちらかといえば、一瞬の動きや表情をねらうスナップのほうが好き、かな?
3人の脇役がすばらしい効果を発揮している(・・・と、わたしは思う)。
ただしハッセルは、シャッター音、ミラー音が大きすぎ、キャンディッドには向かない(=_=)



最後に失敗例をあげておこう。
撮影では飽きもせず、数限りない失敗をくり返している。しかし、これはレタッチでの失敗例。
いつもj-pegでしか撮影しないのだけれど、多少はレタッチし、最終仕上げをしてから、mixiのアルバムにアップする。


(A)
これが昨日掲載した写真。描かれた絵を少し強調したかった。


(B)
一方こちらは、女性イラストレーターの手に、色味や明暗を合わせてある。
わたしが現場で目撃したのは、(B)のような光景だった。10%彩度を上げたのが失敗のもと。
むしろ彩度を落とし、コントラストを弱め、さらにわずか明度もレタッチした。

鉛筆画だが、その握り方に特徴があらわれている。しなやかかつ繊細な画家の手が、あくまで主役!
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