昨年、街歩きをしながら、街角のスナップを撮りはじめたころから、上田市はわたしの意識の端に存在していた。
その上田市散策を、昨日ようやく果たすことができた。
上田は、群馬県人のわたしの眼から見て、なかなかすばらしい町である。
町づくりが、うまくいっているのだろう。
伝統と革新のバランス。清濁の両者を、しっかりと抱え込んで、活気のある地域の中核都市として、その役割を十分維持しえている。
むろん、住人として暮らすということになったら、問題点があれこれと噴出
してくるのだろうが、荒廃がすすむ群馬県の小都市とは、はっきりと違う。
群馬の県政・市政が悪いのか、東京までの‘距離の問題’、あるいは‘観光資源’の有無なのか、ほかに原因があるのか、平日の日中であるにもかかわらず、町の中には、ある種の活力があった。
個人商店が、まだまだ元気だし、飲屋街でも、閉店しているような店が、ほんのわずかしかない。観光パンフレットのようなものを手にして、季節はずれの街角探訪をしている人がいる。池波正太郎さんの記念館に立ち寄ってみたかったが、あいにくと休館日。
ここで、トップの写真を眺めてほしい。ここは、北国街道の裏町。
パワフルな看板の行列に圧倒されそうである。右下奥に小さく見えているのは、客引きのおばちゃん!
「お兄さん、遊んでいかない!?」と声をかけてくる。ポン引き風のちょっと危ないあんちゃんの姿もチラホラ。しかし、風俗店の大部分は、暴力団とのつながりがあるから、うっかりと誘いにはのれない(^^;) 運が悪いと、ふっかけられ、身ぐるみ剥がれて放り出される。過去に、とんでもない金額を請求されたことが、一回、二回にはとどまらない三毛ネコさんであ~る(笑)。
しかし、町の浄化作戦だとか、クリーンアップ活動だとかは、やりすぎてはいけない・・・と考えている。明の横には、暗があるように、清の隣には濁がある。そうして、ふところの深い、陰翳にとんだ町のおもむきが形成される。
わたしはETCも使わないし、ナビももっていない旧時代の人間である。地デジ切り替えをきっかけに、TVも卒業してしまった。情報源はラジオやインターネットくらいだろう。町のしがない不動産業者なので、「最先端情報」を知っていたからといって、飯の種にはならない。
ごく単純にいって、反グローバリゼーション、反原発、反アメリカ文化、そして・・・死刑廃止論者である。昭和の頑固じじいとしての面目にこだわっている(^^;)ムハハ
写真の場合では、その地域のランドマークにはめったに眼を向けず、もっともっと、パーソナルな感覚にこだわって、被写体を見つめていく。
10:00に家を出て、帰宅したのは、17:30すぎ。
実質的には4時間ではあるが、一日中、写真づけだったので、まあ、本人は先発完投のつり・・・。途中休憩をまったく撮らなかったから、くたびれた~~_(._.)_グス
枚数が多くなってしまったので、撮影に使ったカメラにしたがって、D7000編、LX5編の二部構成とした。
さらに二枚ずつこちらにアップしておこう。
D7000
LX5
普段は「通りすがりの傍観者」として、冷ややかに町のたたずまいを観察する。
しかし、たまには、声をかけて、その内懐(うちぶところ)に入り込んで、被写体のリアクションを愉しむような撮影がしたくなる。幸いなことに、午後の上田でであった子ども二組を撮影することができた。
いなかの子どもは、素直で明るく、元気いっぱい! 話しているだけで、エネルギーがもらえる。
店先で**に興じているおばちゃんたちも撮影したが、こっちはヤバイので、「全体に公開」はやめておこう(=_=)
mixiアルバムはこちら。
「信州上田市散策」(1)D7000と単焦点レンズを使用
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000044105288&owner_id=4279073
「信州上田市散策」(2)LX5を使用
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000044106237&owner_id=4279073
いつもご覧いただき、イイネ! マークやコメントありがとうございます。