探しにでかけよう
いま輝いているものたちを。
それは無数に存在するのだけれど
探さないと見つからない。
隠されているわけじゃないのに。
努力が必要なのさ
小さいが 絶え間のない努力が
きみの眼を研ぎすましていく。
カメラがある。
一台二台 いやもっとたくさんの。
その一台一台が そしてレンズがきみの眼となる。
カメラがなくても見えるけれど
カメラがあると「もっとよく見よう」とする。
見たら記録しようとする。
被写体はどこにだってある。
その日の気分できみは被写体の種類をチョイスする。
逃げていくもの。
向こうからやってくるもの。
声をだすもの ださないもの。
遠くからやってきて
きみのそばを通過し ふたたび遠ざかる。
夜。
深いふかい夜の底を一頭の老猿のようにさまようこころがある。
カメラがたえず新鮮な被写体を探しているように
きみのこころは夜の底からでて
帽子を目深にかぶって
「いまそこ」で輝いているものたちに遇いにいく。
記録したものはアルバムになっていく。
きみの眼が 街角にある
観客のいないステージをひっくり返し
ひっくり返して移動していく。
石の乳房や トンボの櫛
レタスの喫茶店を過ぎて
物語のはずれにある突堤。
そこを過ぎて。
過ぎて。
いま輝いているものたちを。
それは無数に存在するのだけれど
探さないと見つからない。
隠されているわけじゃないのに。
努力が必要なのさ
小さいが 絶え間のない努力が
きみの眼を研ぎすましていく。
カメラがある。
一台二台 いやもっとたくさんの。
その一台一台が そしてレンズがきみの眼となる。
カメラがなくても見えるけれど
カメラがあると「もっとよく見よう」とする。
見たら記録しようとする。
被写体はどこにだってある。
その日の気分できみは被写体の種類をチョイスする。
逃げていくもの。
向こうからやってくるもの。
声をだすもの ださないもの。
遠くからやってきて
きみのそばを通過し ふたたび遠ざかる。
夜。
深いふかい夜の底を一頭の老猿のようにさまようこころがある。
カメラがたえず新鮮な被写体を探しているように
きみのこころは夜の底からでて
帽子を目深にかぶって
「いまそこ」で輝いているものたちに遇いにいく。
記録したものはアルバムになっていく。
きみの眼が 街角にある
観客のいないステージをひっくり返し
ひっくり返して移動していく。
石の乳房や トンボの櫛
レタスの喫茶店を過ぎて
物語のはずれにある突堤。
そこを過ぎて。
過ぎて。