二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

銀塩フィルムカメラがある生活 ~総集編

2019年08月16日 | Blog & Photo
   (5台のフィルムカメラ♪ ニコン、キヤノン、アサヒペンタックス)



◆ときおりどーしようもなく“わたし自身”について語りたくなる。今回はカメラマニアなは・な・しの総集編のつもりである。気が向いたらおつきあい下さいませ◆

いまごろになって、なぜかフィルムカメラに、やたらと惹かれる。ノスタルジーがあるし、わたしが“アナログ感覚”にこだわるアナログ人間であるからだ。
ただ残念なのは、往年のフィルムカメラを使っている人は、ミク友さんではツバメさんしかいないこと(;´д` )
彼女はライカM6の使い手だし、暗室作業までこなす本格派。
わたしもライカは過去にボディ2台、レンズ3本を持っていたことがある。


ここにあげた5台に共通しているのは、
・国産のマニュアルフォーカス一眼(モーター駆動のAFではない)
・金属製ボディ、金属製レンズ鏡胴(絞り指標があり、被写界深度が確認できる)
・ニコンFM2、アサヒペンタックスMXはフルマニュアル、それ以外はAE機種
・断るまでもないがハーフサイズカメラと、水ぶくれしたF4以降のニコンには興味なし
・セットしてあるのは、50ミリレンズが主力。この画角こそわたしのレンズ♪


さらに付け加えれば、美品レベルの完動品であること、だろう。この時代のニコンの信頼性はゆるぎないものがある。一時期人気があった京セラ・コンタックスは、レンズはともかく、ボディはゴムにべたつきが出ているものが多いし、オリンパスはミラーが腐食したり、露出計がいかれていたりと、まともに使えるものは極めて少ない。

これらのあと、AFが一世を風靡することになるが、プラスチッキーなその90%以上はいまやほとんどジャンク品。
リサイクルショップに山積みされているものをよく見かけるけど、すべてゴミといっていいだろう。


  (キヤノン党だったころ、AE-1、A-1、T70、T90などを遍歴した。30代半ば。セルフタイマー撮影)


  (ライカM6&ズミクロン35ミリF2で。42-3歳ごろの自写像)


  (ライカM3初期モデル&ズミクロン50ミリ沈胴タイプで。44歳ころの自写像)


以前も書いたことだが、キヤノンAE-1がわたしの最初のカメラで、1976年の発売となる。これを東京に住んでいた学生時代に標準レンズキットの新品を買い、レンズは中古28ミリF2.8、200ミリF4を買った。そして木村伊兵衛気取りで神田や本郷、銀座、佃を撮り歩いたのだ。
それから何台のカメラ、レンズを売ったり買ったりしたのだろう。

デジ一は、昆虫のクローズアップが撮りたくて、ニコンD70を購入してデビュー(^^)/~~~
そしていったんはフィルムカメラからは卒業した・・・つもりでいたのだ。お財布が厳しかったし、仕事が忙しく、時間もなかなかとれなかった。
自営業に転身したのが14年ばかり前となるが、そのころから徐々にペースをつかんで、フィルムカメラに戻ってきた。
フィルムスキャナも、現在使用しているキヤノンスキャン9000FM2が3台目。

わたしには「カメラの肖像」というアルバムがある。近ごろは皆さんにご迷惑がかかると考えて非公開に設定。
要するにカメラ・レンズという機材そのものが好きなのだ(*^o^) 
書斎で空シャッターを切っているだけで、俗にいう“癒し効果”があるようだ。アサヒペンタックスMXが一番新しい(・・・わたしにとっては)機材なので、フィルムが入っていなくても、身近に置いていじり倒している。

1970年代、80年代に発売された金属製マニュアル一眼にふれ、操作する。こういうアナログチックな愉しみは、デジタルではほとんど得られない。いや、デジタル機材でも、愉しみ方いろいろですよ~という人もいるだろうが。

というわけで、今日は「カメラの肖像」からテキトーにpic-upして、記録としてしばらく保存しておくことにした。
むろん、機材おたくというほどではない。だけど、少年時代から蒐集癖があったのは否定できない・・・な(=_=)テヘ 
このほかにも十数台のカメラがある。その半分はジャンク品すれすれ。
下取り値引き用に置いておくつもりの機材も、7-8台。売るのを忘れているのだ。


























フィルム写真に関心がない人から見たら、これらもゴミということになるだろう。
現代ではこれらのカメラは、実用品というより“趣味のカメラ”という位置づけになる。
わたし自身が設計し、二度目の家を建てたとき、暗室作業をするつもりで3畳の暗室をつくった。現在そこが写真関係の資材庫、書庫になっていて、100冊ばかりの写真集がストックしてある(暗室作業は結局しなかった)。現在では手に入りにくい、貴重な写真集も存在する。

そしてそれらわたしが愛してやまぬ写真集は、ほぼ100%銀塩フィルムによるものである。その事実は重いんだなあ――少なくともわたしにとっては。



※本にうもれ、カメラやレンズにうもれ、クラシックCDにうもれ。
現役からリタイアし老後となったので、いくらか方向転換を図ろうと思わぬでもないが、ムリかな(?_?)
ムリだろうな(ノ_σ)タハハ ハ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お盆の墓地 | トップ | 猛暑にグッタリ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Blog & Photo」カテゴリの最新記事