こういう日の丸を見るとギョッとする。
右の文字は「皇威を八紘に輝かす」とでも読むのだろうか?
無辜の庶民が、こうして兵隊さんを戦地に送り出した。戦地はそのまま、死地でもあったろう。
前橋の住吉町にある小さな私設資料館の展示物。
この周辺では大空襲により、五百数十人の命が奪われた。
戦争の傷跡は、探せばいたるところにある。日本中、いたるところに。
「昭和史」を学ばねば・・・と、この種の資料を見る . . . 本文を読む
今日は仕事の予定が狂って、ヒマな一日となったので、カメラをひっさげて、前橋市街地をクルージング(^^♪
時間は少し短かったけど、けっこうたくさん撮影ができた。お天気上々、しかし最高気温29度もあって、蒸し暑かった。
しばらく歩きまわってから、ほぼリタイアした友人Kさんに「ランチでもどうですか」と連絡したら、自宅が近い彼はまもなくクロスバイクに乗ってやってきた。
「そうだな、あのへんなら『食堂松葉 . . . 本文を読む
鉄板の切れ端に、ベージュのペイント。そこに「鉄くずはおかないで」の手書文字があった。
これ自体、ステキなオブジェだと思って、ついパチリ♪
街角や郊外は、B級アートの宝庫。いったいここはなんだろうと思いながら、つい頬がゆるんだ。
・・・こういうカメラ散歩がやめられない。 . . . 本文を読む
大岡信さんが、朝日新聞の第一面に「折々のうた」というコラムを連載していたのは知ってはいた。
しかし、引用してある「うた」は、1行か2行。それに対し、180字ばかりのコメントが付せられているだけなので、毎日眼にはしていたが、読むにはいたらなかった。
さっき調べてみたら「折々のうた」は、1979年1月にスタート、1989年まで、足掛け10年連載されたという。
これほど長期に渡ってつづくことになろうとは . . . 本文を読む
ローライフレックス3.5Fで撮影したブローニーカラーの現像済を受け取りにいったついでに、購入予定はないにもかかわらず、フジX-T2のカタログをいただいてきた。
そこにあった、アクロスモードで撮影した少女のポートレイト。
「おっ、これは!」と内心うなった。
フィルムがほんとうにいらなくなったな・・・というインパクトがあった。すばらしきアクロスモード(゚д゚)
むろん撮影時の光線状態にもよるし、カメ . . . 本文を読む
ありふれたコンクリートの突堤から
一人の釣り人が釣り糸をたれている。
永遠のほうへ。
西空で金色の魚が跳ねる 跳ねる。
手がとどかぬ遠い とおい過去に向かって。
キュイキュイ キュイキュイ
極彩色の鳥が空間を引き裂いて鳴き
荘厳な神々の夜がはじまる。
釣り人の眼の縁を移動するオリオン!
やがて 人びとのこころを濡らす雨が降ってくる。
. . . 本文を読む
上信電鉄のその名も根小屋駅。小さな駅に、サファリパークのラッピング電車が入ってきた。
ホームにあらわれて、切符を受け取り、安全を確認して、発車信号を送る女性駅員。
このほか、二人の女子高生が下りてきた。秋が深まっていく西上州への入口。
久しぶりによいお天気、強い西日があたりはじめていた♪ . . . 本文を読む
AMAZONからマイヤーの「Self-Portraits」がやってきた。送料込みで約4300円。
奥付を見ると、イタリアの出版社。なぜか?
ざっと見ただけだけど、これまた編集に不満。違う見せ方があるはずだけどねえ(ノД`)
左はわたしのヤシカマット124G。かつて友人が使っていたこの一台が、二眼レフの魅力を教えてくれた。
その後3カ月ばかりたって、ローライフレックス3.5Fを手に入れたから . . . 本文を読む
何を見ても何かを思い出す」というのは、アーネスト・ヘミングウェイの未発表短編集のタイトル(高見浩訳)。
中身は読んではいないけれど、数年前から、このことばがとても気になるようになった。こういう心的現象は、熟年あるいは老年になった証拠ではないだろうか?
歳をとるにしたがい、だれしも、記憶遺産がふえていく。
「少しでも若く見られたい、若くありたい」と人びとは願い、そう振る舞う。
「退屈? ボンヤリ . . . 本文を読む
テという文字が踊っている。
ンという文字がなにやら呻いている。
そして よく見ていると
ベもあるし ルもある。
小さな声で鳴いている。
画布のような白っぽい原っぱのあちこちで。
近づいてみると それは猫たち。
ぼくの目の前から姿を消してしまった猫たちなのだ。
猫が文字のように
文字が猫のように
愉し気に騒ぎ 踊っている。
なにか歌っている。
今日はいいお天気。
コスモスだって揺れている。
踊っ . . . 本文を読む