二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

夜空の眼(ポエムNO.3-02)

2018年04月08日 | 俳句・短歌・詩集
年老いて無感動になってしまった黒い牛が ゆっくりと夜空をわたっていく。 星が消えたりまたたいたりするので それがわかる。 しっぽがぼくのおでこを ときおりこする。 よだれの飛沫も飛んでくる。 夜空の黒い牛は足音をたてない。 牛は立ち去る そして時代を伐りひらいた 大いなる人物も。 明日は・・・明日はだれのための時間だろう? 人生の締め切りがせまってきた  ぼくやぼくの友人たちにも。 大都会の納 . . . 本文を読む
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「笑顔集合っ!」NO.5 キジ猫を抱く女性

2018年04月08日 | シャッフル/photos
「笑顔集合っ!」の5はこちら、ほぼポートレイトといってイイ写真(^^)/  撮影したのは荒川上流の長瀞、石畳の上。 女性2人とキジ猫(わたしがそう名づけた)に出会ったときの一枚♪  抱き方がぎこちないのは、彼女にとって猫を抱くのは初体験だからだ(^-^*)/  猫の飼主はおっちゃんで、傍で見ていた。 抱き上げてみたら、彼女の腕にあまる大きさ、重さ。 猫も怖がっているのかも(-_-) . . . 本文を読む
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「笑顔集合っ!」NO.4 笑う犬

2018年04月07日 | シャッフル/photos
「笑顔集合っ!」のNO.4はこちらのフォト。 mixiサイズ640×426の画像が見つからないので、gooブログサイズ500×330でUPしておこう。ご覧のように、笑っているのは犬(*_*)  撮影した瞬間に気が付いた。 「おや、笑っているね!?」と問いかけたことを覚えている、利根の河川敷を散歩中に♪ . . . 本文を読む
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「笑顔集合っ!」NO.3

2018年04月06日 | シャッフル/photos
はてさて「笑顔集合っ!」のNO.3。 すでに書いたように、ここで扱うのは、すべて5年以上昔の写真ばかり(~o~)  人物写真は、撮るときも、撮ったあとも、いろいろな配慮を必要とするんだなあ。 これは、M公園のお花見のとき「見つめ合ってくれますか?」と依頼して撮影した恋びと同士。 あとからデータはお二人にお渡ししている。名刺を差し上げたので、会社までお見えになったのだったかな(?_?)  その . . . 本文を読む
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「茶の世界史 緑茶の文化と紅茶の社会」角山栄(中公文庫 1980年刊)レビュー

2018年04月06日 | 歴史・民俗・人類学
   (背景の建物はわが茅屋「二草庵」の一部) 本書は1980年12月に刊行されている。奥付をみると2016年までに37版が発行され、わたしが入手したのが、2017年の改版。 かなりの冊数が世の中に出まわり、高い評価をあびているものと推測される。 広告ページを参照すると「名著刷新!」の大きな文字が躍っている。 ただし、mixiには42件のカスタマーレビューがあるれど、Amazonには2件のレビ . . . 本文を読む
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昨日の風、今日の風(ポエムNO.3-01)

2018年04月05日 | 俳句・短歌・詩集
風に乗ってやってくるあまたの種子が わが家の庭に着地する。 眼にはさだかには見えない 透明で気まぐれな運搬者よ そして 風よ・・・風よ! ナズナやハコベ ムラサキゴケ スミレ ホトケノザ きみたちがどこからやってきたのか 風に訊けばわかるだろうか? おそらく 春は風がはこんでくる。 風は大気とか空気とかと呼ばれ あらゆる隙間を見逃さない。 すべての空間を満たす 彼らの流儀で。 人びとは大気への . . . 本文を読む
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「笑顔集合っ!」NO.2

2018年04月05日 | シャッフル/photos
少しあいだが空いてしまったけど、「笑顔集合っ!」のNO.2はこちらをUPしておこう。 人物スナップに人びとが猜疑心を持つようになったのは、そもそも写真週刊誌なるものがゴシップ、スキャンダルを目玉商品にし、世間の耳目を集めたことによる。 ヨーロッパではダイアナ妃事件、わが国では「FOCUS」「FRIDAY」がその代表格。 問答無用の“盗撮”を武器とし、何ともえげつない内容が世間の顰蹙を買った。さ . . . 本文を読む
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「新人生論ノート」木田元(集英社新書 2005年刊)レビュー

2018年04月04日 | 哲学・思想・宗教
ある程度の年になると、人は人生論を語りたくなるものらしい。 五木寛之さんなど、お若いころは、かなりいま風(といっても70~80年代風)のとんがった小説を書いていたのに、老年になって、仏教と人生論が得意分野となった(笑)。 本書は編集者が「三木清の『人生論ノート』のようなものを」と、木田先生に注文をつけ、集英社の広報誌「青春と読書」に連載したものだそうである。 木田先生といえば、西洋哲学の専門家。 . . . 本文を読む
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ブルーの日除けテント

2018年04月04日 | シャッフル/photos
「桜狩り」のアルバムからもう一枚、これをピックアップしておこう。 この爽やかなブルーの日除けテントは遠くから眼についた。 「可愛いですねぇー、撮影させてもらってイイですか?」と保護者の方にたのんだら、即座にOK。 きびしい逆光条件だったので、露出補正し、さらにレタッチ(^^;)  記憶に残るステキな一枚となった♪ 「手作りのお弁当、おいしそうだにゃあ」  どうもありがとう、小さな天使たち(^^ . . . 本文を読む
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「二〇世紀の歴史」木畑洋一(岩波新書 2014年刊)レビュー

2018年04月04日 | 歴史・民俗・人類学
こばたさんとお読みするのかと思ったら、きばたとお読みする。東大出の先生で、ご専門は、イギリス帝国史、国際関係史、国際関係論。 わたしの関心はこのところ、世界史へと向かっている。古代史や中世史については、これまで、そこそこの本を読んできたが、近現代史には弱いので、二〇世紀に焦点をあてているこの本を手に取った。 しかし10日ほど前に読みおえているため、いささか、印象が薄れてしまった(^^;) この本 . . . 本文を読む
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