二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

アンを夢む(ポエムNO.3-62)

2020年05月15日 | 俳句・短歌・詩集
   (2011年7月 前橋) 刈り込まれた草のみどりの カーペットの上で アンが小鳥たちとはしゃいでいる。 Green Gablesのアン。 たったいま生まれた というような いい匂いのする真新しい風景の中で アンの長い巻スカートが風にゆれ 子犬がそれにキャンキャン戯れる。 ひとすじの涙みたいな小川が流れる。 マリラとマシューは少しはなれ 手作りのサンドイッチをパクつく。 アンと名のる . . . 本文を読む
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国蝶オオムラサキ

2020年05月15日 | シャッフル/photos
しばらく小さな生き物を連続して取り上げてみよう。はじめはこちら。 ご存じの方が多いと思うけど、オオムラサキ♂。 日本の国鳥、ならぬ国蝶。 はじめて実物をまのあたりにしたときの感激(@_@)  結局は図鑑写真だが、それでも満足まんぞく。 メタリックブルーの輝きはいま思い出してもワクワクする♪ . . . 本文を読む
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ドナルド的日常(ポエムNO.3-61)

2020年05月14日 | 俳句・短歌・詩集
   (シロコブゾウムシ 2018年6月撮影) 耳は聴きたいものだけを聴き 目は見たいものだけを見ている。 「おとしを召した証拠でしょう」 二歳下の髪のうすい友人はそういってカラカラ笑った。 ドナルド・ダックのようにわがまま。 大事な相棒 ミッキー・マウスを平気で蹴飛ばし 蹴飛ばし右ひだり。 「ちくしょう 足が痛えな」 マンガチックな日常。 ただし四コママンガなのに  四コマ目がない。 . . . 本文を読む
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人なつこい鳩

2020年05月14日 | シャッフル/photos
さてNO.18はこれ。真冬に県立公園の水辺を歩いていたとき、防寒のため、白いブツブツがある手袋をしていた。それを見た鳩がわたしの手に止まったので、ビックリ!!  滑り止めの白いゴムを餌と間違えたのだ。 グルック、グルックとのどを鳴らしている。 元の飼主とはぐれたのかな(~o~) 後日、餌を買って、手なずけようとして、2-3回公園へいった。 これはそのときの一枚(^^)/  鳩がくるのを予測し、 . . . 本文を読む
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ヒキガエル

2020年05月13日 | シャッフル/photos
中断していた過去からの手紙NO.17は蛙つながり・・・あるお寺の境内で目撃したヒキガエル。 この恰好で撮影中ピクリとも動かなかった。 おまえら役者やのう、エロいというより、どう見たってグロいと思うが(;´д` )ウムム . . . 本文を読む
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YouTubeクラシックに首ったけ!

2020年05月12日 | 音楽(クラシック関連)
   (2019年5月のバラ。EOS6DⅡ&50ミリF1.8STM) ところでなぜYouTubeクラシックにはまったのかというと、 https://www.youtube.com/watch?v=Ad22A-mm8xM  (1986年収録) 生前はアメリカで一番有名だったロシア人(ユダヤ系だが)。 故郷ロシアに帰ってステージに立ったのは何十年ぶりだったのか!? https://www.you . . . 本文を読む
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そのための水曜日(ポエムNO.3-60)

2020年05月12日 | 俳句・短歌・詩集
おや 今日は何曜日だっけ と そばにいない妻に訊ねる。 「昨日は月曜 だから今日は火曜だよ」 壁に掛けたカレンダーが妻にかわってこたえてくれる。 「じゃ明日は水曜かしら」 ゴミの日だ 燃えるゴミの日。 捨てたいものが うんとこさ溜まっている。 過去からやってくる漂流物。 いろんなもので埋もれそうになっている。 愉しかったり悲しかったりうるさかったり そういった過去を踏んづけてばかりいるんだ . . . 本文を読む
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ことばを使って表現しきれないところからは音楽の出番です

2020年05月11日 | 音楽(クラシック関連)
   (2016年11月 高崎) 青柳いづみこさんは、そう語っている。 「ことばを使って表現しきれないところ」があることを、詩を書きながら、わたしも感じている。 ドビュッシーの音楽は、しばしばことばを旗印にしているが、音楽はそこからさきに向かって、とても繊細に、フレキシブルに展開する。新鮮なフルーツのように、果汁がほとばしる(*゚v`)ノ これまで見た(観た)ことのない風景をくりひろげ、耳をか . . . 本文を読む
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同居人アマガエル2

2020年05月11日 | シャッフル/photos
昨日見かけたわが家の同居人、アマガエル(@_@)  どうぞじっくりご覧下さい。憎めないやつですよ、動きがユーモラスだし。 敷地内を探索すれば、こんな同居人が何十匹も出てくる。 どこにいるのかによって、皮膚の色が微妙にことなる。 人間もこんな風に皮膚の色変えられたらおもしろいのにね。 . . . 本文を読む
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暁の通風口(ポエムNO.3-59)

2020年05月11日 | 俳句・短歌・詩集
暁の通風口からまだ神々の寝息がもれる時刻。 風にゆれる橡の葉かげ眠っていたことばたちが 眼を覚まし・・・三々五々 つれだってこっちへやってくる。 大いなる景色の暗がりにあるresonatorが共鳴して ささやかな音楽を奏でる。 それは神々の音楽であり おならなのだ。 夜と朝の波打ち際。 そこをゆっくり遠ざかっていくほっそりした人影があり あれはもしかしたら 若き日の祖父かも知れない。 ・・ . . . 本文を読む
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