前回の為替の予測にTriangle Correction が有りませんでしたので、今回は
この調整波で予測します。Triangleも三つのタイプがありますがその1つで
予測します。初期の予測は95円の上限は後期つまり2015年の最後に
来ると予測しましたが、既に95円弱まで上がりましたので、その
可能性としてTriangle Correctionがあります。
1995~2007年までの12年間の巨大な調整波もこの波動です。
下の限界が100円前後の下向きのTriangleです。1995年は80円前後まで
下がりましたが、これは阪神大震災による影響です。その後から12年に及ぶ巨大な
Triangleを形成しています。この解釈で19971年からの波動の分析が、専門家により
異なったものとなります。ほとんどの専門家は、Triangleと見ていないようです。
Zigzag ABC 又は Double Zigzag WXYの、B波とX波は、調整波を更に調整する波です。
これは拡大型Triangle以外はどの調整波でも良いですが、一般的にはZigzagや
Flattを呈しますが、1971年からのドル円の為替のX波は述べたように
Triangleです。これは頻度としては全体の5~8%しかない珍しいものです。
この調整波が今回も起こることが予想されますので、Triangleとした場合の予想図を
書きました。もしTriangleなら今後は95円を超すことはないと言う事です。
株の最後の暴落後は図の様に史上最大の円高となります。
国家の対策により、図の様に4つの可能性を書きました。どちらにしろ日本経済にとって
キツイものとなります。1ラウンドでダウンした後、挽回は難しいようです。
勿論Triangleでない可能性もありますが、むしろその方が挽回の波動に
なりやすいですが、今の戦略なき政権・最高の専門家集団・ブレイン
なき日本の国家の有り方は、困難が待ち受けているようです。
まあそれでも耐えられる国民性ですから良いですが。その国民性を作ったのはやはり自然の
猛威・大震災と思われます。為替の節目も大震災が関わっています。1995年の
阪神大震災後は一時的に円高となりますがその後12年に及ぶ調整波=円安を形成。
2011年3月11日の東北大震災は、史上空前の円高≒76円を呈し、2012年
2月からの今の円安となっています。この理論から行くと2020年からの
巨大な円安は、その前後に考えられないような自然災害が起こることを暗示させます。
実際色々な情報はそれを示唆します。
1・過去の震災から、東=東北、東南海、南海地震は連続しています。つまり関東や東南海の
更に南海の巨大な地震が予想されます。
勿論沖縄でも、巨大な地震と津波が予想されます。明和の大津波では、八重山の人口は
激減しています。
2.東北の貞観地震の後は、9年おきで巨大な地震が南へ動いたようです。
東北→関東→東南海→南海と連動したようです。
3.地震や噴火の予測専門家で、沖縄の琉大の木村教授は、独自の理論にて、
近々の富士山の噴火を予測しています。その理論の発展と検証が望まれます。
4.そのデータを私なりに解釈し、2016~2020年の間に噴火の可能性を予測した
事を以前のブログで書きました。
この様な自然災害の多発は、日本人の行動にも影響すると思います。貴金属や商品にあまり
興味を示さなかった人が、地震時の崩壊を目のあたりにして、不動産は崩壊するもの
である事を理解したならば、金の輝きに魅了されても不思議では有りません。
実際日本は、昔は黄金の国ジパングと呼ばれていたのですから。今回の貴金属の暴騰で
目覚めるでしょう。今後は世界的に通貨の垂れ流しはもっとひどくなり、英米仏の
資本主義が崩壊したら、それは中央銀行の崩壊と同じことですから,紙の通貨
=紙幣は信用がガタと落ちます。何せ印刷機を回せば作れるのですから。
“FRB壊れて貴金属残る”と言う事でしょうか?