歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

中央銀行制度と資本主義の崩壊 誰が何を握るのか?

2019年02月27日 14時10分15秒 | 独裁政権

● 資本主義が崩壊するのは、既定の未来です。その時の中央銀行の
  廃止を心配する向きがありますが、中央銀行という権威は
  お金の便利さと同様、亡くなるものではありません。

● 現在の共産主義国家である中共も独裁国家であるし、イスラムや
  ロシアも中央銀行制度はあります。つまり中央銀行制度
  そのものがなくなることはあり得ないという事です。

● 国家のシステムが変わっても、お金は無くなることはありません。
  問題はだれがお金を支配するかです。現在の資本主義では
  一部の金持ち(国際金融機関といわれる集団)
  がお金を支配してぼろもうけしています。

● これが現代の資本主義の特徴です。例えばUSAの中央銀行である
  FRBは100%民間銀行(国際金融機関)が握っています。
  しかし日銀の51%の株は国家が握っています。

● 中央銀行を支配するものは、札の印刷権を握ることにより、黙って
  いても膨大なお金が金利支払いという形で、国家から入ってきます。
  同時に我々は彼らに税金という形で毎日膨大なお金を支払っています。

● これが中央銀行を支配する、濡れ手に粟”のうまみです。勿論
  中央銀行にお金はありませんが、国にお金を貸すという形で
  金利を国からとります。勿論最終的には我々の税金です。

● 普段は、国や各銀行の帳簿にただ数字が書き込まれるだけです。
  お金のやり取りは、要する帳簿へのお金の記入だけです。
  勿論必要なら、一部を現金に印刷して渡しますが・・。

● このただ帳簿に記入する行為で、FRB=言い換えれば国際金融機関は
  膨大な気が遠くなるような金利という儲けを得ることになります。
  従って、お金を使っての支配が出来ます。

● これが本当はFRB=国際金融機関が本当の支配者といわれるゆえんです。
  従って暗殺された殆どのUSAの大統領は、FRBを怒らせたせいと
  いわれるのはこのことなのです。

● 言い換えれば、中央銀行制度を変えようとしたり、それを少し無視
  しただけで、殺されたのです。本当の支配者はお金を支配する
  ものという事が分かります。これが資本主義です。

● それでは、江戸時代はお金を作ったのは誰でしょう。言い換えれば
  小判を作ったのは藩であり支配者です。実際の王様=殿さまです。
  これが資本主義では、国際金融機関という事です。

● つまり、体制が変わっても誰かがお金を作ることには
  変わりがないのです。本当の支配者がお金を
  作ることは、何時の時代も同じです。

● システムが変われば、言い換えれば資本主義が崩壊すれば、今度は
  次の支配階級がお金を作り管理して膨大な儲けを得ます。
  しかしそれでも便利な中央銀行制度は無くなりません。

● 便利なお金が無くならないのと同じです。ビットコインも形を変えた
  お金であり、本質的な問題ではありません。ただITに適応した
  システムという事です。これも最終的には国家に支配されます。

● 問題は、
      ❶ 資本主義は崩壊するのか?
      ❷ いつ頃崩壊するのか?
      ❸ どのような国が崩壊するか?
      ❹ 資本主義が崩壊した国は次はどうなるのか?
      ❺ 現在資本主義でない国はどうしているのか?
      ❻ 中央銀行制度はどうなるのか?

● これらはすべて、歴史を見れば、そして歴史経済波動学でみれば
  一目瞭然といえます。

● トランプ氏とその支持者は現在FRBを支配していない、つまり、
  現支配階級側ではないのです。だから大混乱が起こり、
  現支配階層が彼を支配・又は潰そうとしているのです。

● 殆どのマスコミは、反トランプなのです。それに対してトランプ氏の
  力は、国際金融機関でない側・言い換えれば国家機関や軍隊や
  労働者という事になります。これが革命といわれるゆえんです。

● しかし、当分は現支配階級の支配は、国の隅々まで行きわたって
  いますから、対立と妥協を繰り返しての戦いが始まります。

● それでも体制には寿命がありますから、2046年前後には必ず体制は
  崩壊します。言い換えれば、FRBの支配も現国際金融機関から
  離れるという事です。それでは誰の手にわたるかという事です。

● 資本主義の次の支配階級は、マルクスが予言したように、共産主義も
  あり得ますが、必ずしも共産主義だけではありません。全てには
  対立するものがあります。共産主義の対立因子は、

● 白色独裁勢力、または個人独裁、又は一部組織の独裁という勢力です。
  現在では北朝鮮や韓国やキューバ、東南アジアの各国等があります。
  金正恩の独裁、カストロ、ドウテルテ大統領等の形です。

● USAでも、共産主義革命の可能性は、今の若者に社会主義がモテモテで
  あることからも見えます。又はトランプ氏のプチ独裁にも
  見て取れます。家族による政権への関与・独裁です。

● つまり、何時の時代にも対立因子はあるし、特に革命時期は対立因子が
  明らかになって来るのです。それがUSAや西ヨーロッパに
  現れてきているのです。いわゆる世紀末現象です。

● つまり、USA/大西洋資本主義諸国の将来の国家は、共産主義革命が
  起こり共産党の支配による中央銀行の支配か、または
  白色独裁による中央銀行の支配です。

● 現在でもイスラム世界やロシア・東欧では100%王様又は一部組織の
  完全な支配下にあります。それでも中央銀行はあります。
  ただ国際金融機関の支配下にないだけなのです。

● 体制は変わっても、便利なお金や中央銀行制度や企業制度は
  永遠と続くのです。支配の中で、最も大切なのは
  お金の支配、つまり中央銀行制度です。

● 支配階級がいなくなる世界や、世界はネットでフラットになると
  いうのは、一時的な妄想にすぎません。ネット時代の
  便利さに酔っているだけです。

● 貴方もやがて、ビットコインの夢から覚めるでしょう。
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タリバニスタンは歴史の流れ 

2019年02月26日 13時13分39秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)2月26日(火曜日)弐
         通巻第6004号    
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 アフガニスタン和平交渉、大詰めか
米国とタリバンがカタールで直接対話
****************************************

 世界史にはよくある話。
 アルカィーダはCIAが育てた。首魁のオサマ・ビン・ラディンンは米国を裏切り、NY同時テロをやってのけ、怒り心頭の米国は、特殊部隊を送り込んでパキスタンに潜伏中だったオサマを殺害した。

 NYテロから十年の歳月が過ぎ去っていた。襲撃は海軍特殊部隊のシールズの仕業と思われていたが、のちにシールズから独立した海軍特殊戦闘開発グループ(DEVGRU)の訓練の結果を分かった。
 
 米軍の報復はドイツなど多国籍軍を形成し、兵站の空輸ではロシアすら上空通過を認めた。
 パキスタンに四つの空軍基地を借り受け、パキスタンの核開発にも目を瞑り、北のキルギスのマナスにも海兵隊の兵站基地を置き、大軍を投入した米国のアフガニスタン戦争が始まった。
そして17年の歳月が流れ、米国の傀儡といわれるカブール政権は、汚職が凄まじく、しかもタリバンとの戦闘には弱い。米軍は引き揚げたい。だが、いま撤収すればタリバンの天下になる。

 しかしトランプ政権は異なった。明確にアフガニスタンからの撤退を公約し、ペンタゴンと対立しながらも、孤立主義の色彩を日一日を濃くしている。シリアから撤退すると言えば、クルド族は「裏切り」と非難したように、カブール政権は「タリバンと交渉するなど、米国は我々を裏切るのか」ということになる。
 だが、米国はいつもそうやって間違いばかりしてきた国である。

 米国はタリバンと直接交渉を水面下で進行させてきた。2月25日にカタールの首都ドーハで、米特別代表のカリザドと、タリバンを代表してムラー・バラダルが会談し、交渉は大詰めを迎えた観がある。
 米国の撤退条件は「ふたたびアフガンをテロの出撃基地にしない」。タリバンは、そうした条件は戦術的選択として受け入れやすく、和平成立し、米軍の撤退後は、ベトナムがそうであったように『内戦』が始まるだろう。そしてアフガニスタンは「タリバニスタン」になるだろう。

 一方、米国とタリバンの動きを警戒するカブールは、カルザイ元大統領が、ロシアとのチャンネルを拓き、モスクワを仲介させる別の交渉ルートを模索しているという(パキスタンの有力紙『ザ・ドーン』、2月26日)。


////////////////////////////////////////////////////////////////////////


● オスマントルコ(戦士・戦国時代)の崩壊後は、中東は知恵者・
  賢者の国(日本でいえば江戸時代)に移行しています。
  したがって民主主義はあり得ない体制といえます。

● 1990年の旧ソ連の崩壊後のロシアがこの時代に相当します。
  270年の体制の流れは、世界帝国のUSAといえども
  変えることは出来ないのです。

● 言い換えれば、アフガニスタンでの資本主義国家・民主主義国家
  の体制はあり得ないのです。2180年前後までタリバン
  又はタリバンような組織が支配するということです。
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Correctives T3 エリオット波動

2019年02月25日 12時58分42秒 | エリオット波動


★ T3=Triple 3 3つのSidewaysがwXとwXXの調整波で結ばれている
         長い調整=Sidewayといえる。

● Cor-Cor-Cor-Cor-cor と表現できる。

● Can interchange with FL,D3,CT,ET

● wXX ≧ 0.5wY

  wZ >wXX 
 
●  波W = AnyC Not▲ Dx,Tx

  波X =AnyC Not▲ Dx,Tx
 
  波Y =AnyC Not Dx,Tx

  波XX =AnyC Not▲ Dx,Tx

  波Z =AnyC Not Dx,Tx

★ これで一通り、波の形の説明は終わったということになります。

  残るは、波の大きさ=期間ですが、それに影響を与えるのは、政治や
  他国の影響や国内の問題などといろいろありえますから、期間に
  関しては揺らぎが大きな問題になります。

● 次回からは、サイクルの大きさ=期間について論じたいと思います。
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Correctives Sideways D3 エリオット波動

2019年02月25日 11時05分11秒 | エリオット波動


★ Can interchange with D3,T3,CT,ET

●  0.5wW ≦ wX < 2wW < 波Xは波Wの0.5倍以上ある。

●  wY > wX   波Yは波Xより大きい。つまり、最も低いのは
           波Yの終了点である。

● Cor-Cor-Cor Double 3と表現出来る。


    IM, LD, ED, ZZ,  DZ, TZ, FL,  D3, T3, CT,  ET

  wW         ZZ=18%     FL=82%

  wX          ZZ=52%     FL=48%
  
  wY          ZZ=55%     FL=22%      CT=13% ET=10%


  wW  は AnyC  Not▲ Dx Tx と表現出来る。

  wX  は AnyC  Not▲ Dx Tx と表現出来る。

  wY  は AnyC  Not Dx Tx と表現出来る。つまり、
     波Yでのみ、CTやET=▲ をとり得る。
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Correctives Sideways FLAT エリオット波動

2019年02月24日 00時13分58秒 | エリオット波動


★ 上記のように、横の方向に上下しながら、調整を行うのがFLATです。
  
● Cor-CorーImp と表現できます。Cor=Correctives、Imp=Impulsive。

● wA ☛ A波はAnyCを取りうる。

    AnyC とは ☛ ZZ,DZ、TZ,FL,D3,T3,CT,ET

  ZZ=ZIGZAGは初めの波AもImpでしたが、FLAT最後の波CのみがImpを示します。
  つまり、初めのA波でSharpsかSidewaysかを区別できます。
  CorrectivesなかでZZの占める割合は、45%です。

● wB ☛ AnyC Not▲  

  さらに、ZIGZAGではB波はAnyC・つまり▲を含めてどんな調整波も取れましたが、
  SidewaysのB波はAnyCですが、▲トライアングルのみは出ません。
  ここではZIGZAGの割合は55%を占めます。

● wC ☛ IM or ED

  ZIGZAG同様、最後の波Cは、IM又はEDをとりえます。IM=74%、ED=26%を占めます。

● 0.5wA≦wB<2wA 

  B波は波Aの0.5倍以上~2倍未満ということです。したがって、
  wBがA波よりも大きい場合は、調整の開始点を超えていきますから、
  調整波ではないと誤解する可能性はあります。Expanded Flat ☟

       

  

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Correctives  Sharps  TZ   エリオット波動

2019年02月22日 15時54分20秒 | エリオット波動


★ Triple ZIGZAG とは3つのZZが、X波とXX波で結ばれた
       状態を表します。

● Cor-Cor-Cor-Cor-Cor と表せます。Cor=Corrective

●  wX  < wW    波Xは波Wよりも小さい。

  wY  ≧ wX   波Yは波Xと同じか又は波Xよりは大きい。

  wXX < wY   波XX波Yよりも小さい。

  wZ  ≧ wXX   波Zは波XXと同じか、又は波XXよりも大きい。


●  wW = 100%ZZ の形をとります。

  wX = AnyC NotET、 波XはET以外のすべての調整波をとりうる。

  wY = 100% ZZ

  wXX = AnyC NotET 波XXはET以外のすべての調整波をとりうる。

  wZ =  ZZ  100%ZZをとる。
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Correctives  Sharps  DZ   エリオット波動

2019年02月22日 15時22分43秒 | エリオット波動


★ DZは2つのZZが調整波Xで結ばれている状態を意味します。
  WXYをみれば、ABCの形をとりますが、WとYの中に
  IMが含まれていることにより、DZと判断できます。

● wX < wW  X波は波Wより小さい。つまり反発のX波がW波の
          開始点を超えて、上がることはないという事です。

  wY ≧ wX  Y波は波Xよりも大きい。ZZではC波の底よりも
          A波の底が低いこともあり得ますが、DZでは
          同じか又はY波の終了点が低いという事です。

● Double ZIGZAG は Cor-Cor-Cor と表現できます。

●  波の形 ☞  ZZ,  DZ, TZ,   FL,  D3, T3,  CT, ET
   
  wW     ZZ=100%

  wX     ZZ=24%   TZ=1% FL=55% D3=10%  CT=5%

  wY     ZZ=100%

  上記の説明  波WのすべてはZZの形をとる。

         wWはET以外のすべての調整波をとりうる。=AnyC、NotETと表現。

         波Y・つまり最後の波もZZ=ZigZagの形をとる。


         
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Correctives  Sharps  ZZ   エリオット波動

2019年02月22日 14時24分56秒 | エリオット波動


★ ZIGZAG は典型的な暴落とも言えます。主な3つの波はABCと
                     表現されます。

●  wB < wA  A波はB波よりも大きい。AとBの差が小さければ
       FL=FLATTに似ていますが、わずかに異なります。

  wC > 0.7wB 最後の波Cは、波Bの0.7倍以上ある。つまり
       少し短くてもよいという事です。


●  A波ーB波-C波  は Imp-CorーImp の形をとります。
   Impの形は、急激に動く時に取る形態です。

● 調整波の形 ☞ IM, LD, ED, ZZ,  DZ,  TZ,  FL,   D3,    T3,   CT,  ET

   wA    IM=93% LD=7%
   wB             ZZ=30% DZ=6% TZ=2% FL=40% D3=12% T3=0.9% CT=8% ET=1%  
   wC    IM=82%  ED=18%

   wA の多くはIMの形をとります。下がる勢いの強いことを意味します。

   wB はAnyC(どんなCorrectives )でも取れることを意味します。
      頻度としては、FLとZZが多く見られますが、Triangleもあり得ます。

   wC の多くもIMの形をとりますが、波の最後ですから、EDも18%あり得ます。


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Correctives    エリオット波動

2019年02月22日 13時22分23秒 | エリオット波動
★ Impulsive Patterns は比較的簡単で、3種類しか
  ありませんが、問題はCorrectivesです。すでに、
  ZZ,DZ,TZ,FL,D3,T3、CT,ETの略語が出ていますが、

  CTとETは説明が終わりましたから、残りの説明に入ります。

● Correctivesには大きく分けて、2種類に分けられます。
  SharpsとSidewaysです。


 Sharps
     ☛ ZZ=ZIGZAG これは、ABCの典型的なパターンを
        示します。

     ☛ DZ=Double ZIGZAG これもZIGZAGに似ていますが、
        ZIGZAGが2回繰り返すタイプですので、ABCではなく、
        WXYと波を表現します。

     ☛ TZ=Triple ZIGZAG  これは全体としてみれば
        Impulsの逆パターンに似ていますが、
        細かいところでは異なります。
        W X Y XX Z と表現します。

 Sideways 
     ☛ FL FLAT
     ☛ D3 Double 3
     ☛ T3 Triple 3
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Expanding Triangle     エリオット波動

2019年02月22日 12時21分11秒 | エリオット波動


★ FL、D3,T3,CT が代わりに出ることもあるます。確率的には
  珍しい型です。調整型なのに段々と増大するサイクルは
  外から余分なエネルギー=お金が入っていることを意味します。

● 5つの波・ABCDEの各波は、すべてCorrection=Cor調整型を
  示します。Corとは、ZZ,DZ,TZ,FL,D3、D4,T3,CT,ET等です。

● wB < wC ≦ 2.5wB  C波はB波より大きく、B波の
                2.5倍は超えない。

 wC < wD ≦ 2.5wC  D波はC波より大きく、C波の
                2.5倍は超えない。

  wD < wE ≦ 2.5wD  E波はD波より大きく、D波の
                2.5倍は超えない。

  wA 又は wB が最も小さい。

● A波がとりうる型 ☛ ZZ,Dx、Tx
  B波ごとりうる型 ☛ ZZ,Dx、Tx
  C波がとりうる型 ☛ ZZ,Dx、Tx
D波がとりうる型 ☛ ZZ,Dx、Tx
E波がとりうる型 ☛ ZZ,Dx、Tx

● 前回も書いたように、2000年から始まっているUSAの
  調整波がET=Expanding Triangle に相当します。

● これが今回始まったということは、次の30年サイクルは
  270年サイクルの最後の30年サイクルということですし
  270年サイクルの終わりでもあります。

● これから始まる、2020年~2046年の30年サイクルが最後の
  サイクルとなり、壮大な最後の宴がみられるでしょう。

● これは、1949年から始まった、USAの三回目の90年サイクルの
  終わりでもあります。90年サイクルは、USAでは1回目は
  南北戦争を起こし、2回目は第二次大戦に参加しています。

● エリオット波動のルールは、第1波と第5波の崩壊は、大きさは
  異なるが、フラクタルの法則により、崩壊の形は似ています。
  つまり、市民戦争≒南北戦争が起こることを意味しますし、

● かつそれよりも規模が大きいことを示します。同時に270年の
  サイクルの崩壊ですから、体制の崩壊をも意味します。
  つまり、資本主義の崩壊です。

● 同時に東西文明の交代の時ですから、西欧文明の大崩壊をも
  意味するのです。西欧の黄昏なのです。

● したがってUSA/大西洋資本主義諸国は日本や中共には、
  長期的には全くかないません。次の文明は東洋に
  移ることを意味するからです。

● 問題なのは、日中の対決です。これはUSA対ソ連の構図が
  似ているでしょう。つまり、この100年間は日本が優勢
  ということです。日本が正義の味方で中共は悪魔です。
  今でもすでにそのような状態ですが・・。

● 東西の逆転ですが、問題は日中の対決で先に体制が崩壊する
  のは前回は旧ソ連でしたが、今回は日本ということです。
  日本資本主義の寿命は2138年ですが、

● 中共の寿命は2180年迄あるということです。日本が先に体制が
  崩壊しますから、その混乱に中共がどう付け入るかは
  重要な問題です。

★ このように、1929年~1949年のCT=Contracting Triangle
  と今回2000~2020年のET=Expanding Triangleを理解
  することが、エリオット波動による歴史の分析には
  もっとも重要なカギとなるのです。




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Triangle Contracting Triangle エリオット波動

2019年02月22日 08時47分12秒 | エリオット波動




★   0.2wD ≦ wE < wD
    E波の大きさは、D波の0.2倍以上で、D波よりは小さい。

    wA or wB =Max 5つの波で一番大きいのは、A又はB波である。

●   CTの代わりに、FL,D3,T3,ET が出てもよい。

●   A波=Cor,B波=Cor,C波=Cor,E波=Cor,

    すべての波の形は、調整波の形である。

●  CTのでる波の場所は、IMの第4波以外でも起こりえます。
 
    ❶ IM=Impulsの第4波
       Impulse の第4波に現れますから、上昇波でこれが
         出たら、次の波は第5波であることを意味します。

    
    ❷ ZZ(ABC)のwB
       調整波でCTが出れば、次はC波が来ることを意味します。

       
    ❸ CTのwE
       Contracting Triangle の最後のE波がCTになる
       こともあります。長いTriangleの形となります。

●  以下は、ABCDEの各波がとりうる、調整波の割合です。

  調整波の形 ☞ ZZ,  DZ,  TZ,  FL,    D3,  T3,  CT,  ET

   A     ZZ=53% DZ=22% TZ=9% FL=16%  
 
   B     ZZ=65% DZ=25% TZ=10%

   C     ZZ=66% DZ=15% TZ=6% FL=7% D3=6% T3=0.1%

   D     ZZ=71% DZ=11% TZ=2% FL=12% D3=4%

   E     ZZ=85% DZ=12% TZ=2%             CT=1%  

   圧倒的にZZ(ABC)の形が多いですが、その他の調整波もあり得ます。

● この調整波は、外から入力が途絶えて、自然に減衰する弦の動きと同じです。
  言い換えれば、株価の暴落を支配階級は黙ってみていた、又は特に
  株価を支える積極的な役割を果たさなかった。

● これが1929年のUSAに現れたのは、時のUSAは資本主義の全盛期で、
  社会主義的な政策は彼らの生き方ではなかった事を意味します。
  言い換えれば株式市場は自己責任の世界だったという事です。

● 従って、暴落を積極的に支えることは行わなかったという結論になります。
  この反省が、FRBのバーナンキ議長のよるヘリコプターバーナンキを
  生んだのです。株価を上げるためのお金のバラマキです。

● バーナンキ議長は、世界恐慌の専門家であり、日本の高橋是清の政策を
  研究していたといわれます。つまり、時の高橋蔵相は金融緩和で
  いち早く世界大恐慌から日本を抜け出させたのです。

● バーナンキ議長の政策が、今回の2000年からのUSAのETを生んでいるのです。
  つまり、入力を過剰にした結果、本来の弦の減衰運動が、逆になったのです。
  入力=お金が過剰に投入されたのです。史上最大の金融緩和です。

  👇 ET の原理



 
           
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Correctives ・ Triangles ・ エリオット波動

2019年02月21日 14時38分10秒 | エリオット波動


★ 調整波の特殊な形が、トライアングルです。これが現れれば
  次の波は第5波という事が分かる便利なものですが、そんなに
  あるものではありません。第4波に8%の確率で現れます。

● 1929年から始まった、USAの株価の大暴落・第二次大戦の原因と
  なった世界の不景気は、このトライアングル=▲ なのです。
  1929~1949までの形が、巨大なトライアングルです。

● それを指摘したのは、たぶん私が世界で初めてでしょう。この分析が
  2046年のUSAの資本主義大崩壊の発見につながったのです。
  これが分からないと、その後のサイクルの分析も困難となります。

● つまり、90年サイクルの巨大なトライアングルという事は、
  1946年から始まる、90年サイクルで270年のサイクルが
  終わることを意味するからです。資本主義の終わりです。

● 1776年のUSA独立から始まる、USA資本主義の2つ目の90年サイクルの
  調整がこのトライアングルという事です。その前の詳しい株価が
  分からなくても、その後のサイクルは予想できるのです。

● 1946年から30年サイクルが三つ起こり、その後に体制が崩壊する
  のです。勿論1/fゆらぎがありますから、正確には30年とは
  なりませんが、それに近い年月となります。

● 上図のトライアングルを上下に伸ばし、左右に縮めると世界恐慌を
  起こした巨大なトライアングルが見えてきます。


★ トライアングルは5つの波がありますが、その名称はABCDEとローマ字で
  表現します。CTは弦の振動が時間の経過とともに、自然に減衰して行く
  現象に似ています。つまり外からエネルギーの投与がない状態です。

● それに対して、1989年末から始まった日本の株価の暴落は、ZIGZAGと
  表現できます。これはこれでもかこれでもかと外から叩かれて
  坂道を急激に転がってゆく現象に似ています。実際そうでした。


★ 減衰して行くトライアングルはContracting Triangle=CTと書きます。
  時間の経過とともに、増大するトライアングルはExtensive Triangle
  =ETと書きます。意図的に入力が増える波です=過剰金融緩和といえます。

● この過剰金融緩和が起こったのは、1929年から起こった世界の
  金融恐慌に対する、FRBの過剰反応です。言い換えれば世界恐慌を
  起こした反省から、過剰に金融緩和をしたのです。

● 言い換えれば、2000年から世界大恐慌が起こると予測した、USAの
  支配階級が過剰な金融緩和とその予防の為に=景気を高めようと
  世界に戦争を輸出して行く過程でもあります。

● 株価はすべての情報を含んでいます。彼らの恐怖とその予防策が
  拡大型トライアングルと戦争を生んだのです。世界の終わりが
  来たと誤解したのです。▲が読めなかったからです。

● このETは、2000年からのUSAの調整波が相当します。その終わりが今
  始まっているのです。つまり、ETのE波の始まりが去年・2018年の
  3月に始まったのです。米中経済戦争を宣言した時です。

● 次回は、CTとETの説明に入ります。

● エリオット波動の重要なルール ☞ ▲は第4波にしか現れない。
 
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Impulsive Pattern.Ending Diagonal. エリオット波動

2019年02月21日 10時44分59秒 | エリオット波動
★ Ending Diagonal とは読んで字のごとく、Impulseの最後に出る
  波です。これが出れば、とりあえずのImpulseは終わりが
  近づいたことを意味します。

  つまり、第1波から始まった第5波までが、次の大きな波の第一波
  となり、少し大きな暴落が待っているという事です。

 

● 第1波=Cor-第2波=Cor-第3波=Cor-第4波=Cor-第5波=Cor
   の形をとります。 Cor=調整波

  つまり、上昇波であっても、形は調整波の集合体という事です。
  調整波とは、基本的にABCの3つの波で形成されています。
   ZZ,DZ,TZ,FL,D3,T3,CT,ET等の事です。これらは
   次回に説明します。▲=トライアングル。

  一般的にImpulse≒上昇波は、5つの波で形成されていますが
   EDでは異なるのです。

●   W1, 第1波は、ZZ,DZ,TZのどちらかをとる。いわゆる調整波である。
   W2、 第2波は、▲以外のすべての調整波を取りうる。
   W3, 第3波は、ZZ,DZ,TZのどれかになる。
   W4, 第4波は、▲を含めてすべての調整波を取りうる。
   W5、 第5波は、ZZ,DZ,TZのどちらかになる。


●     W2<W1    第2波は第1波より小さい。
       W3>W2,   第3波は第2波より大きい。
      W3>W1orW5  第3波は最短とはならない。
      W5>0.5W4   第5波はW4波の半分か又はそれ以上。

● エリオット波動の原則
   ▲=トライアングルは、上昇波では第4波にのみ現れます。

● Leading Diagonal との違いは、LDでは上昇波は5つの波の
  形をとるが、EDでは3つの波の形=調整波の形をとることです。


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Impulsive Patterns ・ Leading Diagonal ・エリオット波動

2019年02月21日 06時52分02秒 | エリオット波動
★ 上昇波のタイプには3つあります。前回タイプ1を説明しました。
  今回は、W1でのみ現れるImpulsive Patternsのタイプ2
  =Leading Diagonal について書きます。

 

● 上記のようなパターンが、Leading Diagonalです。まるで
  本格的なジャンプの前に、助走しているような形を
  しています。実際そうですが。

 第1波 - IM 又は LD のタイプをとる。
  第2波 - ▲以外は、どんな形の調整波も取りうる。
        ▲=トライアングル。
  第3波 - IM のみ とりうる。
  第4波 - どんなタイプの調整波も取りうる。
  第5波 - IM 又は ED

● W2<W1     第2波は第1波よりも小さい(上下の差が短い)。
  W3>W2    第3波は第2波よりも大きい。
  W3>W1orW5   3つの波のうち、第3波=W3が最も小さいことはない。
  W5⁼≧0.5W4   第5波はW4の半分又はそれ以上の大きさがある。




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核不拡散は完全に失敗。日本も至急核武装が必要。

2019年02月21日 06時33分37秒 | 第三次大戦
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)2月21日(木曜日)
          通巻第5998号   
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 サウジの原発へ技術提供するという選択肢をホワイトホウス内で検討した
  フリンの解任、つづくマクマスターの辞任でも案件は継続していた
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 欧米のメディアとイスラエルの新聞が2月19日頃から騒ぎ出した。
 トランプ政権発足当時の安全保障担当補佐官だったマイケル・フリンが主導権を取って、サウジの原発開発への技術提供の選択肢をホワイトホウス内で検討されていたという。

しかし「ロシア疑惑」によるフリンの解任、つづくマクマスターの辞任があり、立ち消えたか筈と思いきや、当該案件は継続しており、サウジに理解を示すクシュナー顧問らが頻繁にサウジを訪問していた。こうした経過から見ても、蓋然性が高いホワイトハウス内部の討議案件だったという。

 トランプ政権はイスラエル寄りの姿勢が強く、イランとの対抗手段となるとはいえ、イスラエルの脅威にもなるサウジアラビアの核武装に繋がる原発開発へ協力するには米国議会承認が必要である。
また核拡散防止条約に抵触するので議会が黙認するとは考えにくい。

そのうえサウジアラビアはカショギ暗殺事件で、国際的に孤立し、悪評判がたたって、米国との緊密な関係が希釈された。カショギ事件のほとぼりが冷めるのを待って、サルマン皇太子は2月17日に突如、パキスタンを訪問し、200億ドルの経済支援をぶち挙げた。表向きの話はともかく、サウジがこの時期にパキスタンを訪問し、中国依存のパキスタン経済に均衡をもたらす政治的意図をもって金融支援を約束した。

 密約が存在することを忘れない方が良いだろう。サウジは首都イスラマバードに世界最大級のモスクを建てて寄付した。裏面では秘かにパキスタンの核武装の財政支援を行い、いまではパキスタンは140発の核兵器を保有する。

つまりパキスタンの核兵器の一部はサウジが使う権利があるということである。そのうえで、サウジは自国内にも核兵器製造の前段階として原発を増設し、その最新技術を米国の支援で取得するという悠長な選択をするとは考えにくい。

むしろパキスタンに「預けている」核兵器のサウジへの移動を密約した可能性さえあるのではないか。
    □◎□○み△◎□◇や○◎○□ざ□◎□○き○◎○□ 
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