古き良きアメリカが終わりつつ在る事は、多くに人が気付いている事と思います。
勝者の軍隊として日本に来た頃が、アメリカの全盛期だったとも言えます。
ヴェトナム戦争では多くの人が、特に若者が反対し反戦運動をしましたが、
そのような時代はもう来ないでしょう。反対する人がいないのです。
反対すれば、裏切り者か、臆病者と言われ誰も反対できなくなっています。
ブッシュ前大統領の時代に、令状なしに当局の一存で逮捕できる愛国者法が出来、
オバマの時代になっても、この憲法違反の法律を変えるつもりも無いようです。
弁護士であるオバマはその重大さを知っている筈ですが全く興味ないように思えます。
逆にアフガニスタンの侵略もオバマ時代になって悪化しているようです。
若者はこんな筈ではなかったと抗議するものもいますが、殆ど無視され
強引に抗議しようものなら、ぶち込まれるのが関の山です。
時代は著しく変化しています。今回の大統領選もオバマが優勢ですが、勿論
リーマンショック後の、膨大な金融財政出動が、支配階級=ウォールストリート
に評価されたからです。お蔭で、ショックの原点なのに何事もなかったかのように
株は13000ドルを超え、前回の14000ドルを超す勢いです。16000~18000目標。
アメリカの景気が終わった2000年の株が11000ドル程度でしたから、逆にくなっています。
日本の暴落とはエライ違いです。これは、オバマの量的緩和QE1とQE2のお蔭です。当然
金融界は大歓迎です。二度あることは三度ありますから、QE3は絶対あります。
その大きな障害が、これ以上の負債を嫌う共和党の一部、
ティーパーティの頑張りようです。
その為に保険として、今の共和党のロムニー氏が登場したとも言えます。彼はウォールストリート
の出身ですから、当然勝てば、QE3には理解を示すはずです。既にオバマ氏以上に選挙資金
を集めています。つまり、金融界は大量の保険を掛けたのです。勝てば変節は普通です。
今回の株の上昇はオバマを勝たす為には必要ですが、しかし回復が比較的マイルドなのは、
金融界には、オバマには次の暴落時に共和党を説得できないのでは”との戸惑いが
感じられます。それがロムニー氏への保険となっていると思います。
どちらに転んでも良いようにお金を投資する、これが本来の保険でしょう。
もしロムニー氏が大統領になれば、身内の共和党を説得するのは、比較的簡単ですし、
何れリーマン以上の暴落=5000~6000ドル/DOW になれば、大統領も妥協せざるを得ないでしょう。
問題はそのあとです、QE3後の巨大な財政負担は最終的には国民の負担=税金となります。
アメリカの精神は自助努力ですから、必ず分裂が起こります。
今回はティパーティは負けますが、次が天王山です。
それが2020年後のアメリカの政局を揺るがすと思います。つまり、連邦財政危機、州の財政危機、
増税・強権等が焦点になり、アメリカに分裂と強権の時代が登場します。危険な時代です。
2046年に武人の時代に突入すると言いましたが、その数十年前の末期から、次の時代の準備が
始まるのです。つまり、ブッシュ政権以降から始まった強権政治が、次の米国の
武人=軍人の時代=戦国・下剋上の時代の青写真です。
此れがアメリカの変質の開始=時代の激動期です。その将来を見たいなら、ローマ帝国、
大元帝国、1721年のロシア帝国誕生。日本の戦国時代、1912年以降の中国、戦後の
韓国等が参考になります。時代は進歩していますから、殺し合いよりは、
韓国の様に、政権を取ったら敵の殲滅を目指して、大統領経験者や敵の幹部の逮捕、投獄等が
普通と思われます。武器の国ですから、場合により暗殺・内戦や分裂もあり得ます。
2035年頃から始まる次代の株の暴落は、大暴落又は日本の様に
だらだら暴落が予想されます=ZIGZAG CORRECTION。
当然一時の混乱後は強きものが政権を取り、安定してきます。その後帝国の拡大が彼らの
目標となります。カナダの合併、メキシコの合併、両大洋の国イギリスとの連邦形成、
更に日本との連邦形成。此れは、強大化した中国への当然の反応です。
連邦名は UNITED STATES OF OCEANS = USO ?