http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE99B00B20131012?pageNumber=1&virtualBrandChannel=13848
By Peter Thal Larsen
日本企業はこのところ、いくつかの根深いタブーを破り始めている。日本経済界の既得権益層はこれまで長く、外資の軍門に下る企業や非中核資産を切り離す企業、レバレッジを効かせて買収に乗り出す企業には、眉をひそめる傾向があった。しかし、最近の3件の大型合併・買収(M&A)は、こうした縛りがもはやそんなにきつくないことを示している。より自由な資本主義の形が、日出る国でも根付きつつあるのかもしれない。
まず、国境を越えたクロスボーダーM&Aから見てみよう。過去何十年もの間、海外企業は日本の競合企業の買収をもくろんでも、相手企業が財政難にある時ぐらいしか実現は望めなかった。だからこそ、東京エレクトロン(8035.T: 株価, ニュース, レポート)と米アプライドマテリアルズ(AMAT.O: 株価, 企業情報, レポート)の経営統合が驚きとともに迎えられたのだ。
・・・・・・・・・・・日本企業にはまだ、より大きな聖域が手つかずで残っているようにも見える。国内市場の縮小が続いているにもかかわらず、国内競合同士の合併には依然として腰が重い。人口は米国の4割に過ぎないのに、自動車メーカーやビール会社、家電メーカーの数は米国よりも多い。
とはいえ、最近の3件のM&Aで見られたタブー破りは、アベノミクスをきっかけに日本企業のアニマルスピリッツに火がつき始めた証拠だ。過度に慎重だった過去を考えれば、タブーからの脱却は、日本の資本主義にとってグッドニュースだろう・・・・・・・・・・。

○ 今までの日本の海外進出は主に安い賃金を求めての製造業の海外進出でした。アメリカで
現地生産すると言う例外は有りましたが、これは政治的な判断です。

○ 今後は上記の様に、英米仏では普通であった、企業のイージーな売買による短期的な
利益追求、金融利益追求が増えてくると予想されます。これが今後予想される
資本主義末期における、金融が主体となる動きです。勿論長期に渡り徐々に
増えると思われ現象ですが、方向性としては今までの先輩格の英米仏の
やり方を真似するのが流れでしょう。

○ これは必ずしも一般労働者や国民の利益には結びつくものでは有りません、それどころか
英米仏を見れば分かるように、逆に貧富の差が広がるのが過去の経験です。
○ 資本主義は競争による淘汰が原則ですので、負け組は淘汰されます。国との競争のみならず
最後は資産の奪い合いで、国民からの収奪も増えると思います。これを予測し対処する
事のみが我々庶民には残された道です。
○ 資本主義の最後の最後は、正に内ゲバ=仲間同士の収奪戦さえも普通になります。
これが今の英米仏に見られる、金融資本帝国主義の末期状態です。これが崩壊と
新しい秩序=革命を求める原動力となりますが、これは英米仏に限定されます。

○ マルクス的歴史的観点から見れば、日本はこれから金融帝国への歩みを始めた所です。
誰にもこれを止める事は出来ません。ただ対策を模索するのみです。
○ 生物学的フラクタルを求めれば、飢えた動物が共食いを始めるようなものです。
リーマンショックは、ゴールドマンを含めた欧米の銀行がAIGを利用して
リーマンを共食いしたのがその姿です。
○ 従って2029年から始まる英米仏資本主義の崩壊、株価の大崩壊は、凄まじい企業間の
共食いが見られると予想されます。貴方の会社が食われない事を祈るのみです。


By Peter Thal Larsen
日本企業はこのところ、いくつかの根深いタブーを破り始めている。日本経済界の既得権益層はこれまで長く、外資の軍門に下る企業や非中核資産を切り離す企業、レバレッジを効かせて買収に乗り出す企業には、眉をひそめる傾向があった。しかし、最近の3件の大型合併・買収(M&A)は、こうした縛りがもはやそんなにきつくないことを示している。より自由な資本主義の形が、日出る国でも根付きつつあるのかもしれない。
まず、国境を越えたクロスボーダーM&Aから見てみよう。過去何十年もの間、海外企業は日本の競合企業の買収をもくろんでも、相手企業が財政難にある時ぐらいしか実現は望めなかった。だからこそ、東京エレクトロン(8035.T: 株価, ニュース, レポート)と米アプライドマテリアルズ(AMAT.O: 株価, 企業情報, レポート)の経営統合が驚きとともに迎えられたのだ。
・・・・・・・・・・・日本企業にはまだ、より大きな聖域が手つかずで残っているようにも見える。国内市場の縮小が続いているにもかかわらず、国内競合同士の合併には依然として腰が重い。人口は米国の4割に過ぎないのに、自動車メーカーやビール会社、家電メーカーの数は米国よりも多い。
とはいえ、最近の3件のM&Aで見られたタブー破りは、アベノミクスをきっかけに日本企業のアニマルスピリッツに火がつき始めた証拠だ。過度に慎重だった過去を考えれば、タブーからの脱却は、日本の資本主義にとってグッドニュースだろう・・・・・・・・・・。

○ 今までの日本の海外進出は主に安い賃金を求めての製造業の海外進出でした。アメリカで
現地生産すると言う例外は有りましたが、これは政治的な判断です。

○ 今後は上記の様に、英米仏では普通であった、企業のイージーな売買による短期的な
利益追求、金融利益追求が増えてくると予想されます。これが今後予想される
資本主義末期における、金融が主体となる動きです。勿論長期に渡り徐々に
増えると思われ現象ですが、方向性としては今までの先輩格の英米仏の
やり方を真似するのが流れでしょう。

○ これは必ずしも一般労働者や国民の利益には結びつくものでは有りません、それどころか
英米仏を見れば分かるように、逆に貧富の差が広がるのが過去の経験です。
○ 資本主義は競争による淘汰が原則ですので、負け組は淘汰されます。国との競争のみならず
最後は資産の奪い合いで、国民からの収奪も増えると思います。これを予測し対処する
事のみが我々庶民には残された道です。
○ 資本主義の最後の最後は、正に内ゲバ=仲間同士の収奪戦さえも普通になります。
これが今の英米仏に見られる、金融資本帝国主義の末期状態です。これが崩壊と
新しい秩序=革命を求める原動力となりますが、これは英米仏に限定されます。

○ マルクス的歴史的観点から見れば、日本はこれから金融帝国への歩みを始めた所です。
誰にもこれを止める事は出来ません。ただ対策を模索するのみです。
○ 生物学的フラクタルを求めれば、飢えた動物が共食いを始めるようなものです。
リーマンショックは、ゴールドマンを含めた欧米の銀行がAIGを利用して
リーマンを共食いしたのがその姿です。
○ 従って2029年から始まる英米仏資本主義の崩壊、株価の大崩壊は、凄まじい企業間の
共食いが見られると予想されます。貴方の会社が食われない事を祈るのみです。

