歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

M&A・金融帝国主義への序章

2013年10月21日 11時32分08秒 | 政治経済
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE99B00B20131012?pageNumber=1&virtualBrandChannel=13848
            By Peter Thal Larsen

 日本企業はこのところ、いくつかの根深いタブーを破り始めている。日本経済界の既得権益層はこれまで長く、外資の軍門に下る企業や非中核資産を切り離す企業、レバレッジを効かせて買収に乗り出す企業には、眉をひそめる傾向があった。しかし、最近の3件の大型合併・買収(M&A)は、こうした縛りがもはやそんなにきつくないことを示している。より自由な資本主義の形が、日出る国でも根付きつつあるのかもしれない。

まず、国境を越えたクロスボーダーM&Aから見てみよう。過去何十年もの間、海外企業は日本の競合企業の買収をもくろんでも、相手企業が財政難にある時ぐらいしか実現は望めなかった。だからこそ、東京エレクトロン(8035.T: 株価, ニュース, レポート)と米アプライドマテリアルズ(AMAT.O: 株価, 企業情報, レポート)の経営統合が驚きとともに迎えられたのだ。

・・・・・・・・・・・日本企業にはまだ、より大きな聖域が手つかずで残っているようにも見える。国内市場の縮小が続いているにもかかわらず、国内競合同士の合併には依然として腰が重い。人口は米国の4割に過ぎないのに、自動車メーカーやビール会社、家電メーカーの数は米国よりも多い。

とはいえ、最近の3件のM&Aで見られたタブー破りは、アベノミクスをきっかけに日本企業のアニマルスピリッツに火がつき始めた証拠だ。過度に慎重だった過去を考えれば、タブーからの脱却は、日本の資本主義にとってグッドニュースだろう・・・・・・・・・・。

               

○ 今までの日本の海外進出は主に安い賃金を求めての製造業の海外進出でした。アメリカで
  現地生産すると言う例外は有りましたが、これは政治的な判断です。
                
○ 今後は上記の様に、英米仏では普通であった、企業のイージーな売買による短期的な
  利益追求、金融利益追求が増えてくると予想されます。これが今後予想される
  資本主義末期における、金融が主体となる動きです。勿論長期に渡り徐々に
  増えると思われ現象ですが、方向性としては今までの先輩格の英米仏の
  やり方を真似するのが流れでしょう。
                
○ これは必ずしも一般労働者や国民の利益には結びつくものでは有りません、それどころか
  英米仏を見れば分かるように、逆に貧富の差が広がるのが過去の経験です。

○ 資本主義は競争による淘汰が原則ですので、負け組は淘汰されます。国との競争のみならず
  最後は資産の奪い合いで、国民からの収奪も増えると思います。これを予測し対処する
  事のみが我々庶民には残された道です。

○ 資本主義の最後の最後は、正に内ゲバ=仲間同士の収奪戦さえも普通になります。
  これが今の英米仏に見られる、金融資本帝国主義の末期状態です。これが崩壊と
  新しい秩序=革命を求める原動力となりますが、これは英米仏に限定されます。
                  
○ マルクス的歴史的観点から見れば、日本はこれから金融帝国への歩みを始めた所です。
  誰にもこれを止める事は出来ません。ただ対策を模索するのみです。

○ 生物学的フラクタルを求めれば、飢えた動物が共食いを始めるようなものです。
  リーマンショックは、ゴールドマンを含めた欧米の銀行がAIGを利用して
  リーマンを共食いしたのがその姿です。

○ 従って2029年から始まる英米仏資本主義の崩壊、株価の大崩壊は、凄まじい企業間の
  共食いが見られると予想されます。貴方の会社が食われない事を祈るのみです。

                  





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シリア攻撃中止に見る欧米の苦悩・現代版十字軍の終わりの始まり

2013年10月21日 10時00分27秒 | 戦争
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM18047_Y3A011C1000000/
2013年10月18日付 英フィナンシャル・タイムズ紙

今回の欧米によるシリア介入攻撃は、英がいち早く抜けたために、米仏が中心になると
思われたが、米の中止により仏も辞めざるを得なかったようです。想像以上に
仏も海外権益を守る姿勢=侵略性は強いものが有ります。

何れにしろ、これで中東に対する西洋の支配と収奪の終わりの始まりが見えます。
歴史を見れば、第7次十字軍の失敗で、その遠征は最終的に崩壊したと思われます。
主にカソリックを中心とした十字軍は、図から主に現代のフランスか主力で有った
事を思わせます。従って今回のシリア介入に見る現代版十字軍は、フランスの
歴史から見ると理解しやすいのかも知れません。

● 第7回十字軍 wikipedia [編集]

 1248年 - 1249年
アル・カーミルの死後、1244年にエルサレムがイスラム側に攻撃されて陥落、キリスト教徒2000人余りが殺された。これを受け、1248年にフランスのルイ9世(聖王ルイ)が十字軍を起こす。ルイも第5回や第6回と同じくイスラム教国中最大の国家であるエジプトへと遠征し海港ダミエッタを占領するが、さらに南の首都カイロを目指す途中の1250年2月にマンスーラの戦いにおいてアイユーブ朝のサーリフ(サラディン2世)に敗北して捕虜になった。交渉途中にサーリフは死亡し、サーリフの遺児の政権は軍人集団のマムルークのクーデターによって打倒され、新たに成立したマムルーク朝にルイは莫大な賠償金を払って釈放された。
               
○ 機械的に270年間隔でフランスの時代を分析すると以下に成ります。
  1789~1519年 知恵者の時代、1519~1249年 戦国・武人の時代、1249~979年 富者に時代

  富者の時代に入って、117年後979+117≒1096年に十字軍はスタートしています。エレサレム奪回
  と言う大義名分で、虐殺・レイプ・略奪が普通に行われています。

  この十字軍が上記第7次十字軍で最終的に崩壊したと見れば、正にフランスの富者の時代の
  最後と一致します≒1249年。

○ これを現代版の十字軍に当てはめれば、1096+810年≒1906年がスタートとなりますが、
  実際は1912年のオスマントルコへの侵略が始まりましたから、6年のずれが有りますが
  略、810年後と見て良いと思います。

  従ってその崩壊は、1249年+810年=2059年となり、私の予測したフランスの資本主義崩壊と
  ピタリ一致します。つまり、フランスの資本主義の崩壊時期は、西欧の中東への介入が
  最終的に崩壊し、同時にイスラエルも危機にさらされると言う事です。

  1912年から始まる中東への侵略は、第一次大戦、第二次大戦、イラク・アフガニスタン侵略
  アラブの春と言う名の介入、最近はフランスによるアフリカのマリへの介入に見られます。

○ 810年≒270年x3の時を経て繰り返される侵略は、富者の時代に一致している事です。
  つまり富を求めての中東への侵略、今回の資本主義時代は、石油と言う富を求めての
  植民地化、収奪、虐殺と言う事に成ります。

○ 従って810年前の歴史のフラクタルを参考にすれば、欧米の中東への介入の最終段階が
  予想でき、最終的には、2059年前後までにはイスラムの勝利が予見できると言う事です。

○ これは同時に再度のユダヤ人のディアスポラの始まりとも言えますから、前回に書いた
  板垣英憲氏の、満州のユダヤ国家の構想にも関係してくるとも言えます。
  しかし、満州がユダヤ国家に成るよりも、日本にユダヤ人が大挙してやってくるのが
  最も可能性が有ると思われます。





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