のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

北大 9

2009-08-30 | 小説 忍路(おしょろ)
私はそこからまだ西に続く道をあきらめ、北の方角に交差する道に進んだ。するとその先に車が一台止まっていた。室内灯がついてかすかなエンジン音が聞こえていた。今頃こんなところでといぶかる思いよりも、私自身が闖入者であるという気持ちが先に立って素早くその横をすり抜けた。  ところどころに小さな建物が建っており、どうやらここは農場だと思われた。そのような建物横手に巻きながら進んでいくと道はさらに細くな . . . 本文を読む
コメント