ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

彼ら

2010-11-09 | 私事・リタイア・人生
不思議なご一行の来臨で、突然体調が悪化してから1週間が経ちました。

昨日から全面的にいつもの生活に戻りました。本当の病ではなかったのと貴重な教えを請いて意気軒昂なせいか、悪化の度合いも相当でしたが、
回復の早さもこれまた相当なもの

3日で2kg減った体重もすぐに戻ってしまい、あら、残念


雲をつかむような話だというのに、「さいらん日和」でいつもコメントを残してくださる方々が総出でコメントして下さり、この手のややもすれば胡散臭い話がいとも簡単に受け入れられているのに、驚いたり喜んだり
(皆さま、ありがとうございました)


その中で、おなじみの明石の婆さまが、
>何や婆さまセラピーゆうのねー
>ようわからんのやけどもねー

とコメントして下さったのには、思わず「自分でもようわからん」とツっこんでしまいました


夢のような現のようなで、日々あの衝撃と記憶が薄れていくので、もう少し覚えていることを書き残しておこうと思います。


まず、異様な悪寒に、
「これは病気ではない。なにか霊的なものが来ている。」
と直感したことで、多少は心の準備ができていたように思います。

あまりの寒さにベッドに入るしかなく、そこで夢うつつとなり、「彼ら」のセラピーが始まりました。すべてがぼんやりしていて、はっきりしたものは時折見える鮮明な過去の記憶の断片だけでした。

数人の気配があり、なぜか全員男性だとわかりました。「彼ら」は壁が窪んだような暗い場所にいて、姿はわかりません。私に何かを伝えようとする人が窪みから一歩前に進み出るようでしたが、言葉で語るわけではなくメッセージやイメージが直接脳に届くような感じでした。


イメージはどれも過去の記憶の断片で、自分でも忘れていたようなことが非常に鮮明に色鮮やかに蘇ってくるのには何度も驚かされました。これは「彼ら」が自分の想像の産物ではないことの証でもあった気がします。思いもつかない、想像を超えたものを「彼ら」は教えてくれました。

「彼ら」は終始、私にはわからない言語で言葉を交わしているようでした。でも、それは批判めいたものではなく、いかに分かりやすく伝えるかを相談しているようで、内容がわからなくても温かい感じがしました。


全員が同じような外見の一団だったようで、男性ということもあり最初から
「お坊さん?」
という印象を受けました。私の守護霊というよりも、目的を持ってやってきた使者のような気がします。

「彼ら」は非常に時間に正確で、夕方5時ぐらいから肩や首筋が凝り始め、お出ましを実感します。7時過ぎになると凝りが痛みに変わり、寒気も一段と強まります。8時にはベッドに入り、寒さで歯が鳴るほどでした。


寒さと首筋の痛みで朦朧としているうちにセラピーが始まります。
初日は真夜中を越えて4、5時間?
2日目は3時間ほど?
3日目は1、2時間ぐらい?

だったと思います。

ココでも書きましたが、3日目の晩、遠ざかっていく「彼ら」の後姿を見たような気がします。親指大の坊主頭の後頭部の下は紫の布で覆われ、みな同じ姿で8~10人ぐらいに見えました。その姿に、「もう戻ってこない」と感じ、果たしてその翌晩から悪寒は止まりました。(肩の凝りはさらに2日続いて消えました)


とても物静かで穏やかな一団でした。身体は苦しかったものの、気持ちはむしろ高揚しており、喜びと感謝でいっぱいでした。過去の出来事とその意味するところを教えてもらうたびに、一羽ずつ白い鳩が飛び立っていくような解放感を覚えました。自分のちっぽけな空想ではとてもそこまで到達することはできません。


「彼ら」は確実に私の外にいました。