ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

足腰鍛えてがんばろー!

2015-08-12 | 経済・政治・社会
昨日、キウイの友人と話していたら、
「会社が早期退職者を募るみたいなの。応募しようかと思って・・・・」
と言い出しビックリ


彼女の職種は非常に景気敏感な業界で内心やや心配していたものの
こんなに早いタイミングでredundancy(リストラ)とは
でも本人はかなり前向きで、別の仕事を探す気満々です。


他にも身の回りで4人がリストラか否かでハラハラしているところ。
彼らは会社がライバル会社に吸収合併されたため、どうなるかは
新オーナー次第


新オーナーは全員を解雇し、新しい雇用契約を結ぶ意向のよう。
今の段階では契約の内容がわからないので、みんな態度を保留中。
合併による効率化を求めるのであれば、再雇用も限られるでしょう。


4人は2組の夫婦で、1組は私たちと同世代のアラフィフ。
キツー
子どもが自立するタイミングなのが救いですが、夫婦同時はキツイ
状況に応じて自宅を売却し、転居する予定らしいです。


これは昨日のヘラルドの記事だった地方ごとの競売物件数
住宅ローンの返済が滞った物件を、金融機関が売却した件数です。

6月末の対前年では改善していますが、前四半期比では56%の悪化
これから地方を中心にさらに悪化するのでは?


全国の3分の1以上の物件が集中するオークランドが異常に低いのは、
住宅需要が高いため借主自らが任意売却をして、
競売物件として浮上してこないためだと思われます。


物件数に比べて酪農地帯ワイカトの数字の悪さが目立ちます。
地方に行くと流動性が低くなり、自分で売ろうにも思った値段で売れず、
そうこうしているうちに金融機関に差し押さえられてしまうのでしょう。
特に牧場と一緒の物件となると、売買はさらに難しくなります。


今や乳製品価格は下落の一途で、世界最大の輸出国NZも苦戦中

工業製品と違って生産調整が難しい生き物相手の農業輸出。


採算ラインを割ってきたからと言って処分するわけにもいきません。

そんなの困るモー


ちょうど毎年恒例のノースランド旅行から戻ったところですが、

今年は産業丸太を積んだログトラックが少なかった気がします。


材木輸出はすでに峠を越えていますが、こちらも生産調整が難しい

輸出が減っても育成や管理は続けなければなりませんからねー。


そして飛び込んできた人民元切り下げのニュース
今日も連日切り下げ


リスク回避で米ドル買いが進めば、想定外の円安が進みそうでは?
南半球通貨も相当キテいて、豪ドル・NZドルともに対米ドルでは
リーマンショック以来の安値。
特に豪ドルやばたん


ちょうど今年3月にこんな光景を見ながら

カミング





ゴーイング


と、景気の先行きを憂いていました。


あの貨物列車を見たのは、あの頃よく行っていた

キングスランドのカフェ、ボッテガの帰りでした。
美味しいイタリアンのパティスリーを出す店でしたが、3月末で閉店。


閉店するのを知っていたので、あの列車は余計に印象的でした。
「来年の夏までもたないビジネスがたくさん出そう
と感傷的になりながら、陸橋の上から通過を見ていました。


あれから5ヶ月。
リストラだの競売だの
5ヵ月前ではあまり口にできなかったことが話題になるようになり、
今はクリスマス前の雇用調整が非常に気になるところ。


相場も経済も水物
いい時もあれば、悪いときもある!
足腰鍛えて、一緒に泳いで行けるようがんばらなきゃ


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