ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

止まらない

2011-08-10 | 経済・政治・社会
アメリカ発のソブリンショック
世界的な株の暴落、金銀の高騰、急速な円高ドル安など金融危機再び
3週間も不在にしていたし、ここ最近ダウのチャートをしげしげと見ることもなかったのですが、週明けの急落を受けて昨日チラ見したら、
「1万まで抵抗線らしい抵抗線がなさそう

一夜明けたら、今後2年間の超低金利政策の維持でひと息ついてましたが、まだまだ不安定な展開が続きそうで、下振れしやすそうですね~
円も介入前の水準まで戻しているし(まぁ、状況が変わっていないのでムリもないんでしょうけれど)、いつ、どうやって現状が変わるのか?



イギリスの暴動
4日目に入り、もはや当初報道されていたような「ロンドン暴動」ではなく全国の主要都市に広がりつつある、若者の暴動 発端は警察官が黒人の容疑者を射殺したことだったのに、財政削減や失業問題など社会が抱える不安を反映して枯れ野に火を放つような状況に。

放火と略奪が広がり、燃え上がり崩れていく歴史的な建造物。地震や津波で失われるのとはまた違う、人が破壊していくことの惨さ虚しさ。中東のような惨状が、財政的に遥かに追い詰められているギリシャでも起きなかったようなスケールで、イギリスで起きているとは!

NZはイギリスのDNAを濃く受け継いでいるところもあり、You Tube でいろんな動画を目にしたここの若者が、「感化されませんように」と密かに心配しています。

NZも元々の財政問題にクライストチャーチ地震の復興費用が上乗せされ、景気の足踏み、若年層の失業問題にも直面しています。さらにソブリンショックで海外での借入が一段と割高になる可能性も・・・・・



中国のインフレ
7月のインフレが6.5%って
食品価格が前年比で15%も値上がりしているって、相当ですよね?
中でも中華料理には欠かせない豚肉が60%近い値上がりとは

日本の食品価格も「高いな~(外食は割安に感じるので、この価格差は旅行中ずっと謎でした)と思って帰ってきましたが、食料自給率が4割しかなく、食品輸入の多くを中国に頼る、日本

今は円高なので実感しにくくても、いったん円安に転じたら、一気に中国のインフレを輸入することになる?

かつては
「世界にデフレを輸出する」
と恐れられた中国ですが、今度は、
「世界にインフレを輸出する」
状況ですね~

NZも通貨高で推移しているので、これでも輸入インフレはかなり抑制されているはずですが、燃料価格、人件費等が価格転嫁されてきており、
かーなーりのスピードで物価上昇中です
(これでNZドル安に振れたら恐ろしいことに



ご近所の治安
外でケンカしているような若い男の声。かなり遠かったのであまり気に止めていなかったら、
パタパタパタパタと誰かが走って行く音
(窓を開けていたのでよく聞こえました)

とっさに外を見ると、生垣の向こうを過ぎていくツンツン立った金髪だけが見えました。どうもケンカしていた若い男の1人のよう。
「誰か追いかけてくるんだろうか?」
と思ったけれど、遠のく足音と遠くの怒声以外は聞こえませんでした。

ちょっとして外出から戻った夫が、ケンカがあったらしい家にテーザー銃(スタンガンの一種)を持った婦人警官2人が入っていくのを見たそうで、
「なにかあったの?」

その後も警官が走って行く姿が見えたりして、ここ最近、警察の目撃率がかなり高まっているご近所 3週間不在にしても、家になにもなくてホッとしていたところだったんですが・・・・


いつかの光景

パトカーのパトロールや覆面パトカーをしょっちゅう見かけるように。
警察のプレゼンスは喜ぶべきことなのかどうか


お隣の番猫はサボってばっかりで、

頼りにならないしね~


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