ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

おんぜんサーモン

2006-05-21 | 料理・食べ物・外食
大人だけのピクニックに出てきた自家製鮭フレーク。たまたま日本人の友人におすそ分けしたところ、
「今まで日本からこっそり持ち帰り、見つかったらどうしようかとドキドキしてたアイテムの一つ。こんな風に作れるなんて!」
と、喜んでもらえたので、ここでちょこっとご紹介します。
(「もうとっくにやってます!」というお宅もあるかも)

鮭フレーク、つまり鮭の身をほぐしたものの瓶詰めは子どもにも大人気。高級品になると焼いた身をほぐし、香ばしい焼き焦げがついていたりしますが、海外で簡単に手に入るものはそぼろ風になった普及品がほとんどで、私たちが香港の日系スーパーで買っていたのも、そんなそぼろ風でした。

こちらに移住してきてから、一段と日本食から遠ざかり、鮭フレークが食卓に上ることもなくなっていました。そんなある日、ポテトサラダに缶詰のピンクサーモンを混ぜて出したところ、子どもたちの目が
キラリン♪

「ママ、コレって、あのサーモン?」
と聞かれ、
「違うわ。鮭フレークじゃなくてピンクサーモンよ。」
と答えると、ふたりはガッカリ。

「でもさ、何が違うの?同じサーモンでしょ?」
と反撃され、答えに詰まってしまいました。
「そうか、同じサーモン・・・ってことは、そぼろにしたら?」
ということでできたのがコレ→

名づけて
「おんぜんサーモン」♪


私が思いつくくらいだから、作り方は超カンタン♪
ピンクサーモンの缶詰を開け、黒い皮と骨を取り除き、後は中火の鍋に汁ごと入れ、汁がなくなるまで箸でかき混ぜてほぐし、酒少々と塩でお好みの味に調節して、お・し・ま・い!
そっ、これだけです。

酒はなくてもかまいません。缶詰の水煮の段階で味が出ているので塩味もお好みで。ただ、ご飯にかけて食べるとなると、ちょっと塩分強めの方が合うかもしれません。これに「ゆかり」や白ゴマを混ぜてもきれいですし、乾燥ワカメをチーズおろし器でガリガリおろして混ぜてもイイ感じです。いろいろお試し下さい。

できたものは瓶に入れ、市販の鮭フレークのように保存しています。おにぎりの具にもなるし、熱々のご飯にかけても、和風スパゲティーでスープでひたひたにしたワカメや三つ葉と合わせても、彩がきれいです。

市販品のように化学調味料や着色料を使っていないので、色も味も素朴で薄めですが、食べ慣れてくると自然な味わいがいいものです。特に玄米と白米を混ぜた炊き立てのご飯との相性が気に入っています。海外ならではの自給自足、冷蔵庫に一瓶入っていると何かと便利で、
ヒントをくれた息子たちに感謝しつつ、いっただきま~す♪

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