ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

クライストチャーチ行:レッドゾーン

2013-01-03 | 旅行
年を跨いでしまいましたが、12月のクライストチャーチ行のつづきです。

ぜひ見てみたかった、レッドゾーンと呼ばれる立入り禁止エリア。

フェンスで覆われ、


「通行止め」のサイン



「関係者以外通り抜け禁止」



工事車が行き交い、まさに取り壊し中のエリアは

「危険につき立入り禁止」


二重三重のフェンスが

物々しさを感じさせます。


フェンスのこちら側、

イビス・ホテル
営業中でしたが、貸し店舗部分は空室になっていました。


ホテルから先はレッドゾーン

すぐ隣のIBMのビルはもぬけの殻


フェンス内は工事関係者以外の姿はありません。



ホテルの前はすでに更地になっていて、

臨時のグラウンドになっていました。


そのすぐ後でもビルの解体が進んでいて、

もうもうと立ち上る土埃の中、子どもたちが元気に遊んでいました。


クルマで走っていると、常にフェンスが視界の一部にあるようです。



クリスマスまでの再開を目指していた商業地区。

間に合いませんでしたが、早く再開するといいな~


まだまだ手付かずの部分も相当あります。

すでにビル1,000軒が取り壊され、あと300軒を取り壊すとか。


こんな姿だと、

信号があるのが不思議に感じます。


奥の白いリッジス・ホテルは大丈夫だったそうですが、

周りのビルはこんな感じでこの辺もレッドゾーン内。


この駐輪用の輪っかに乗って写真を撮っていたら、

「ボク、乗れない、乗れない
と善(15歳)が言い出し、夫が助けてあげているところ。
どんな15歳


えへへへへへ



このショッピングセンターも立ち入り禁止で、

通路には雑草が生えていました。
こういう複合開発は完全に取り壊すしかないんでしょうね。


フェンスの向こう側では大型クレーンが何台も稼動しているのに、



フェンスのこちら側はこんな長閑な光景。

エイボン川が変わらぬ姿で流れています。


この落差



エイボン川ではベニスのような小舟に乗っての観光、パンティングも再開。

(これもグラブワンでクーポンが出ていたのですが、見送りました


レッドゾーンは徐々に縮小していて、思ったよりもクルマで入れましたが、

オープントップのロンドンバスで回る市内観光ツアーバスも利用しました。


慌てて写真を撮ったものの、これはオープントップではなく、

雨の日用の屋根付きバスでした


1時間のツアーでしたが、ガイドさんの喋りとチャーチLOVEが最高

(しかも、グラブワンで半額だったので助かりました~


今の姿をしかと見ておいておしかった、善。

かなり渋々ついてきましたが、いろいろ思うところはあったようです。


このバスで下見をしておき、気になった場所はクルマで回りました。

(中心部の更地になった場所は臨時の駐車場に。どこも駐車場だらけ)


市とカンタベリー博物館が共同運航しているレッドバスにも乗りました。

このバスだけはレッドゾーンのど真ん中、大聖堂まで行くことができます。


この角度は自分では行けない場所。



壊れてしまった

大聖堂


残った

聖杯(チャリス)
その姿に、
「いつもどこかに希望は残されているんだなぁ。」
と思いました。


今のチャーチは被災でマイナスの状態ですが、



いつかはゼロに戻り、



復興を成し遂げてプラスになっていく

と、強く強く実感できました。


「チャーチは立ち直ります。10年後にまた来てください!」
という、市内観光ツアーのガイドさんの力強い言葉が印象的でした。
(初老の彼はずっとテレビ界にいたそうで語りが素晴らしかった!)

ぜひぜひ来ますよ、
その前にもねっ

(つづく)

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