ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

老人ホームの経営状態

2024-11-23 | 私事・リタイア・人生
周りの友人たちが続々80代に
入ってくるせいか、老人ホー
ムの話をよく聞き、自分もそ
れなりに気になるお年頃に


一口に老人ホームと言っても
民間や半官半民などいろいろ


一般的にレストホームやケア
センターと呼ばれる日本の老
人ホームに似通ったものから


リタイアメントビレッジと呼
ばれる中層のビルが何棟も立
ち並びビレッジを形成するも
のまであります。ビレッジに
なると総勢1,000人近い施設
でまるでホテルかリゾートか

(※施設も充実しています)


特に“ビッグ6”と呼ばれる大
手は上場企業だったり、オー
ストラリアに進出したり、業
種として確立されています。


“ビッグ6”は
断トツNo1のライマン



メットライフケア
サマーセット
ブーパ
オセアニア
アーバイダ


この6社でビレッジ市場の推
定48%を占め、国内老人施
設の部屋数の65%を所有し
ているとか(2023年8月時点)



アーバイダ以外は生活圏にあ
ったり知り合いが入居してい
たりで、非常に身近な存在。



しかし、オセアニアの中間決
算が1,710万ドルの損失とな
ったそうでドキリ。すでに所
有物件7ヵ所を売却して、赤
字の圧縮に努めているようで
すが、終の棲家として入居す
る入居者には不安が募る話


特に気になったのが鳴り物入
りで建設した超豪華ビレッジ
『ヘリアー』(111室)の入居率
が31%に留まっていること。


最高級を謳う以上サービスの
質は落とせないわ部屋は埋ま
らないわで、相当大変なはず


最近、友人の妹夫婦がサマー
セットの新築ビレッジの下見
に行き、250万ドル(約2.3億
円)の2部屋物件のあまりの狭
さにがっかりし、入居見送り


ライマンの旗艦ビレッジ、エ
ドモンドヒラリーは敷地の一
部の地盤沈下で入居者が他の
施設に一時的に転居させられ
る事態になり、家族・友人か
ら遠くなるなど、問題噴出


供給過剰、ビレッジのバブル
化が懸念されてから久しく、
終の棲家である以上、経営状
態は非常に気になるところ。


やはり一番いいのは夫婦揃っ
て健康で、最期まで自宅で過
ごせることなのですが、先の
ことは誰にも判りようがなく
ビレッジ市場ウォッチが続く



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