NZ航空の800日業績回復計画

新型コロナで業績の急激な
悪化に直面する航空業界


この問題で世界中でいくつ
の航空会社が消えるのか。


つい数年前までは、LCCの
台頭で世界中でパイロット
不足が深刻化していたのが
なんと昔に思えることか


そんな中でNZのフラッグ
キャリアNZ航空が発表した
800日業績回復計画


800日にグッとくる経営センス
2年2ヵ月とか2022年8月まで
と言わずに、ズバリ800日


1日1日が経営立て直しの日々
どの日に何がどうなっているの
かというイメージが描けている
証拠を感じさせる800日の断言


練りに練った上で発表している
のが実感できました。そこまで
綿密に練ってあれば、例えその
通りにならなくても全体が把握
できているので、プランBでの
修正ができることでしょう。


全体が把握できないまま、まず
予算だけ組んで何をするかは
「後から考える」という政府の
新年度予算案とは大違い💦



NZ航空は4,000人のリストラ
を断行し、さらに人員削減を
進める意向のようですが、
この最も厳しい仕事を迅速に
進めていることにも経営手腕
を感じ、業績回復に期待


政府からの9億ドルの信用枠は
金利7～9%という、この低金利
の世の中で懲罰的な金利💦に
なるようで、できるだけ使わ
ずに、ましてや債務株式化で
国の出資比率が現在の52%より
も上がることがないように、
慎重に計画を進めていくよう。


サバイブ・リバイブ・スライブ
(生き残り再起して成功する)
と題された計画は、8月末まで
がサバイブ期間で、9月からは
リバイブ期間に突入する予定。


国内線の運航状況が予想以上
のようですがオーストラリア
や周辺の南太平洋島嶼国以外
の長距離便が復活するのは
来年に入ってからのよう
この辺は海外情勢次第です。


グレッグ・フォランCEOが
「リストラの対象となった社員
たちのおかげで経営の再建を
図り、業務時間の短縮に応じ
てくれている社員をフルタイム
に戻すことができる」と言及
していたのが印象的でした。


800日後に利益の出せる健全
経営に立ち直っていることを
目指す計画の実現を、国民と
して見守り、一消費者として
微力でも支援していきたい

がんばれNZ航空