ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

よく学び、よく遊び、よく働き、よく遣え

2014-09-15 | 息子通信
タイトルがそのまま、さいらん家のモットー
それを地で行っている子どもたち


長男・温(20歳)は3週間の台湾での中国語研修を終え
(マンツーマンの個人レッスンを1日6時間×15日=90時間
よく学び


ただいま北海道を2週間以上かけて旅行中
今日はこんな写真が届きました。



ため息もの~=3

よく遊び


帰ったら新学期までにアレコレのバイトで
北海道旅行費を取り返すんですと
よく働き


そして旅行中だというのに、
「ママかパパの口座で僕のボーナスボンドを買ってくれませんか?」
というメール


ボーナスボンドとは四大銀行のANZがやっているユニークな投資手段で
一口20ドル(1,800円)を投資し、抽選に当たれば最大100万ドル
という、元本をすらない宝くじのようなもの


無利子なのでただ預けているだけですが、当たらなければ
そのまま何度でも抽選の対象になります。


宝くじやロトなど純粋な賭け事なら、外れれば紙くずですが、
ボーナスボンドは元本がずっと残り、解約したければいつでも可。
元本をすらない宝くじ+利息のない預金
とも言えますかね?


NZは今年3月まで丸3年史上最低金利が続いていたので
「わずかな利息を狙うんだったら(利息にも課税されるし
ボーナスボンドで夢に投資
というわけです。賞金は非課税です。


温にも名古屋に行く前に絶対やっておくことの一つに、
「ボーナスボンドの口座開設
を勧め、本人も郵便局に出向いて口座を開いてきたのですが、
出国に当たり口座管理料が取られる銀行口座を閉鎖したため
ボーナスボンドの口座が使えなくなっていました。


それでも、旅行中にボーナスボンドからメールが入り、
「そうだ
と閃いたようで、わざわざ北海道から連絡してきました。


こういう話には膝を打って反応しちゃう親たち
これから毎月共同で同額を積み立て、
当たったら山分け
ということで話がまとまりました。
(※金額が大きい方が当たるチャンスが高まるので)
よく遣え
ってことで。



このやり取りを耳ダンボで聞いている善(17歳)
こっちは国の補助金の対象になる18歳からキウイセーバーを始め
20代でのマイホーム取得に邁進するよう


これも
よく遣え


美味しいものを食べたり旅行に行ったりの
消費も大事
努力とリスクの
投資も大事


そんなモットーは以前メルマガ「西蘭花通信」にも書きました。
Vol.0581   ~消費と投資:消えるか増えるか~
Vol.0582   ~消費と投資:消費と投資:CELTA~


けっきょく、CELTA取得への親の投資はすでに回収済みで
(この辺の経過はコチラでも)
温は親への返済期間中、2万円の仕送り減を乗り切り、
毎月7万円+アルバイト代で生活していました。


3年生になる今月からは、善が年明けから大学生になることもあり
仕送りを本当に7万円に減額させてもらい、あとは本人任せ。
今の調子なら年2回の台湾での語学研修も続けられるでしょう。


「卒業までに交換留学生として第三国へ
という計画もあり、1、2年生でめいっぱい授業を取っていた関係で
3年生は週休5日なんだそうです
(※諸般の事情で交換留学は見送ることに)


鬼のようなバイトとインターンシップが待っていそう
なにがどうなるのか、楽しみー


ドミニオン詣

2014-09-14 | 料理・食べ物・外食
壊れかけた股関節の痛みが絶好調のここ2日
散歩部どころではなく(天気も降ったり止んだりだし)

ドミニオン・ロードのパンダこと四川小吃へ。


先週の日曜の父の日にも善(17歳)のゴチで行ったばかり。
でも3人で分けた担担麺がびみょ~に足りなくて


今日は1人1椀のシェアなし

写真は使い回しですが
今日のは味が濃いめ+やや甘めだったのは残念ながら
麺の茹で方が最高に好きなブリンブリン系で
プラマイゼロでした。


いつも安定の味だったので、今日はシェフが違ったのかな?

これもいつもの海鮮ワンタン
ほっとする優しい味です。


そのままドミニオンを横に移動して

ハイ、裏庭(←夫命名
(ホントはウラニア


まったりしたかったものの、日曜日は閉店が早く

こーんなどこかのおばあちゃんの家にありそうな椅子で
ちゃちゃっとコーヒーブレイク


素朴なテイストのまさにホームメードのキャロットケーキも
食べたのですが、写真忘れ


やっぱりこんなインテリアに

ついつい目が行ってしまいます。


次回はもう少しゆっくり行きたいなぁ



レーゾンデートル

2014-09-13 | ペット・動植物
さいらんガーデンにある植物は基本的に6種類


①果樹

(※引っ越して来る前から植わっていたものと、自分で植えたもの)


②記念樹

(※可愛がっていた猫たちの記念樹など)


③多肉

(※ほぼすべて寄付用の鉢を作るために育てています)


④垣根

(※どれも引っ越してくる前から植わっていたもの)


⑤ハーブなど野菜類

毎朝のスムージーに欠かせないパセリなどなど


⑥その他

(※引っ越してくる前から植わっていたバラ3本)


つ・ま・り、
自分で植えたのではない⑥以外、
役に立つものばかり


役に立たないと、
この庭では生き残れない


どーも超超超合理的な性格が出てしまっているのか、
ただキレイなだけじゃダメなんですよねー
(※「イケメンってだけじゃあねぇ」っていうのと同じ発想?)


そんなレーゾンデートルをとことん問われる厳しい庭で
猫たちの記念樹に続いて、他の花が次々開花中!


モモ1号

種から育てて毎年美味しい実がなります。


ミカン

2008年の離れの工事の時に枝1本を残してダメになった木
その脇芽が育って、とうとう8年目にしてこの春、開花


幹がない分細い枝ばかりが縦横無尽に伸びます。

無数の棘があって細い身を守っています。


モモ1号とミカンのコラボ

どちらも雨ニモマケズ咲きに咲いています。


バレンシア・オレンジ

こちらは買ってきた苗に梯子を倒して折ってしまい
ミカンと同じく脇芽が育って、この春初めて開花


たったひとつのつぼみが咲きました。

まだまだ細くで木全体が針金のようです。


そして今日開花した

モモ2号
こちらも種から育てた黄桃で、それはそれは甘い実です。


そして、もうひとつ今日開花した

サクラ


つい数週間前に落葉が終わり、落ち葉かきをしたばかり。



この木は引っ越してきた時からあった木ですが、
長男・温(20歳)の巣立ちを思い起こさせ、今では記念樹です。

2年前の花


これが咲き始めるということは、温も今月から新学期
(※9月入学なので)
大学3年生になります


「あれはたった2年前のことだったのか

と思ってしまうほど、長い長い時間が流れた気がします。
善(17歳)はいつまで家にいてくれるのか?


とか言いながら、18歳の誕生日にキウイセーバーを始めさせ
(※任意の確定拠出型個人年金で特典がテンコ盛り
大学卒業後数年で家を買わせようと、親の方がノリノリ


リスク&リワードの実感は1年でも早く身に付けるべき
というのが親の考え方なので、これを推奨していったら
とっとと巣立っちゃいそう


おーっと、もうひとつ咲きそうなのが、

これまた種から育てているアボカド
初めて見たこんなもの!
どう見てもつぼみですよね?
楽しみです。


植物諸君、己の存在意義のために

がんばってくれたまえ
(※こっちも一生懸命お世話しますから~


1ドルのシアワセと10ドルのシアワセ

2014-09-12 | 料理・食べ物・外食
ノッシュで買ってきたコレ

グレイプポンの粒マスタード


ザ・フレンチな外観そのままの
メイド・イン・おフランス


スプーンですくってそのまま食べたいほど好きです
マスタードのほのかな辛味とあらゆる食材を引き立てる上品な酸味
さらに噛めば噛むほど味わいがある粒々
書いているだけで生つばゴックンもの


ステーキに(私は食べませんが
ソーセージに(ぜひ粗挽きで)
ポトフに
サラダに
フライに
サンドイッチに


これがノッシュで1瓶99セント(90円)でした
在庫一掃の出血大サービスっちゅーやつですな
(※いつも5ドルぐらいなのに


期限は10月15日まででしたが、思わず買っちゃいましたよー
そして、マヨネーズ+キュウリのスライス+コレでサンドイッチ
あー、シアワセ



こちらは今日の共同購入サイト、グラブワンに出ている

消防士の2015年カレンダー
世界的にこの手の消防士のカレンダーってみんな脱ぎますよね?


腹筋割れてないと

火って消せないのか


女子版もあるのがなんともNZ

このバズーカみたいなものはナンダロウ?


これは買ってませんが
カレンダーが10ドル(900円)って、NZではとっても安いのでは?


10ドルで来年1年間、壁にかかったこれを見ながら
あー、シアワセ
という人も大勢いるんでしょうね


ちなみに現在200部以上売れてます


春に逢いに

2014-09-11 | 料理・食べ物・外食
朝から5km走って、カロリーを落として臨んだ一皿


お皿の上が花盛り

まるで春に逢いに来たかのよう
クリアーウォーターピークにて


夫は鯛のコロッケ



そしていつものブルーベリー&レモン・マフィン

私にとっては神的組み合わせ
夫はレミントンのヨーグルト掛け


この時以来だったので早2ヶ月ぶり。
その後、グラブワンで平日ランチのクーポンが出て
即買い
2枚買いしたので、また近々行ってきますわ。


バックヤードは風が通ってやや寒かったせいか、店内は満席
写真は遠慮しましたが、内装が変わっても居心地の良さは抜群。
家から遠いのが返す返すも残念なカフェですが、
あのお出かけ気分も、出かけて行く楽しみなのかな?


ラージはカフェオレカップで来ました

この量でも最後まで美味しく飲める素晴らしい1杯



昨日は胸焼けするほどどかちんガーデニングだったので、
今日はかなりまったりデー
この緩急も大事。
(※それでも多肉の植え替えなどしましたが)



緩急と言えば、7、8月は壊れかけた股関節が絶不調な日もあり、
なーんとなんとラッセル&ケリケリ旅行のときは、あまりの痛さに

生涯初の温湿布を使ってみました
(※冷湿布も多分未体験)


ホントのホントに不思議なことに、
なぜこれが家にあったのか?
誰かにもらったのか?(記憶なし)
自分で買ったのか?(まったく記憶なし)


買ったのなら、
NZの日系2ドルショップ?
日本?


本当に不思議で不思議で仕方ないものを旅行前の春掃除中に
たまたま発見していました。


「どうしてこんなものが家に?誰が使うんだろう?」
と思っていたら、




自分でした



股関節が言うことをきかなくなったときに、温めると少しはマシなので
急に思い出し、旅行に行く前に服に貼ってみました。
(※服に貼るタイプでした。これも人生初体験


なんとなくラクなような、効いてるような、
少なくとも助手席の乗り降りがラクになったのは確か
(※問題は左側で運転席の乗り降りは問題ありません)


そのため2ヶ月近くランニングはお休みして、ウォーキングだけで
様子見
どちらでも違和感は同じなのですが、ランニングの振動がどうかな?と。


今週に入って、違和感はそのままにランニング再開
不調なときでも1kmも走ると、股関節に脚がハマってくる感じで
ガクガクするのが直ってきます


一昨日4km
今日5km
今回もまた切り抜けたようで、復調ですわ。
また、ぼちぼちがんばります



温(20歳)はまだ北海道を旅行中
大雨特別警報は解除されたものの、どうしていることか?

写真は移住前の2002年のクライストチャーチにて。
ココで言っていたオラリというB&Bで。


東京も大雨洪水警報だそうで、皆さまお気をつけて。


平均3時間に1回の感動体験

2014-09-11 | 旅行
1泊2日の34時間旅行で書きに書いたり10本!
ラッセル&ケリケリ旅行記
平均3時間に1回の感動体験

(※自分の備忘録用です。あとで検索する手間が省けるので・・・笑)


ラッセル&ケリケリ行2回目:トニック
ラッセル&ケリケリ行2回目:アメーズスペース
ラッセル&ケリケリ行2回目:フンデルトヴァッサー
ラッセル&ケリケリ行2回目:ビンテージ・トレイン オプアまで
ラッセル&ケリケリ行2回目:ビンテージ・トレイン 再びオプアまで

ラッセル&ケリケリ行2回目:デューク・オブ・マルボロ
ラッセル&ケリケリ行2回目:ラッセル早歩き
ラッセル&ケリケリ行2回目:マホエ・チーズ
ラッセル&ケリケリ行2回目:フード・アット・ファレプケ
ラッセル&ケリケリ行2回目:ストーンストアとケンプ・ハウス


春掃除10日目

2014-09-10 | 家&庭関係
今日は胸焼けするほどガーデニング
春掃除10日目です。


「家の中は捨てっ
というほど、掃除が庭に集中しているのはいかがなものか


明日が庭ゴミの回収日&天気がいいというのが原動力となり、

丸花壇をお誕生日ケーキカット



ところが、半分も刈らないうちに電動トリマーの
延長コードを切ってしまう
というハプニング


仕方なく、残りは花バサミでざっと虎刈りに
また日を改めてキレイにしなきゃ

ゴミ箱などいっぱいにするのは朝飯前



その後、ホントにブランチで一息入れ

後半は多肉整理


植え替え
寄せ植え
挿し木
etc
と延々延々


余ったら肉置き場へ。

寄せ植えを作るのも肉置き場から。


そんなコーナーが庭に何ヶ所かあります。



あれこれと作った鉢置き場もあちこちに。



ちょうど1ヶ月前のこの時に作った鉢。

かなり根付いてきました


まだまだあります~

寄付用(8割)
キープ用(1割)
とりあえず用(1割)
などなど、作っている自分しかわからない分類があります。


でも、育ち具合によって、
キープ用⇒⇒⇒寄付用
寄付用⇒⇒⇒とりあえず用
になったりするんですけどね。


さいらんガーデン卒園組

近々寄付してきます。



去年の11月に草ぼうぼうになっていたのを



6時間かけて

きれいにしたあと、


実に10ヶ月もじっくり寝かせた(放置ともいう)

この一角


どうするか、今日になって構想決定
近いうちに着工したいと思います


見た目はアレですが
とりあえずの場所の雑草防止にはガーデンマットが一番です。
何かしら植えてしまうと、ズルズルそのままになってしまうし。
思い切ってランドスケーピングしますわ



やるこたぁやったので、
明日は外出


ラッセル&ケリケリ行2回目:ストーンストアとケンプ・ハウス

2014-09-09 | 旅行
ケリケリと言ったら、まず思い浮かぶのが

ストーンストア
1836年に完成した現存するNZ最古の石造りの建物。
設計は宣教師のジョン・ホブス
建設はオーストラリアの囚人、ウィリアム・パロット

・・・・という組み合わせが、なんとも時代ですな


当初は宣教師たちの食物貯蔵庫として造られたものの
ほとんどの期間はカウリガム(樹脂)取引にリースされていたそうな。
中で製粉も行われていました。

1階は無料の展示とおみやげコーナー
2階は入場券が必要な博物館になっています。

2階の様子


前に来たときはなかったと思われるコレ
ちゃちゃっとノースランドの歴史を巡ることができます。

19世紀初頭のコロラレカ(ラッセル)の様子
火縄銃が主要取引品目となり、ジャガイモとイノシシで
代金が払われ、その時々の相場で量が決まっていたそうな。


マオリに銃が行き渡ると、グーンと値崩れしました。
今のコモディティー相場と一緒


NZ建国の礎となったワイタンギ条約

1840年調印
マオリのチーフたちが続々と署名


しかし、これが後に物議を醸しNZは内戦状態に。

ラッセルのフラッグスタッフ(国旗掲揚台)は
マオリの有力チーフ、ホネ・ヘケらに4回も切り倒されました。
(※この話はコチラでも)



ストーンストアのすぐ裏手にあるのが

宣教師の住居だったケンプ・ハウス
これまた現存するNZ最古の木造建築
1822年完成


そうなんです

NZ最古の石造りと木造の建物が隣り合っている
ケリケリに来たら、やっぱり寄らなきゃ!な場所


ケンプ・ハウスはストーンストアとの共通券で入れます。

本当はガイドツアーのみだったのですが、閉館間近だったので
自由に見せてもらえました


1階のパーラーと呼ばれる

客間


ピアノもあります。

大勢の人が出入りしたんでしょうね。


家具もすべて当時のものだそうです。

間違いなくカウリでしょう。美しい


こんなに可愛いオモチャ発見

ノアの箱舟は永遠に好きなテーマ


キッチン



これは増築されたものだそうで

以前は外に離れとしてあったそうです。


母屋とつながったことで、どんなにラクになったことでしょう。



「雨の日とかね。」
と言ったら、スタッフに、



「水汲みもよ!1歩でも川に近いほうが助かったでしょう。」
と言われ、当時の食事作りの重労働に感服!

そこまでタフじゃないと、宣教師や入植者の妻は務まらない?


ブレックファスト・テーブルか?

奥にダイニング・テーブルが見えます。


寝室の様子



子ども部屋



マスターベッドルーム

板を張っただけの壁
いくらノースランドとはいえ、冬は寒かったでしょうね。


私はなぜかこんな空間がデジャヴュな気がしてなりません。

質素な木造の家
板張りの床と壁


小さな窓と小さなドア

窓に翻るカーテン


特に外の明るさと中の暗さのコントラストが

無性に懐かしい
前世のどこかで囚人だったのか?(笑)


日本やヨーロッパでそんな想いに駆られたことはなく

欧米かぶれも欧米コンプレックスも全くなく、
ただただ1、2世紀前のコロニアルなものに懐かしさを覚えます。


開拓民として新天地に漕ぎ出し、苦労して新生活を築いたのか?
使用人として出入りしていた現地の人だったのか?

なんとなく前者だったような気がします。


本国イギリスにはまーったくピンと来ないのに、
香港、シンガポール、NZと大英帝国の植民地を渡り歩いているのも
偶然ではないかも


いつか自分の来し方を知ることがあり、呆けた白黒写真の中に
粗末な恰好をした(絶対に労働者階級だったはずなので)
自分を見つけることが、死ぬまでのささやかな夢です。


目の前に広がるストーンストア・ベイシン(湖)

と言ってもここは川幅の広くなった川の一部のような地形。


去年食事をした、ペアツリー・レストラン



この裏手の高台はかつての有力マオリのホンギ・ヒカのパ(集落)で
ヒカの庇護のもと、ケンプ・ハウスは完成したんだそうです。
木造の建物はマオリと入植者や政府軍との戦いの中で消失しており、
ケンプ・ハウスは1820年代の火縄銃戦争を生き残った
唯一の木造建築なんだそうです


ケンプ・ハウスの裏のガーデン

果物の木もたくさんありそう。


これはブドウでは?



ケンプ・ハウス裏の家

ここはカフェですが、オフシーズンは閉まっているよう。



ここは去年、私がすっ転んでしまった岩場



今年はフェンスがしてあり、

もう入れなくなっていました。
(※転倒者続出????)


立派な橋があるので

これを使え、と


岩場はカモメ専用に



セントジェームス教会



いつもここに来るのは遅い時間なので、次回は早めに来て
ヒカのコロリポ・パや復元されたマオリ村レワ村も歩いてみよう


(完)

父の日2014

2014-09-08 | 家族&夫婦
「なぜNZの父の日は9月なのか
毎年疑問に思っても、理由を知らないまま早10年。
昨日はこちらの父の日でした。


今年は珍しく、善(17歳)が覚えていました
夫はアニバーサリー好きなので、覚えていることは重要ポイント。
パパの覚えめでたく


「善、でかした
と内心フォローの母。
「じゃ、パパの代わりに芝刈りしてあげたら?」
と、プレゼントがないのを察してさらにフォローに回る母。


「それはできない
即答する海外生まれ海外育ちのKY息子
「な、なんで
「明日出すインターナル(中間レポート≒宿題)があるから


あのねぇ、善クン。
芝刈りなんてせいぜい1時間
金曜日は朝2時(=土曜日の朝)の午前様
土曜日はちょっと仮眠して1日夜まで外出
で、今日の父の日、たったの1時間も捻出できんのかっ


「ボク、13年生もエクセレンス(成績の総合評価)とったよ。」
話がいきなり明後日の方角に飛び、勉学に忙しいと言いたいらしい。
とてもそうは思えませんが
(※先週末はコレだったし、その前の週末はコレだったし)


エクセレンスは日本で言えばオール5みたいなもの。
親を黙らせるにはこれに限る
(※元々何も言わない親たちですが)


「なんでNCEA(年末の全国統一試験)受けてないのに分かるの?」
「だってもうインターナルで50クレジット(単位)取ったから。」
「・・・・・・


何度聞いてもよくわからないNZの教育システム
でも、もういいや。あと半年で卒業だし(←投げてる)


ということで、芝刈りはナシ
その代わりカウンターオファーが出るところが、ティーンエイジャー
「ご飯、ごちそうするよ。どこ行きたい
「えぇぇぇえ 善クンが奢ってくれるの?」


「じゃ、ナンバー5?」
とか母の日でもないのに言っちゃう母。
(※家族で行ったのはコレが最後でした)


でも、先々週末のシドニー大会でボロ負けしてしまった(本人の弁)
ティーンエイジャーの財布で行くんですから、

ここが限界
パンダこと、四川小吃


善に食べさせたかった

酸辣土豆絲
サンラー風味のジャガイモの千切り
善も気に入ってました。


あとはおなじみ(写真まで使い回しの

海鮮ワンタン


担担麺



テッパンの魚香木耳

は善の負担を考えて遠慮しました


最近家でも見よう見まねで似たようなものを作っています。

パンダの自家製麻辣とは比べようもないですが・・・・
大量に作ってもすぐになくなる定番メニューに。


でも善本人が、
「餃子、食べよう
と言い出し、3人で20個オーダー


さらに足りない善がほぼ自分のために、

鶏と椎茸の旨煮あんかけご飯


親も味見させてもらったけれど、ほとんど一人でぺロリ
さっすがティーンエイジャー
やるときゃ、やります!


〆て46ドル(約4千円)の激安パンダ価格
半額クーポン使ってどこかに行くより安いかも!
(クーポンは普通2人用なので3人目は正規料金だしー)


子どもたち2人からご馳走してもらったことはあっても、
(※こんなコトとか)
1人で全額は初めて
善クン、ごちそうさまでした
(※実は去年の父の日も担担麺でした



・・・・と、今年もパパよりも話題をさらった善なのでした


ラッセル&ケリケリ行2回目:フード・アット・ファレプケ

2014-09-07 | 旅行
アタリかハズレか、勝ちか負けか、
「これは賭け
と乗り込んできた、洋食とモダンなタイ風料理がウリな


ケリケリのフード・アット・ファレプケ



コーヒーはオーガニック

この雰囲気に合ってますね。


元米軍のバラックだったという簡素な建物

ノースランドは第二次大戦末期に日本軍の上陸に控え
かなり米軍が駐屯していたんですよねー
今となってはなんだか不思議な史実


シカの頭ではなく、ここはイノシシ

こういうハンティング・カルチャーにはな方ですが、
インテリアとしては赤とのコントラストがなかなか。


店内は赤と緑が至るところで効果的に使われていました。



いろいろ受賞しているようで、前評判通り。



シンプルなバラックをそのまま活かしたインテリア

店内全体に行き届いた気配りが押し付けがましくなく
建物や庭と絶妙な調和を醸していました。


いくつもの椅子に顧客のメッセージとサインが

海外からの旅行客には特にウケそうなセッティング


気合の入った1杯来ました



「これは
と思わず2杯飲んでしまったほどです(笑)
美味しかった


さー、来ましたよー
勝負の1皿

夫のアイフィレ・ステーキ・サンド


私のフリーレンジのチェンマイカレー

これだけタイ料理推しならば、受けて立とう



結果は



・・・・・



・・・・・



・・・・・



チェンマイ風でも



タイ風でも



もっと言えば



カレーでも




なかったかも


アジア人ではない人の頭の中にあるアジアン・フード
的なもので、フリーレンジのモモ肉がぎっしりなところも、
むしろアジア食ではないような?
肉の比率の高さが、かえって非アジアに感じました。


何も知らされずに出されたら、
「とっても美味しいですね。これってどこのお料理ですか?」
と聞いてしまいそう。


いい食材をふんだんに使って、丁寧に丁寧に作られた
エスニックなどこかのお料理
という感じ。


美味しかったのですが、カオソーイに代表されるチェンマイの
こってりしたコクのある濃厚なカレーを想像していたので、
サラサラでスパイスより甘みが勝っている味はかなり意外。
子どもでも食べられる、全く辛くない味付けです。


さて、アタリかハズレか、勝ちか負けか?
この店を選んだ勝負はいかに?



結果は



・・・・・



・・・・・



・・・・・



勝ち

この場所を知ったこと自体、価値がある!(※洒落じゃない)


食事をする際、雰囲気は重要でも

それだけでは困りますが


ここはその設定、奥行きが段チ



入り口からして

「バリ?」
と思うほどの緑の濃さ。


家主がかつてガーデンセンターを経営していたそうで

店を閉めたときに、売り物だった植物をここに植え


20年かけて造り上げた



亜熱帯ガーデンなんだそうです。



「オンシーズンは風が通って涼しいから、ガーデンの至る所に

お客さんがずっと座り込んでるのよー」
というオーナーの言葉に納得。


居座りたくなるような場所



あちこちに配されたテラコッタの動物がまた



バリを彷彿とさせます。



バリもネコが多いですよね?

これはアングリーキャット?


こんな苔むした感じも熱帯風



豊満な裸婦もいれば



こんな庭の精霊も



いたるところに異なる花が配され



偶然にできた森ではないことに気づかされます。



でも、遠目には自然な森に見えますよね?



見慣れない植物や



ちょっと変わった種類も多数あります!



歩きやすい遊歩道もあって

この庭の価値は不動でしょう。


奥にはアートギャラリーもあり



多数のエッチングが展示されていました。



販売もされています。



こんな感じが好きかな?



レストランの目の前の部分の庭は家主ではなく

レストランが管理しているそう。


「けっこう大変だけどお客さんに喜んでもらえたら。」

とどこまでも謙虚でホスピタリティーに満ちたオーナー
プロのレストランターの矜持と高い美意識を感じました。
庭に出ていろいろ説明してくれる心遣いも素晴らしい!


これだけの庭を維持していくのは決して生易しくはないでしょう。

(※クラブメッドかと思いました笑)


外も含めれば相当な席数で、夏の賑わいが目に浮かぶよう。

それを切り盛りしている訳ですから、
ここがケリケリのレストランの検索で何かとトップに出るのが
よくわかりました


再訪決定

(※アジア食を頼むことはもうないと思いますが・・・笑)


コーヒーブレイクだけでも

寄る価値あるな、と。



FOOD, LIKE LIFE IS A SHARED JOURNEY TO ENJOY
(食事とは人生同様、愉しむための分かち合いの旅)
ウエブサイトにあったオーナーのフィロソフィー
全くその通り


そんな食事を供する場所は、オーナーのおもてなしに溢れ、
外は瑞々しく



中はホッと心温まる空間でした。



(つづく)

ラッセル&ケリケリ行2回目:マホエ・チーズ

2014-09-06 | 旅行
ラッセル=オプアをカーフェリーで渡り、その後は国道11号へ。

その後10号線に抜けてケリケリへ向かう途中。


名前だけは知っていても、行ったことがなかったここへ



どうです、このシビれるシンプルさ

チーズ
幼稚園
材木

という究極の三択


幼稚園と材木にはとりあえず用がないので

チーズの看板に沿ってクルマを走らせると・・・・・


幼稚園があり

製材所もありました


そしてもう一つの建物がココ



マホエ・チーズ



ベーリーオールド・エダムの「ベーリーオールド」に惹かれつつ

ここはいつものゴーダで。オールド・ゴーダがなかったので
ミディアム・ゴーダに。


地元のマヌカハニーもあったので

まとめ買い


ここは乳牛の飼育からしているそうで、周りが牧場でした。
ちょうど生まれたばかりの仔牛がいて可愛かった
息子さんの1人が60頭を飼育していて、2人の息子さんがチーズ製造
絵に描いたようなファミリービジネス/m_0186/}


チーズはもちろん美味しく、ぜひ次はオールド・ゴーダ狙いで



ランチはケリケリで
と、出発前から決めていました。
オレンジで有名な果樹とリゾートの町


去年はストーンストア・ベイシン(湖)ほとりの



ペアツリー・レストランにしました。

眺めは最高


お料理は普通



今回は違うとこ狙いで
ケリケリのレストランは何軒もないので、何でググっても
必ず最初に出てくる店

フード・アット・ファレプケ
評価も高いし
値段も高い(笑)



普段は「町一番みたいな前評判の店はあえてハズす方ですが、
(※評判とガッカリだった時の落差が激しく、ガッカリ度倍増なので)
ここはひとつノってみるか?ハズしてみるか?


この店、さらに何が気になったかというと、
European and Modern Thai inspired food
(ヨーロピアン&モダンなタイ風料理)
がウリなこと
白人が作るタイ風料理って?


かつて旅行中のダニーデンで白人オンリー(キッチンもお客も)の
タイ料理店で大変な目に遭ったことがあり
「まず、芯のないご飯の炊き方から覚えて
というレベルで散々でした。
(※みんなガンガン飲んでましたけど


「これは賭けだな
アタリかハズレか、勝ちか負けか、はっきり答えがでそう。


と思っていた矢先、グラブワンで半額クーポンが出るという
渡りに高速艇
こりゃ、買うでしょ!


さぁ、勝負は



(つづく)

ラッセル&ケリケリ行2回目:ラッセル早歩き

2014-09-05 | 旅行
早くから開けていたとはいえ、かえすがえすも

どうしてこんな地形の場所を最初の首都に選んだのか


今や静かな静かな(特にオフシーズンは!)観光地



ラッセル

南島でいえばアカロアみたいな存在ですよね


そんな古都をサクっと早歩き



この見るからに独立系のこぢんまりしたガソリンスタンド

町にここ1軒しかないのでは?
(※と思ってググってみたら、ほんとうにそうでした


1930年創業の営業中のスタンドとしては最古のものだそうです。

なるー


南島に行かなくたって、ここにもあります!

クライストチャーチ


まんまの「キリスト教会」

1836年に完成した現存するNZ最古の教会


前庭はこの地に縁(ゆかり)のある人たちの墓地になっています。



ひときわ大きな墓石は有力なマオリ・チーフ(酋長)

タマティ・ワカ・ネネのもの。
今でもノースランド最大の部族ナプヒの長を務め
イギリス国王の主権を最初に認めたマオリのチーフ。


素朴で可愛い教会

1836年の最初のミサは英語とマオリ語だったそうです。


こんなステンドグラスから漏れる光を眺めていると

洗礼を受けたくなっちゃうのかしらん?(←そうならない人


ラッセル博物館の屋外展示の小舟

かつては大きな船や捕鯨船が航行していた場所


沖合いから岸まではこんな舟がたくさん行き交っていたんでしょうね。



こんな時でもシルクハットに蝶ネクタイな時代

色はなかなか弾けてます。


思わず顔がほころぶ、こんな可愛い看板は



ラッセル小学校



これが学校?

というほど可愛らしい建物


通路のヤシの木の下にはそれぞれプレートが。



この町の戦没者の名前が刻まれています。

この人は第一次世界大戦の戦没者でした。


どんな遊具よりも記憶に残るであろう、こんな木で遊んだ思い出。

こんな町だったら親子で共通の思い出になるんでしょうね。
それもステキ


これはデューク・オブ・マルボロ・ホテルの真横にある

旧税関
1870年に完成したNZ初のコロニアル建築なんだそうです。
1890年代まで税関として使われ、その後は警察署に。
今でも駐在さんの住居になっているそうです。


うわー、こんなところに住めるなんて、羨ましい
NZの歴史の短さから考えたら、これって
住所:法隆寺
並みのインパクトでは???
・・・んなこたぁない(笑)?


ここには巨大な木があります。

これってイチジクの木なんだそうです


ここに1870-1886年まで住んでいた通関士が植えたんだそう。

今でもなるんだろうか?
どうやって実を採るんだろうか?
(※すぐ食い気に走るこの思考回路


ホテルとイチジクの木はこんな近さ

去年訪れたときは子どもがたくさんよじ登って遊んでいました。


この先は海岸線に沿って、別荘と思われる無人の家が続きます。



夏と冬では全く違う町なんでしょうね。

こんなところもアカロアに良く似ています。


ゲーブルス・レストラン
冬場は休業中
オフシーズンに来ている限り、いつまで経っても食べられない?
この建物も歴史的建造物指定。


ここからはクルマで移動して小高い丘

マイキ丘の上にそびえるフラッグスタッフ(国旗掲揚台)へ。
(※今回は工事中でした)


1840年に現在のNZの礎となったワイタンギ条約が結ばれた後も
マオリと植民地政府や入植者とのいさかいが絶えず
このポールは1844-45年の間にマオリの有力チーフ、ホネ・ヘケらに

4回も切り倒されたそうです
(※闘うマオリたち


ここからの眺めは最高です



ワイタンギも見えます!



ラッセルに来たら毎回来るべき場所なんでしょうね。



フラッグスタッフの反対側にある

測量士協会百周年記念日時計


時計の部分が精緻なモザイクになっています!



この辺りは野生のキウイがいるらしいですが夜行性なので・・・・

遭遇したのは同じく飛べない鳥ウェカでした。


ラッセルで見かけた童話の挿絵のような家

晩年はこんなに小さな小さな家もいいなぁ


町を後にしてカーフェリー乗り場に向かう途中で見つけた

水上遊歩道
(※去年もありましたけど)


「尾瀬

と行ったこともないのに、つい言ってしまうイタい2人


歩いてみることに

遊歩道に行くまでのこの芝を刈っただけの歩道に感動


周りはマングローブの森



ずっと先まで続いています。

大切な生態系になっているんでしょうね。


小舟が抜けられるような水路もありました。



ラッセルはここまで。

さぁ、フェリーに乗ってケリケリへ。


(つづく)

ラッセル&ケリケリ行2回目:デューク・オブ・マルボロ

2014-09-04 | 旅行
シレっと再開する旅行記
かれこれ2週間ぶり
うかうかしてたら、帰ってきてから1ヶ月経ってしまいそうです。


カワカワを出て、いつかビンテージ・トレインが通じるという

オプアへ
クルマだとほんの10分


20世紀初頭までは深海港として大きな船が着く港町でしたが

今ではそんな面影もなく


豪華クルーザーがひしめく

マリーナに。


そこからカーフェリーに乗って

ラッセルへ


このフェリーは20分おきにある、いわばシャトル便



女性2人組が船長+チケット売り+クルマの誘導の3役をこなし

手馴れたもの。
出航~


辺りは風光明媚なものの



ラッセルは陸の孤島も同然な、渡し舟がなかったら行けない場所

(※陸路でも行けますが、大変な遠回りの山道+悪路です)


どうしてこんな場所がほんの1年といえども、

NZ最初の首都だったのか?


ラッセル側のフェリー乗り場はなにもない無人の場所です。
そこからちょっと走ってやってきたのが

デューク・オブ・マルボロ・ホテル 


ここからは1年前に書いたメルマガ~2013年5月~からの引用で


ラッセルはマオリ語でコロラレカと呼ばれ、19世紀初頭のイギリス人入植当時から捕鯨基地として栄え、NZの首都だったこともある古い町です。

デューク・オブ・マルボロは1827年に開業したNZ最初のホテルでした。今でこそNZを代表するクラッシクホテルですが、当時は一攫千金を夢見て鯨を追って海に出る荒くれ男のための売春宿でもあったようです(笑) 現在の建物は2度の大火の後、1931年に別の場所にあった1875年に建てられた電話オペレーターの宿舎を船で運んできたものだそうです!

ホテルは何人ものオーナーを経て増改築を繰り返し、2003年にフランス人オーナーが改装したのを機に、今の姿になったようです。2010年からは現在のオーナーに。家族経営のようなアットホームな雰囲気、波の音が聞こえる小さな部屋、海に面した大きなベランダ、美味しい食事とワインと。10年ぶりの再訪は温かく心穏やかなものでした。



内装はクラッシックホテルらしい調度品に溢れていますが



部屋によってそのコテコテぶりに相当差があるようで



ホテル全体としては

かなり実用的でこざっぱりしています。


ロゴはさすがに

大英帝国調


売春宿だった時代もあれば

こんな時代もあったようで
(ウケる~


部屋の中はモーテル並みの

シンプルさ


でもダイニングルームはこんなだったりして

なんでも来い(笑)


このバラバラでちぐはぐな佇まいが

一つ屋根の下でシレっと共存しているのがこのホテルの面白さ
過去の変遷を全部引きずっていながら重くなく、抜け感があります。


そもそもデューク・オブ・マルボロという命名が

当時の一番の金持ちの名前
というんだから、どれだけ俗物か


今だったら

ビル・ゲイツ・ホテルですかね


夕食まで周囲を散策

目の前が海です。


これぞラッセル

な眺め。


でも、お腹が空いちゃったので、とっととホテルに戻り

ダイニングへ~
金曜日の夜だし満室だしで、早い時間からかなり混んでました。


写真は宿泊客以外の人が出払った後のもの。
フェリーの時間があるので、相当酔ってても時間になると
とっとと帰る
ところがなんだか不思議で面白い~(笑)


前菜はマッスル(パーナ貝)

プリップリ
どうしてこうもスーパーで買うのと違うのか?
どちらも生きている新鮮なものなのに。


私のブイヤベース

せっかくなのでシーフード尽くし


夫のハプカ(ミナミオオスズキ)とエビのリゾット

お皿が大きくてよくわかりませんが、
相当ボリューミー


それでもいってしまったデザート

私はベイクド・ライム・パイ
ライムというのは珍しく彩りも鮮やか


夫のライスプディング

これまた相当ボリューミーでなおかつ
またご飯
本人、かーなーり後悔してました。
(※よほどご飯が食べたかったよう


炭酸水も1本開いて、ワインも開いて
お腹パンパン(=ちゃぷちゃぷ?)


壁際の奥のテーブルにはジェニー・シップリー元首相が

ご主人と食事に来ていました
その後のヘレン・クラーク首相がインパクト大ですが(笑)
女性首相は彼女が最初。


国民党が落ち目のときに連立の内輪揉めであっさり首相になり、
あっさりいなくなった人。


元首相経験者は日本だったら生涯SPが付くそうですが、
NZにはそんなものはなく、2人でサクッと帰っていきました。



おっは~

朝ご飯付きでしたが私が食べるのはこれぐらい。
完全に食い負けてますが、仕方ない。
コーヒーもサイホンに入ったセルフサービス
これじゃ朝は始まらない
カップ半分でお茶を濁し、後で飲み直しですわ。


昨夜はこの外の部分が人でいっぱいでドンちゃん騒ぎでした(笑)

この朝の静かさ~


この明と暗?
この静と動?
この光と陰?
これぞリゾートホテル


目の前の船着場は乗客専用のパイヒア行き



ホテルの前のビーチロード



反対側は別荘ばかりでほぼ無人と思われます。



今や人口千人もいない小さな小さな町ラッセル



夏は大賑わいなんでしょうが

私たちは静かなオフシーズンがたまらなく好きです。


今回は悪天候と高速の通行止めで予約を3回入れ直しましたが、

3度目の正直
いい滞在となりました。
来年もまた来れるかな?
(※またグラブワン出してね・・・爆)


今回はおみやげにTシャツを買ってみました。

なーんと生涯初の
家族全員おそろ


エントランスから出てくるホテルスタッフが同じのを着ています。

レストランスタッフはブラックで
クリーナー「チームタイディー」はレッドでした。
(※そっちも良かった赤は非売品)


上に黒ジャケ着てもイケそうですよね

小さな旅の思い出です。


(つづく)

何もない記念日

2014-09-03 | 料理・食べ物・外食
今日はシティーへ



何の記念日でもないけれど(笑)

ワイン・チェンバーズ


ここは本当に落ち着くお気に入りの場所



昼間からアルザスワインを2杯も飲んでしまい

私にしてはがんばりました(なにを?)


前菜はシーザーサラダでスタート

チキンが大きくなっていてびっくり
以前のサラダ多目の方がいいかな~?


夫はハンガリアングーラッシュ

NZではお初では?
20代の頃は好んで頼んでいた懐かしのスープ


ビーフを食べなくなって早3年
もう頼むこともないのかと思うとやや不思議
でも、後戻りはありません。


メインはお互い「今日のお魚」

ジョンドーリー(マトウダイ)
(※ありがちなサーモンやスナッパーじゃなくてよかった


デザートは

アップルクランブル
熱・冷・甘・滑・堅
が微妙にマッチしていて一口ごとに食感が違って楽しい!


〆にコーヒー
新しく入ったウェイター兼バリスタのラテアートがなんとも
腰が引けていて、色もラインもぼんや~り
あまりの正直な出来に2人で大ウケ。
まぁ、すぐに慣れるよ。がんばって


ということでまったりとした遅めのランチはほぼ2時間。
8月は夫が1ヶ月間猛烈に忙しく、最後の10日は私もドタバタ
何もなくてもこんなのびりできることに感謝して、
何もない記念日


日曜日に台湾から戻った温(20歳)はさっそく札幌入り。
遅めの夏休み、ぜひ楽しんでほしいです。

さっそく味噌ラーメンだそうです
おいしそう
(※草食男子なので、もちろんチャーシューは友だちへ)



私も温も肉を食べなくなってかれこれ3年になります。
温は徹底していて全ての肉食をやめましたが、
私は鶏と場合によって豚肉は食べてきました。


けれど最近は豚肉も挽肉ぐらいで、ほとんど食べなくなりました。
なくても全然かまわないのですが、肉食の家族もいるし
中華はとにかく豚肉だし


食域はぐーーんと狭くなり、外食でも食べられないものが多いですが、
逆に食べられるもの、あるものを心から愉しめるようになりました。
野菜や魚を心の底から美味しい
と思えるようにもなりました。



帰ってからはほろ酔いも醒めるような、
怒涛のガーデニング
ここ数日の雨で草むしりにはもってこいのタイミング
1時間みっちり草むしり+30分の多肉いじり
日差しが強くなる前に少しでもがんばっておかないと



庭のモモ1号が今日開花

今年は何個なるかな~


春掃除本番!9日目

2014-09-02 | 家&庭関係
NZでは9月からが春
・・・・とオフィシャルに決まっているようですが、
まぁ、ホントに気候もそうなるから面白い


季節の移ろいだの、季語だのそこはかとないものはばっさり斬り捨て
9‐11月が春
明々白々


ということで、水面下で地味に展開していた春掃除(だっけ?)
水面に浮上して堂々展開中


今日は朝からバタバタ気味
まずプロに頼んで建て付けが悪いドアを直してもらいました。
この家、1940年代、戦後直後の物件ですが、
オリジナルの部分は全く問題なく、微調整が必要になるのは決まって
後年にそのときどきの家主が改装した部分


「昔の家は良かった
と言われる所以を実感します。今日のドアも後付けの部分。


直してもらっている間、キッチンにこもって引き出し整理&冷凍庫掃除
冷蔵庫は毎週棚1段でもいいので、買出し前に掃除するよう努力中!
しかし、空になることがない冷凍庫はなかなか掃除しないので、
今日は全部中身を出して総点検&くまなく掃除


冷凍食品を食べない家なので、冷凍庫の中身は
万能魚の冷凍ホキ(白身魚)
餃子の皮
レモンの皮
唐辛子
冷凍の練り物
冷凍シーフード(貝類)
イースト菌
出汁用の鯛の骨
といった地味な食材ばかり。
これが全て片付く瞬間は永遠に来ませんわ。


ドアの修理が終わってからは、ササっとペンキ塗り。
ドアを削ったのでペンキのない部分ができてしまい
雨が降るとそこから水がしみこむので、とりあえずの応急処置。
ついでに窓枠のペンキが禿げかかっている部分にも応急処置


窓枠のペンキ塗りって簡単そうで実は難しい
(※と思うのは私だけ?)
塗っている時間よりはみ出た部分を拭いている時間の方が長いという
終わりの見えない堂々巡り


早々にソーたち(シャレじゃない)に頼まないと
(※ソーは家のペンキ塗りをお願いしているビルマ人)


終わった後もブラシを洗ったり
ペンキが着いてしまったクロックスを洗ったり
今週末に寄付する多肉鉢を洗ったり
もらった多肉を植えたり
細かい作業が続く、続く、続く・・・・


やーっとシャワーを浴びて出てきたら、

こんな夕焼け


夜ご飯の用意に入る前のほんのひととき。

今日も充実したいい1日でした。
明日もがんばりますわ