欧介は、この1週間のうちの大半を、寝室で過ごしていた。
蒼太が、無邪気な気持ちからだろうが、
欧介に絡むので、嫌がって寝室の入り口に立って、
救いを求めるような目をするのです。
仕方が無いので、開けてあげると、ベットの上に登って、
日向で悠々とお昼寝をする。
その姿は、やれやれ、といった感じで、
特に淋しそうな感じでもないので、ほっておいた。
今朝もお散歩から帰ってきて、1階の和室の陽だまりに
寝始めたので、そのままにしておいた。
午後になって、日向がなくなったので、
様子を見に行くと、義父のベットの上で丸くなっていた。
蒼太もケージでお昼寝中だし、o-papaもお昼寝中だったので、
欧介を2階に連れて行くと、
o-papaの肩の辺りに出来た日向に身を寄せるように、
丸くなって眠ってしまった。
欧介は、比較的一人がよくて、
同じ部屋にいても、人にくっついて寝たりすることが
少ない子です。
でも、やはり一人で1階に置いていかれて、
上に居る蒼太やo-mama&o-papaの様子を伺っていたようです。
ちょっと、淋しかったのかな。
お散歩の時間になって、蒼太をケージから出してあげると、
嬉しそうに尻尾を振る欧介。
2頭で、楽しそうにじゃれあっている。
欧介なりに、この2週間近く、状況を把握するのに時間がかかっただろうし、
蒼太を認めたくない気持ちもあっただろう。
でも、今日は、認めつつあるのかな?って、思いました。
遊んでいる様子を見ても、蒼太は、めーいっぱいで遊んでいるのですが、
欧介は、余裕のある遊び方をします。
かまってやってるって、感じなのです。
時々、下手に出て、蒼太に誘いをかけ、肝心なところでは、
ぎゃふんと言わすような、上手な遊び方をします。
きっと、小さいころから、訓練所に通っていたので、
犬同士のコミュニケーションには、慣れているのだと思います。
なんだか、心配で心配で仕方の無かったo-mamaですが、
今から考えると、最初から欧介はo-mamaを慰め、励ましてくれてたのね。
小さい身体で、いろいろな事を受け止め、理解してくれる
欧介をあらためて尊敬しました。