to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

チョークチェーンが好き?

2011年01月12日 | Obedience

o-mamaは、訓練をするときにワン達にチョークチェーンをつけます。

普段のお散歩は普通のカラーです。

 

車の蒼太くんのゲージのドアにジャラジャラとくっついているので、

夕方、いつもの広場に行くと付け変えてオビ練をします。

その時の欧介と蒼太の様子は?

名前を呼ぶと嬉しそうに寄ってきて頭を差し出します。

尻尾もフリフリです。

これをつけると楽しいオビ練だってわかってるんですね。

これをつけるとo-mamaを一人占めだし、この時ばかりは、1頭集中ですからね。

ウチのワン達には、濃い~遊びの時間の合図なんですよね。

 

o-mamaは一般的に言われる罰を与えるチョークを引くのが上手くありません。

o-mamaが、罰を与えるためのチョークを引くと、

ぎゅ~っと引いてしまうので下手くそなんですね。

でも欧介も蒼太もイヤイヤじゃない。

これって犬がドMなの?

ウチに来た子みんなMになっちゃうの?

そんなことは無いですよね。

たぶん、罰として使ってないからだと思います。

上手く引けないこともわかっているので、

わからせるために無理やり引いて苦しめるような使い方をしていないんです。

どちらかと言うと、チャッと合図のように引くのが犬に負担のない引き方なんですが、

あくまでも、合図なんですね。

音!!

だったら普通のカラーでもいいんじゃないの?って話なんだけど、

これって下手くそが普通のカラーを使うといちいち苦しい。。。だけ。。。

カラーを引かなくても犬が自発的に座ったり伏せたりしたときに

ご褒美をあげて条件付けをしてできなくはないですが、

これはとっても初歩の初歩のお話。

お習字で言ったら、墨をするためのお水を硯に入れたくらいの段階。

まだ、初めの一さえも書いていない状態なら、ココから始めないといけません。

何かできたら褒めてご褒美、褒めてご褒美ですね。

基本的なことはすべて褒めておやつや、褒めてボール遊びで教えます。

このような段階でチョークを下手くそにガンガン引くと、犬はしょんぼりしちゃいますよね。

墨をする段階は、心を穏やかに落ちつけて、基礎的なしつけも一緒です。

お習字で言うと、一を書く練習を始めるころ、つまり

訓練の初めのころは、チョークの音がお互いの気持ちの伝達をスムーズにして、

この音がしたら犬自身が「何か違うんだ」と自発的に考えるようになる。

犬が考える様子をこちらも助けて補助してあげる。

そして正解を犬自身が導きだせると、自信となり、犬が精神的に強くなる。

ココで言う訓練の始めとは、お座りができるとかフセができるという基本的な段階から、

いつでもどこでもできるという状態に持って行く過程を言っています。

何かが気になるからできないとか、おやつがないからできないとかじゃなくて、

どんな時でも、飼い主を心から信頼し気持ちを預けてもよいと思う気持ちを作る段階。

おやつやボールで釣ってるって状態を卒業しないといけない場合ですね。

普通のしつけまでだったら一生卒業しなくてもいいんですけどね。

一を書くことで、こんなんじゃダメだとか、精神修養とか、

もっと力強くとか、もっと自分らしくとか、基本を踏まえた個の追及が始まるんですね。

訓練とはそんなものです。

 

欧介と蒼太は、今では、別にチョークじゃなくても気持ちを伝えられるようになり、

わざわざオビ練の時にいつもつけなくてもいいんだけど、

これをつけるとワン達も私も気持ちが集中するので付けます。

1対1で集中した時間を瞬時に作り上げることができるのです。

時々、ちょっとしたステップUPをするときに必要になることもありますので、

一応付けてます。

チョークチェーンは怖いとか、苦しいとか、犬を抜け殻のようにするとか、

負の要素ばかりが取りざたされますが、

道具は使いようです。

間違った使い方をした結果ばかりがステレオタイプに広がるのは

納得がいかないかな。

 

(僕も、使ってますが、好きです)

 

Comments (2)
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