to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

お休み明けは・・・

2011年01月13日 | Agility

いつもの広場でお散歩していると、まだお正月休みの人もいるのか、

1月初旬は、見慣れない犬と飼い主さんがチラホラ・・・

o-mamaは、普段広場のお散歩では、ほとんど誰とも話をしません。

ワン仲間で毎日集まって犬を遊ばせている飼い主さん達もいますが、

o-mamaがココを利用する目的は、オビ練のためなので、

毎日顔を合わせてもあいさつ程度、あちらもわかっている様子で、

無理に話しかけてはきません。

だけど、お休み中や休み明けは、ちょっと違う。

先日も、排せつのために広場の外周を欧介蒼太と歩いていたところ、

フレキシリードで、しゅるしゅる~と犬が近づいてきた。

飼い主はリードを止める様子もなく、犬は欧介蒼太の匂いを嗅ぎ、

欧介蒼太は気づいて振り返り、相手のワンコのリードが足に絡まりそう。

飼い主は、ただぼーっとその様子を見ている。

ご挨拶をさせたいのかな?遊ばせたいのかな?

そう思って飼い主をみても黙って犬を見ているだけなのだ。

こちらはハイパー犬2頭なので、向こうが走りまわったりしたら引きずられますよ。

とりあえずワンコにだけど飼い主に聞こえるように、

「こんにちわ」と言ってみる。

無言・・・

「ごあいさつしてくれてありがとうね。またね。」

無言・・・

 

なんなんだろ~。

 

こんな経験、このときだけじゃないんです。

最近よくあるんですよ。

犬の社会化とかたぶんそんなんで、犬に近づけてるんだろうけど、

「あなたの社会化はどうなんですかね?」と言いたくなるような・・・

 

ウチは、社会化より飼い主を見てて欲しいと思っているので、

上手にごあいさつなんて犬ができなくても良いと思ってる。

って言うか、犬が精神的に落ち着いていれば、むやみやたらと吠えたりしないし、

相手の匂いを嗅いでも「あ、そう」って感じでスルーですよ。

その落ち着きは、飼い主との関係にあると思っているので、

やっきになって犬を社会化させなくても、良い関係を築けばOKなのだ。

犬が苦手なワンコがいたら、犬と一緒に居ることを慣れさせるって言うけど、

犬は般化が苦手なんだから、違う犬に会うたびに慣れさせなければならない。

犬生に出会う犬すべてに慣れるのは、容易なこっちゃない。

結局一生、吠えて過ごすことになるのだ。

だったら、関係を築く方に力を入れた方がいいと思う。

 

よくペットショップで2カ月以内で店頭に並んでる子は、

社会化不足だから後々問題行動が・・・とか言われるけど、

じゃ、ブリーダーだったら?って考えると、

ショータイプのブリーダーさんは、

母体を早くショーに復帰させたいから、子犬と早く離すって言うし、

だから問題行動乱立の兄さんだったのかもしれないけど、

他の犬との遊びは、本当に上手だったなぁ~。

蒼太くんは、こちらの事情で、3か月過ぎまで、牧場にいて

兄弟や母犬と楽しくやっていたけど、

飼い主オンリーで他の子とは滅多に遊ばないし、怖がるし・・・

たしかにペットショップでの生体販売には反対だけど、

実際にそこから飼い主のもとへやってくる犬がほとんどなのに、

だから社会化不足で問題行動が起きるとか、そんな風に自分のワンコを

まるで心に欠陥があるかのように思う必要があるのだろうか?

そして、一生懸命ごあいさつだの匂い嗅ぎだのと無理にひっつけるのも

どうなんでしょうね。 

それよりも!!

人が挨拶もできないで、犬の社会化なんて、ちょっと??な世の中です。

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欧介蒼太の先生

2011年01月13日 | Obedience

犬を飼ったときに、その子と生活する上で、いろんな問題が出る子がいます。

欧介もそんな子でした。

活発を通り過ぎて、MAX興奮犬だったし、噛みついて離さない、唸る、吠える、

超問題児でした。

O先生に初めてお会いした時のo-mamaの第一声は、

「この子、頭、大丈夫でしょうか?」と恐る恐る聞いたくらいです。

O先生の言葉は、「大丈夫ですよ~♪」

こうして、O先生とo-家の関係は丸10年を迎えます。

O先生は、警察犬訓練所で高校を卒業してから住み込みで犬の訓練にかかわり、

たくさんの犬を訓練し、たくさんの経験を積んできました。

同じような経験を積んだ訓練士さんもたくさんいますが、

彼女が良いと思うのは何故か?

それは、犬の心や身体の状態を見ることができるからなんだと思います。

去年、欧介の身体の変化に気付いたのもO先生です。

瓦礫捜索の際、登ることを躊躇し始めた欧介に、

「広域(山野)捜索に変更しましょう!」とあっさり。。。

o-mamaとしては、災害救助犬の花形とも言える瓦礫部門から広域へと言われ、

まだまだ頑張れるのに・・・って残念な気持ちになったことは確かです。

しかし、今では、以前から怖がる傾向のあったドッグウォークや

大丈夫だったAフレームまでも、駆け上がる勢いがないコースでは、

登りきれなくなってきています。

いつもじゃないので、頑張ればできなくない。。。だけど、身体は少しづつ衰えてる。

無理をさせずに欧介とできるだけ長く楽しんでいけることを

O先生はきちんと状況判断してくれているのだと思います。

 

蒼太は、最初のころとっても臆病で、部屋の敷居をまたげないし、

お散歩では、公園の木が風に揺れるだけで、怖がってo-mamaに救いを求めるような

気が弱い子でした。

ボーダーには良くみられるビクビク、オドオドして、

物事に対して、怖がる、吠える、威嚇する。。。そんな子。

o-mamaもこれは難しい子だと覚悟したくらいです。

ところが、O先生にみてもらったところ、

「何事にも慎重なだけですよ~。欧介みたいにピャ~って行って

ドカンと失敗するタイプじゃなくて、常に慎重に状況判断をしているだけです。

性格的には強い物を持ってますよ~。

いつかその強さに対峙する時がきますよ。」

はい、まさにその通りでした~。

o-mamaがちょっとでも咎めるような素振りをすると(決して怒ってませんよ)

「はぁ~、すいませんでした~、申し訳ございませんでした~」って感じで

平謝り的な態度を取るので、この子は叱らなくてもわかるんだ、

叱っては逆効果だ・・・って思っていたら、

訓練中にボールを咬むと見せかけて手にがっつり噛んできたり、

褒めて興奮すると顔に向かって噛みついてみたり、

o-mamaが分からないところで、自分の力を誇示するようになってました。

それに気づいたのもO先生でした。

その頃の訓練では、蒼太のやる気と勢いにo-mamaが操られて、

何もしなくても蒼太がやってくれる状態で、一見問題がなさそうですが、

ひとたび、ダンベルを狙ってしまうと、訓練どころじゃくなっちゃうので

困ってました。

そこで、ちゃんとやりなさいとチョークを入れるなんて安易な方法だけで、

解決しないのがO先生。

必ず、原因は基本的な過程にあるとo-mamaにフィードバックしてくれる。

 

O先生は、ヨーロッパへの遠征で、犬の訓練の深さ、歴史の長さ、などを肌で感じ、

日本人とは違った犬との関係を実際にみることで、

今までの多くの犬に対する自分の経験から、犬を見るという訓練を伝えてくれる。

それは、机上の空論でもないし、理想でもない。

彼女の経験こそが証明できる科学だと私は思います。

10年、長いお付き合いですが、信頼できるからこそ、継続できるのでしょうね。

 

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