to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

教えること

2011年01月31日 | work

フェルト教室をはじめて、3か月になります。

ワン達もすっかりお客さんに慣れて、お教室をしている1階に降りてきて、

日向でくつろいで寝ていることが多くなりました。

こういう時には、しつけをきちんとして良かったと、思える瞬間でもあります。

 

お教室に来られる方の中には、、また別のお教室をしている方もいて、

教えるって難しいよね、って話題も出たりします。

私はもともと仕事が歯科医院でのブラッシング指導だったり、新人指導だったり、

スタッフ教育だったりしたので、教えることが割と日常的でした。

その際に注意していたことは、

「納得できる説明」

「指導内容が一貫していること」

「失敗をカバーできること」

 

「納得できる説明」は、手本を見せることができたり、目視することで理解しやすくする。

そして、納得いくまで説明する。

説明は、一方的に話すのではなく、相手が何をわかり、何がわからないのか、

聞くことが大事です。

一方的な話は、ただの自慢話や知識の披露になってしまう。

できるところは認め、問題点を探しだせるように話を進め、

納得のいく解決法だったり、進む道だったりを自ら探し出せるように導く。

こうして得た納得は、人の行動を変えることができるのだ。

 

「指導内容が一貫していること」は、

昨日言ったことと、今日言ってることが違うということが無いように、

自分の中で、相手がどのように変化して欲しいのか、

自分はどのように導くべきなのか、きちんとイメージを把握する必要がある。

個々に合わせてレベルにあった指導をするけど、内容が違うのはダメ。

感情的になって、その場しのぎの対処もダメ。

聞いている方にすれば、違うことを言ってるって思うのだから。。。

 

そして、「失敗をカバーできること」は、大事です。

失敗をさせないようにカバーするのは、初歩の段階です。

とりあえず成功させて自信をつけさせて、モチベーションをあげる。

しかし、少し指導が進むと今度は、あまり失敗させないカバーをしすぎると、

相手に考えさせない状態を作りやすい。

いわゆる指示待ちな人を作ってしまうのだ。

失敗をして始めて学ぶことは多い。

だけど、失敗したのを見て見ぬふりをするのは、指導者として論外。

失敗したときに、ほこりや水をかぶってでも、守る、または、

失敗を踏まえたうえで、かろうじて成功に導ける道を探して救いの手を差し伸べてあげる。

 

私のフェルト教室では、みなさん「失敗が無いのがイイよね~」って言って、

楽しんでくれています

みなさん初めて作るものが多いので、失敗もします。

でも、あくまでも個性的な作品として、評価してあげることで、

失敗を利用して、より個性的な作品に仕上げて帰ります。

失敗を利用できることで、同じ失敗はしないし、新しい発想も生まれます。

それがいいんだと思います。

 

「だから言ったじゃない!」とか、「こんなこと、しちゃったんじゃないの?」って言うのが、

指導者として一番言ってはいけないことだと思っています。

多くの場合、説明不足だったり、納得するまで理解させてなかったり、

言うことが毎回違っている人に限って、こういう言葉を口にするものです。

言われた方にしてみれば、「私がよく分かって無かったんだ。。。」とか、

「だったら最初に言ってよ。。。」って思うんです。指導の失敗例ですね。

 

これすべて、犬の訓練にも当てはまります。

良いトレーナー選びと言うことで、参考にしてみてくださいね。

Comments (2)
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