端午のシープドッグトレーニングはなかなか難しい問題を乗り越えられず、停滞していました。
我が家では、「強制」することなくトレーニングをしています。
端午がいうことを聞かないからとか思い通りに動かないからといった理由で、強く叱ったり、大きな音で脅したり力で威嚇しない。
これはとても難しいことです。
日本のシープドッグトレーニングでは「強制」を使わずにトレーニングをしてる人がいないのではないかと思っています。
オットと端午が練習しているフィールドのトレーナーさんはそんなオットのやり方を否定せずに見守ってくれています。
時々アドバイスをいただきながらトレーニングを進めています。ありがたいことです。
褒めて伸ばすということとも違います。
そんな表面的なことでは、本能を引き出している犬を制御してコントロールすることはできません。
端午はフィールドの外ではしっかり言葉も理解しています。
そこがあるから、力づくでコントロールしなくてもいけると思っています。
細かい緻密なコミュニケーションのトレーニングを積んでいるからできること、できるはずだと思って頑張っています。
羊とオビディエンスは違うという人も多いです。
しかし、どんなドッグスポーツもドッグトレーニングも基礎は全てオビディエンス。
必要なのは、人との密度の濃いコミュニケーション能力を磨くこと。
まだまだ未熟ですが、オットの指示がストレスなく聞けるようになってきました。
本能で動きたい端午とそれをコントロールしたいオット。
そこに生じるストレス。
お互いに歩み寄れない日々…。
すれ違う思い。
それでも信念を曲げず、自分のやり方を通すオット。
見ていて歯痒くもあり、悔しい気持ちもあり、つい口を挟んだことも。
でも、少しずつ前に進んでる。
頑張れ、オット。
頑張れ、端午。