旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

室生寺

2010年06月21日 | 旅 歴史
奈良県宇陀市室生区室生にある室生寺です。
 室生寺(むろうじ)は、奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派の大本山です。女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」の別名があります。
 続日本紀などによると、奈良時代末期の宝亀年間(770年-781年)、皇太子山部親王(のちの桓武天皇)の病気平癒のため、室生の地において延寿の法を行ないました。そして竜神の力でみごとに回復することができたので、興福寺の僧・賢環 (けんきょう)が朝廷の命でここに寺院を造ったということです。
 賢環没後は高弟の修円に引き継がれました。修円は最澄や空海と並んで当時の仏教界を指導する高名な学僧でした。
 以来、室生寺は山林修業の道場として、また法相、真言、天台などの各宗派兼学の寺院として独特の仏教文化を形成してきました。
 室生山の山麓から中腹にかけてが境内となっています。最初の急な石段(鎧坂)を上がると、正面に金堂、左に弥勒堂があります。さらに石段を上ると如意輪観音を本尊とする本堂(灌頂堂)、その上に五重塔があり、奥の院御影堂へと続いています。


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