旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

高野山・准胝堂

2010年08月02日 | 旅 歴史
 和歌山県伊都郡高野町高野山にある高野山・准胝堂です。
 准胝堂(じゅんていどう)は光孝天皇の願いによって天禄4年(973)頃、真然僧正が建立したといわれています。准胝堂は御影堂の西隣に位置し、本尊・准胝観音(じゅんていかんのん)を祀っています。この観音は准胝仏母(じゅんていぶつも)とも呼ばれ、高野山ではお坊さんになるための儀式である「出家得度」の本尊として祀られています。
 正暦5年(994)、久安5年(1149)、永正18年(1521)、寛永7年(1630)、天保14年(1843)と5回も焼失し、その度に再建されてきました。現在の建物は明治16年(1883)に再建されたものです。


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