奈良県奈良市中町に霊山寺(りょうせんじ)があります。
霊山寺の本堂は昭和28年(1953)に国宝に指定されています。鎌倉時代後期の弘安6年(1283)に建てられています。昭和17年(1942)に解体修理が行われています。間口5間、奥行6間、単層、入母屋造り、本瓦葺きで、正面に1間の向拝を付けています。
本堂は鎌倉後期における密教本堂の典型的な建物で、日本古来の和様を踏襲しています。堂内は外陣、内陣、脇陣からなり、外陣は室内に柱がなく、天井は折上小組格天井です。 正面3間と側面を蔀戸(しとみど)とし、正面両脇間は板戸を入れてあります。上には吹寄菱格子欄間があります。
一段、高い内陣の中央には須弥段があり、本尊薬師如来を納める厨子を置いています。厨子の左右には持国天像、多聞天像、十二神将像を安置し、外陣にも大日如来坐像と阿弥陀如来坐像を祀っています。これらの仏像と厨子は、いずれも国の重要文化財に指定されています。
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