奈良県奈良市般若寺町に般若寺(はんにゃじ)があります。
般若寺の楼門は鎌倉時代前期の文永年間(1264-1274)頃に再建された建物です。入母屋造り、本瓦葺きの一間一戸の楼門で、昭和28年(1953)に国宝に指定されています。京街道に面し、西を正面として建つ伽藍の回廊西門に当たり、正門である南大門や中大門は兵火で焼失しています。
楼門は下層は1間、上層は3間となっています。長押(なげし)を多用し、和様を基調としていますが、肘木(ひじき)や実肘木(さねひじき)は繰形で大仏様の意匠を多用しています。上層の出組の組物は、外部から見ると複雑な構造に見えますが、内部では柱が直接桁に達する単純な構造で、組物は使われていません。非常に珍しい構造です。
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