京都府京都市左京区修学院薮添に修学院離宮があります。
上離宮にある中島の頂上に窮遠亭(きゅうすいてい)が建てられています。後水尾院によって造営された建物の中で唯一、創建当初からある建物です。宝形造り、こけら葺き、三間四方の茶室で、屋根の上に瓦製の露盤を置き、その上に切子頭の宝珠を乗せています。南側と東側には縁があり、土間庇をめぐらしています。
窮邃亭は18畳と東隅に板間の水屋1間だけです。一隅に直角に折れて畳1枚高くした上段を設け、上段西側いっぱいに低く1枚板を渡して御肘寄(おひじよせ)としています。簡素な造りですが、窓越しに浴龍池の風景が眺められます。南側上がり口の軒下に掲げられた「窮邃」と書かれた扁額は後水尾上皇の御宸筆で、八角の板2枚を使った凝った作りになっています。
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