フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月9日(日) 曇り、一時雨

2024-06-10 12:41:10 | Weblog

8時、起床。

チーズトースト、クラムチャウダー、目玉焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

食事をしながら『日曜美術館』を観る。92歳になる高階秀爾さんがロングセラー『名画を見る目』『続名画を見る目』(岩波新書)を書いたときの話をする。彼より一回り上の世代だった加藤周一を彷彿とさせる明晰な語り口だった。

昨日の日記を書いてから、昨日のブログに取り掛かる。結婚式のレポートだからこれは少々時間がかかる。

途中で昼食休憩が入る。

ようやくブログを書き上げて、アップする。とりあえずレイナさんに連絡し、問題がないか見てもらう。すぐに返信が来た。

「早速読ませていただきました!1日のことがよくまとまっていて、これは一生物の記録になりそうです✨家族にも共有させていただきます♫ お料理もこだわったので、しっかり映していただいて嬉しいです😆 ありがとうございました✨」 

雨模様の空の下(実際、途中から降ってきた)「ティールーム101」に出かける。

先客がちょうど出ていかれるところだった。

マダム、今週の花はなんですか? 「苧環(オダマキ)と千鳥草です」

金曜日に「サードプレイス」をキーワードにして修論を書こうとしている学生が訪ねてきたそうである。それはどうもお世話になりました。4時半過ぎに来て(その前に池上の「ヒトナミ」に行ったようである)、8時までいたそうである。閉店時間を2時間オーバーではないか。それはとんだご迷惑をおかけしました。「いえいえ」とマダムは笑った。おそらくその学生にとっては人生で初めての「おしゃべりカフェ」(お店の方との)だったのだろう。

キャロットケーキのシフォンを注文。

紅茶はマダムにお任せで。

紅茶はバンガロウ(スティーブン・スミス)を選んでくださった。

キャロットケーキのシフォン。

マダムが「記録用に撮らしていただいていいですか?」という。どうぞ、どうぞ。マダムはカウンターの入口に近い場所にお皿を置いて、自然光で写真を撮った。

6時半頃、店をでる。

ただいま、チャイ。玄関に出てきたので、抱っこして家の前の道を少し散歩する。

夕食は豚肉と野菜の炒め、シュウマイ、ブロッコリーのサラダ、油揚げの味噌汁、ごはん。

デザートはメロン。

食事をしながら『花咲舞は黙ってない』第9話(録画)を観る。虎ノ門支店に臨店に行く相馬と舞。そこに相馬の昔の同僚がいて、「近所にいい店があるから」と仕事終わりに向かった先は・・・、なんだか見覚えのある街並みである。

蒲田の大衆酒場「鳥万」ではないか。虎ノ門から蒲田まで来たのか。全然、近所なんかではない。

「虎ノ門六丁目3」と住所表示はなっている。しかし、お言葉ですが、虎ノ門に「六丁目」はない。これは「偽装」です。

下戸の私ではあるが、何かの集まりの流れで「鳥万」には行ったことがある。これは何階だったかは覚えていないが、壁に貼られた黄色い短冊メニューは、「鳥万」の店内に間違いない。安くて美味しいお店である。蒲田駅西口を出て、右手に見える「ドン・キホーテ」や「ヒロキ」のビルの裏手である。

お仕事関係の電話を一本。最近はメールでほとんですませているが、電話の方が話が早いこともある。

レビューシートのチェック。休日は提出も少ない。

次回のオンデマンド授業の準備。

演習「現代人と社交」の次回の発表予定者から提出されたレポート2本を受講生に配信する。

風呂から出て、今日の日記をつける。

1時15分、就寝。


6月8日(土) 晴れ

2024-06-09 16:09:08 | Weblog

7時、起床。

晴れている。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、牛乳、珈琲の朝食。『プロジェクトX』(VHSの開発物語)を観ながら。

昨日のブログを書いてアップする。

12時半に家を出る。今日は卒業生のレイナさん(論系ゼミ8期生)の結婚式がある。

有楽町線の永田町駅で下車。「9b」という出口から出るのだが、そこまでけっこう長い道のりで、とちゅから人の通りもなくなり、本当にこの通路でいいのかと若干不安になるころ出口から地表に出た。

赤坂プリンス・クラシックハウス。旧赤坂プリンスホテルの別館だった建物。たしか別の場所にあったと思うが(当時、知人の結婚式で行ったことがある)、ここに移築され、結婚式場などが増築された。

挙式は2時から。

新郎(ヒデユキさん)新婦入場。きっと美しい花嫁姿であろうと予想していたが、ベール越しにその美しさが伝わってくる。(新郎のお顔はお仕事の関係でハートマークで)

挙式はキリスト教式で。

結婚の誓いを交わし、指輪の交換。(たぶんこの後、誓いのキスがあったのだと思うが、ぼんやりしていて撮り損ねた)

内庭でフラワーシャワーを浴びる。

新婦側のご家族とここでご挨拶。おばあ様は早稲田大学の一文のご出身で、私の先輩である(専修は心理学)。レイナさんのゼミ論にはインタビュー対象者の一人としてご協力いただい。「卒業後もレイナがカフェをご一緒していただいて、ありがとうございます。先生の話はよく聞いております。私は幼稚園から大学まで卒業後に担任だった先生とそんなふうにお会いしてことは一度もありません」と言われる。はい、それが普通のことかと思います(笑)。

披露宴会場に移動する。私のテーブルにはレイナさんのおばあさま、お父様、妹さん、レイナさんの小さなときからのピアノの先生とその中学生のお嬢さん、そして大学時代のご友人の一人。

開演前にテーブルにアミューズ(前菜前のお楽しみ)が運ばれてきた。キャビアの最中と、本鮪中トロとイクラの泡醤油。

「先生はレイナのおじいさん、つまり私の夫と感じが似ております」とおばあさまから言われた。証拠の写真(!)をご持参で、私から見るとそんなに似ているようには見えないのだが、お父様や妹さんもおばあさまの意見に同意されていた。「レイナはおじいちゃん子でしたから、先生におじいちゃんの面影をみているのだと思います」と言われた。そ、そうなのか(笑)。

いよいよ開演。

新郎新婦からのウェルカムスピーチ。一般的なやり方と少し違うのは、各テーブルのゲストたちについての紹介があったこと。新郎側のゲストは新郎が、新婦側のゲストは新婦がそれを行った。

私が指名され、祝辞と乾杯の発声。スピーチの内容は長くなるので省略するが、レイナさんのゼミ論「幸福に生きるということ」をネタにさせていただいた。まるでこの日のために書かれたようなゼミ論である。

お役目を果たして席に戻ると、鮑とズワイ蟹と雲丹(磯ジュレ花穂紫蘇)が運ばれてきた。

妹さん、お父様、おばあさまと一緒に新郎新婦と写真を撮る。

穴子黒米寿司トリュフの香。

新郎のご友人からの祝辞。ヒデユキさんのよいところを「第一に・・・」「第二に・・・」「第三に・・・」と詳細にレポートされていた。

レイナさんのピアノの先生が演奏をプレゼント。譜面をめくる役は妹のエリカさん。

演奏された楽曲は、

 チューリップのラインダンス。

 My Favorite Things

 Summer

 銀河鉄道999

お役目を果たされて、席に戻り、緊張感から解放されたお二人。

ここでウェディングケーキ入刀。

新婦がお母様にエスコートされてお色直しへ。

イセエビとホタテのオーブン焼きテルミドール。

私は下戸なのだが、テーブル係の方にすすめられるままにあれこれをちょっとずつ。

黒毛和牛フィレ肉の網焼き(金山寺山椒味噌添え)

新郎もお父様にエスコートされて退席。

ビデオ係の方が各テーブルを回られて新郎新婦にお祝いの一言。私のお隣に座っておられた大学時代のご友人、カジカさん(苗字ではなく、下のお名前がカジカさんなのである)。

真鯛の胡麻茶漬け。

新郎新婦再入場。

各テーブルを回って記念撮影。

私たちのテーブルにも。

カジカさんと一緒に新郎新婦の席で写真を撮る。

デザート(さきほどのウェディングケーキも入っている)と珈琲。

新郎のお父様からご挨拶。

ここからが本日のハイライトだった。よくあるのは新婦から家族へのお礼の手紙の朗読だが、今日は違った。出席者一人一人への新郎新婦からの感謝の手紙の朗読が行われたのである。

これは素晴らしい企画だった。一人一人が自分に向けられた言葉をしっかりと受け止めていた。男性たちは照れくさそうに、女性たちの中には泣き出す人もいた。

一つだけ、注文をつけるとすれば、新郎から新婦へのバトンタッチのタイミングで、珈琲のお替りがほしかった(笑)。こんなに長いものになるとは想像していなかったので、前半で珈琲を飲み干してしまったのである。

ちなみにレイナさんから私への言葉はこのようなものだった(メモを取って聞いていたわけではなく、後から彼女にテキストで送ってもらったのである)。

大学ゼミ恩師 大久保先生
 ライフストーリーの社会学のゼミでは、家族や幸福といったテーマについてディスカッションをしました。自身と照らし合わせ、深く掘り下げて考えられるテーマばかりで、ゼミでは毎回自分の意見を言わずにはいられませんでした。
 多くの卒業生に慕われる先生ですが、私もその一人として、今も行きつけのカフェ巡りにご一緒しています。社交的な先生は、馴染みのカフェのオーナーさんやお客さんと心地よい会話を生み出します。隣で見ていると、それがとても自然で、まるで魔法のようなのです。自ら人と関わり、様々な背景に興味をもつことで、見える景色は深まるということ。先生からはいつも、人生を豊かに生きるヒントを学ばせていただいています。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。 

私は照れることもなく、泣くこともなく、戦場カメラマンのようにカメラを構えて立ったまま彼女の言葉を受け止めた。

素敵な披露宴は5時半ごろお開きとなった。

司会を担当された永吉美紀さん、写真を担当された辰見千春さん、ありがとうございました。また誰かの結婚式でお会いしましょう(笑)。

レイナさんのおばあ様、妹さん、お母さまにご挨拶(この後、お父様にも)。あれこれ話し込んでいたら、私が退席する最後のゲストになってしまった。

レイナさん、ヒデユキさん、今日は素敵な結婚式にお招きいただきありがとうございました。準備は大変だったでしょう。疲れを残さないように今日はゆっくりお休みください。レイナさんとは、一段落したら、夏カフェをいたしましょう。

蒲田に戻ってくる。帰宅してシャワーを浴びる。

朝食のよう軽めの夕食。バタートースト、ミネストローネスープ、サラダ、牛乳、珈琲。

お土産にいただいたお菓子を食べる。

食事をしながら『9ボーダー』第8話と『季節のない街』最終話(それぞれ録画)を観る。記憶が戻らないまま身元が明らかになったコウタロウ。彼には婚約者がいた(!)。どうするコウタロウ、どうする七苗。『季節のない街』そういう終わり方ですか。カツ子の変身ぶりにはびっくり。

「前田敦子にもびっくりですよ」

今日撮った写真の整理。今日のブログは時間がかかるだろう。

レビューシートのチェック。

1時15分、就寝。


6月7日(金) 晴れ

2024-06-08 11:06:54 | Weblog

8時、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、牛乳、珈琲の朝食。

食事をしながら朝ドラを観る。ヤミ市の食品には手を出さず配給のみで生活した清廉潔白な(真面目にもほどがある。)判事が栄養失調で亡くなったという話は有名だが、それが花岡だったとは・・・。もっとやつれた姿で登場した方がよかったとは思うが、岩田剛典はいま『アンチヒーロー』にも出演中だからそういうわけにもいかなかったのだろう。

いつもであれば当日の夜に付ける日記だが、昨日はあまりに眠かったので、今朝、付ける。そして、これはいつも通り、昨日のブログを書く。日記とブログとは別物である。日記は読者を想定せず、ブログは読者を想定する。当然、書く内容や書き方が違ってくる。ブログを翌日書くのは、「昨日」という一日を距離をおいて眺めて書くためである。

11時半頃、家を出て、大学へ。昨日の演習の教室に忘れ物をしてしまったので、とりあえずそれを回収しに行く。

「ミルクホール」で昼食のパンを買う。

カレーパン(大きい方)、あんドーナツ、ベーコンポテトドッグ。ゼミの資料(レジュメ)に目を通しながら食べる。

学生の面談を一件。卒業要件にかかわることなので、念のため、学生と一緒に事務所に行って確認する。丁寧に対応していただけて学生も安心しただろう。

3時から6時まで、ゼミ。3人が報告。

 「学生野球における脱坊主化」

 「健やかな推し活」

 「ホストにはまる女性について」

中間報告もラウンドを重ねるにつれ内容も深まっていき、レジュメの量も増えてくる。報告とディスカッションで一人一時間はかかるようになった。

研究室を出るとき、ドアノブに来週の大学院の演習で使用する文献を袋に入れてかけておく。各自、持って行ってください。

大学を出たのは6時半。まだ明るい。これが秋学期であったらすっかり暗くなっているところだ。

夕食は豚シャブ(冷製)。ポン酢とゴマだれで。

デザートはメロン。

食事をしながら『季節のない街』と『バーテンダー』(共に録画)を観る。前者は一体どういう終わり方をするのか、予想がつかない。

明日の卒業生の結婚式でのスピーチの準備。おそらく在職中に出席する最後の結婚式になるだろう。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時15分、就寝。


6月6日(木) 曇り

2024-06-07 11:37:52 | Weblog

7時、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。今朝は珈琲ではなく、紅茶の気分だった。

朝刊の一面に「出生率最低1.20」の記事。正確に表記すれば「合計特殊出生率」である。去年一年間の15歳から49歳の女性の年齢別(1歳刻み)の出生率を合計したもので、便宜的に、「女性が一生の間に産む子供数」として使用される。

「1.20」はいきなり生じた数字ではない。終戦後の10間で急激に減少し(避妊の技術の普及が主要因と思われる)、以後、1966年の丙午の年を例外として、緩やかな減少を続けて今日に至っている。日本では結婚しないで出産することがレアケースなので、未婚化や非婚化が進むと出生率は低下する。ただし、結婚しても子供をもたない夫婦や一人しかもたない夫婦も増えているようなので、子供をもつことを人生におけるリスク、負担として認識する風潮が広まっているのだろう。

昨日のブログを書いてアップする。

今日は将棋の棋聖戦5番勝負の第一局が戦われる。一日制なので、進行は早い。先手の山崎八段は王将を中住まいにして、早めに7五歩として、藤井の桂馬の活用を阻止している点が目を引く。AIの形成判断は藤井が指しやすい。

12時に家を出て、大学へ。電車の中でキンドル・スクライブで資料(PDF)に目を通して、ペンで書き込みをしようとしたら、ペン先を画面に近づけただけで(画面にタッチしないのに)線が引けてしまう現象が発生した。これはこまる。すべての文字が一筆書きのようにつながって書けてしまうので、見にくいこと甚だしい。ネットで対処法を調べたが、「ペン先の交換」は交換のペンがないので行えない。

3限は大学院の演習。拙稿「ライフコース研究におけるデータ取集の方法」をテキストにしてディスカッション。

昼食はカツサンドを間の時間にそそくさと食べる。

4限は研究指導(修論の進行状況の確認)。

将棋の方は藤井が優勢である。

5限は学部の演習「現代人と社交」。今日から学生の発表が始まる。今日は個人発表が3本。

 「モーニングのフィールドワーク」

 「ゲームセンターにおける社交」

 「サードプレイスとしての美容室」

なかなか聴きごたえのある発表だった。レポートの提出や発表資料の提出も締め切りをきとん守ってくれてよかった。お疲れさまでした。

 6時45分に授業を終えたが、これからの発表の相談などが続いて、6限も教室にとどまった。

研究室に戻ったとき、すでに将棋の決着はついていた。90手で藤井の勝ち。下の投了図は後手の8八銀打ちまで。

ユーチューブで途中経過を確認する。藤井の完勝といってよい内容だった。

9時に大学を出て、「ごんべい」で夕食をとる。

腹ペコだったが、カツ丼ではなく、カロリーを考えて、釜揚げうどんにする。

10時過ぎに蒲田駅に着く。構内に昭和10年頃の駅舎(東口だろう)の写真が飾られていた。立派な駅舎であるが、当然、記憶にはない。

私の記憶にあるのはこの駅舎だ。「バラック建て」という説明にショックを受ける。子供の私はそんな風には全然考えていなかったからだ。自分が戦後復興期の子どもであったことを改めて認識する。

帰宅して、レビューシートのチェックを済ませてから、風呂に入る。

疲れているので(木曜日が一番疲れる)、今日の日記は明日書くことにする。

1時半、就寝。


6月5日(水) 晴れ

2024-06-06 10:47:21 | Weblog

7時半、起床。

一昨日の昼食の鰻重で一時的に体重増になったが、昨日の昼食のごまだれ蕎麦で元に戻った。

チーズトースト、目玉焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

食事をしながら『虎に翼』を観る。最後に花岡が久しぶりに登場したが、優三が回想シーンではなく隣のベンチで幽霊のように登場したのがよかった。それにしてもだ、山田よねは本当に空襲で死んでしまったのか? あっさりしすぎちゃいませんか。しかし、終戦からかなりに時間が経過しているし、生き延びたとしても、どこでどうしているのやら。

昨日のブログを書く。

11時半に家を出て、鹿島田の改札で卒業生のユリカさんと待ち合わせる。4カ月になったホノカちゃんも一緒である。ユリカさんは文構の3期生だが、ゼミは多元のユングハイム先生(すでにご退職)のゼミだった。私とのつながりは、1年生のときの必修基礎演習である。最後に彼女とカフェをしたのはコロナになる前で、その後、彼女は結婚し、そして今年の1月に出産をされた。そして4月に連絡をもらって、今日、5年ぶりに会うことになったのである。

「パン日和あをや」へ行く。赤ちゃん連れなので、2階の和室を予約しておいた。ホノカちゃん、ニコニコしている。

とりあえずアップルタイザーで乾杯し、さて、何を注文しようかな。

マメマメ豆乳スープと、スープのお供に熱々のピザパンを二人で分ける。

彼女はベーグルにサーモンとクリームチーズを挟んで。

私はベトナムコッペ(バインミー)。

このあたりで、眠くなったのだろうか、ホノカちゃんがぐずり始め、だんだん泣き声が大きくなっていった。ユリカさんが抱っこして背中をトントンしたり、高い高いをしても、泣き止まない。

マダムが上がって来て、かまってくれたらちょっとの間、泣き止んだが、すぐに復活。

私がバトンタッチして、ユリカさんに食事をしてもらう。私に抱っこされて、ホノカちゃんはニコニコとまではいかながい、落ち着いてきたようである。これまで卒業生の赤ちゃんを抱っこしたことは何度もあるが、今日の抱っこはこれまでで一番時間が長かった。ホノカちゃんの体重は2キロくらいで、日頃よく抱っこしているチャイは5キロほどだから、軽く感じる。

授乳をするので、その間、私は一階に降りてマダムと雑談。珈琲の淹れ方ついて実演を交えて話をうかがう。珈琲のお供にチョコクロワッサン。

「パン日和あをや」には2時間ほど滞在した。ホノカちゃんも落ち着いたようなので、もう一軒行きましょう。

二軒目のカフェは彼女の地元でということで大井町線の等々力に行く。

、私は等々力駅は渓谷にいくので降りたことはあるが、街を歩くのは始めてである。

駅から数分歩いたところにある「庭cafe443 in Todoroki」というスロープのあるカフェに入る。

「443」ってどういう意味だろう。大森のカフェ「sannno2198」は「山王2丁目19番地8号」という意味だが、「443」は番地とは関係ないようである。

ユリカさんはチーズテリーヌとアイスティ。近くのテーブルのカップルがホノカちゃんを見て「かわいい!」とさかんに言う。

私はオレンジパイマフィンとホットの紅茶。

ここではホノカちゃんはずっといい子にしてくれていた。「かわいい」と言われて「かわいくしてなくちゃ」と思ったのかもしれない(笑)。

お店には1時間ほど滞在した。滞在中にホノカちゃんはウンチをしたようなので、駅の近くの施設でおむつを交換しないとならない。私とはここでお別れだ。

あとから彼女からスマホにメッセージが届いて、お土産のお菓子を渡すのを忘れてしまったとのこと。あるあるですね。生ものでないので送ってくださるとのこと。「ご退職なさっても、卒業生とのカフェは続けてくださいますか?」と聞かれる。はい、またお会いしましょう。

帰宅して、レビューシートのチェック。今日は最終日なのでたくさん届いている。

夕食はアスパラのベーコン巻、もつ煮込み、茄子の味噌汁、ごはん。

食事をしながら『6秒間の軌跡~花火師望月星太郎の2番目の憂鬱』(録画)を観る。いろいろと謎めいた展開。来週が最終回。

今日の日記を付けてから、風呂に入る。

風呂を出てから、本日提出された全部のチェックシートのチェック。

1時、就寝。