8時半、起床。
朝の体重(一日に2回測定する)が7月末の目標をクリアーした。これで4カ月で-4キロの予定通りの減量である。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
今日の『半分、青い』。赤ん坊が高熱を出して、救急で病院に行った。涼次に電話をするがつながらない。夫婦関係のディスコミュニケーションの典型的な場面である。叔母が電話をしたときに女性が電話に出たのは、たぶんその場にいたスタッフか誰かだろうから、大した問題ではない。ただ、こういうエピソードを積み重ねていくと、しだいに不穏な空気が醸し出されていく。ある方向に向かって(そこには律が立っている)ストーリーが展開していく。もし「律」が鈴愛にとって「運命の人」であるなら、どんなに回り道をしても、結局、そこにたどり着くことなるわけだが、はたしてそうなるのだろうか。北川悦吏子は『運命、に似た恋』というNHKの夜のドラマを書いたことがことがあるが(主演は原田知世と斎藤工だった)、はたしていま正真正銘の『運命の恋』を書こうとしているのだろうか。ただ、「運命」とは圧倒的なものであり、社会的な規範も木端微塵にするものであるから、NHKの朝ドラのコアな視聴者(主婦層)を納得させることは相当の工夫を必要とするだろう。
妻が製作したハーバリウムがそれなりの数になっている。
「どこか、お店で展示・販売できないかしら」と妻が言う。心当たりはありますよ。
2時頃、昼食を食べに出る。暑いが、普通の夏の暑さである。夏だから暑いのは当たり前、そういえる余裕のある暑さである。
「カフェドコバ」に入る。
ランチメニューを注文して一杯目のコーヒーを飲む。
ロースハムサンド。サンドウィッチはサンドウィッチ伯爵がカードをしながら食べられるものはないかと料理人にリクエストして発明された食べ物という説があるが、まあ、よくできた話である。
私はカードではなく、持参したレポートを読みながら食べる。フィールドワークのレポートなので、文献を読んでまとめたレポートより面白い。
「一二三堂」に寄って、ご主人とおしゃべり。
もちろんおしゃべりだけでなく本を2冊購入。
大田省一『マツコの何が〝デラックス〟か?』(朝日新聞出版)
著者に言わせると、マツコ・デラックスは「いまや唯一無二のテレビタレントと言っていい」そうだ。そこまで言うか。でも、一人の人物について一冊の本をものにするというのは、それくらいの思い込みがないとできないことだろ。
小山田浩子『庭』(新潮社)
2014年に「穴」で第150回芥川賞を受賞した作家の初短編集である。ただし、「穴」を私は読んでいない。芥川賞を受賞した作品は必ず常読むという習慣は私にはない。読んだり読まなかったりだ。この短編集を購入したのは、帯で柴田元幸がこう書いていたからだ。「良質の外国文学にも通じる緻密かつ大胆な奇想と、いかにも日本的な日常の手触りとが摩訶不思議に共存し、この上なく豊かな空間がすべてのページに現出している」。
アーケードを出る。暑い。普通に暑い。
「phono kafe」に寄って行く。
梅シロップ。ソーダ割りではなく、水割りで。
桃パンも注文。
大原さんに妻のハーバリウムをこの棚の一段をお借りして展示・販売させていただけませんかとお願いする。「いいですよ」と快諾していただく。妻に電話で知らせる。
夕方、妻と「phono kafe」を再訪問。
買ってそのまま持ち帰りができるように透明な袋(手もち付)に入れて並べる。価格は1900円。木曜日から展示・販売を開始します。どうぞよろしくお願いします。
一昨日伺った鵜の木のギャラリー「hasu no hana」では寺村サチコ展「さよなら、嘘だけど」が移転前の最後の企画展だったが、ここ「phono kafe」では大久保サチコ「さよなら、ほんとだよ」(仮)が閉店前の最後のミニ展示となります。あっ、もしかして、陶芸作家の清水直子さんも何か展示されるのかしら。
すでに閉店時間(7時)を過ぎていたが、カレーライスを食べて帰る。
帰宅ると玄関前にナツが寝そべっていた。庭木に水を撒いて、その水がコンクリートに流れた跡に寝そべっている。少しはひんやりして気持ちがいいのだろう。
深夜、ウォーキング&ランニング。昨日はヘロヘロだったが、今日はしっかり走れた。
2時、就寝。