8時半、起床。カレーライスの朝食。
午前中にチュンの爪を切ってもらいに(薬もなくなった)田園調布の小鳥の病院へ行く。今日はけっこう混んでいて、私の順番が来たときも後にまだ5、6人の患者(とその飼い主)がいた。インコの類が多く、雀が珍しいのか、みなさん身を乗り出して診察台をのぞく。チュンは小さいので幼鳥だと思われていたらしいく、「未熟児だったので、いまも小さいですが、2歳になります」と言ったらみなさん驚いていた。先生が、「こうして世話をしてあげる方がいなければ、生きていくことはできなかったでしょう」としみじみとした口調でおっしゃったので、私は急に「優しい方」という目でみなさん(女性)から見られることになった。
病院から帰宅し、孫のために母が作った赤飯を昼食に私も食べる。
午後から大学へ。今日は授業は6限の「ライフストーリーの社会学」のみ。授業前に「maruharu」で軽めの夕食をすませる。野菜サンドとコーラ。
教室(39号館681教室)に行くと、職員の方が6名、すでに待機されていた。「今日は私の身辺警護にあたるSPの方たちが教室にたくさんいます」と冗談を言うと、本気にした学生もいたようであるが、事実は、授業支援という新人職員研修があって、クリッカー(一種の投票装置)を使った授業をサポートするために4人の新人職員+2人の先輩職員がいらしていたのである。
授業の中で、私が学生たちに質問をして、いくつかの選択肢の中から1つを選んでもらうと、その集計結果が瞬時にスクリーンにグラフ化されて映し出される。これを素材に学生と対話型の授業をする。途中で一度、ソフトがフリーズしてしまって、授業が中断した。あとからの反省会で、私は新人職員のS君とSさんに、「ああいうときは、時間つなぎにコントでもやってくれるといいですね。たとえば、S君が私を狙撃する真似をして、Sさんが私の前に飛び出て身体で銃弾を受ける真似をするとか。そうすれば、授業の最初に私が冗談でいった「SP」というのが伏線として生きてくるわけです。ベテランの職員になるとそこまで機転が働くのです」とアドバイスをする。Sさん、ニコニコしながら聞いている。S君、真顔で聞いている。
6限はもう暗いけれど授業は明るくやろう