8時、起床。
昨夜のハヤシライスのルー、マフィン、サラダ、牛乳の朝食。
午後、外出。
先日、ゼミ一期生の集まりがあったが、そのとき仕事で参加できなかったKさんと大井町で待ち合わせ、「丸八」で食事をする。
Kさんはヒレカツ定食、私は海老フライ定食を注文。
Kさんは小学校に上がる前、大井町に住んでいて、家族でよく「丸八」に来ていたそうだ。神奈川に引っ越した後も、ときどき田園都市線と大井町線を乗り継いで、「丸八」に食事をしに来るそうだ。そのとき、Kさんはヒレカツ定食しか頼まない。ヒレカツ一筋なのである(家族が別のものを注文して分け合って食べることはある)。もし明日地球が滅亡するとしたら、最後の晩餐は「丸八」のヒレカツ定食と決めているそうだ。そ、それはすごいね。Kさんのためにその日も「丸八」が平常通り営業してくれていることを祈らずにはいられない。
実は、この最後の晩餐の話は店を出てから聞いたことで、店に入ったときはそこまでの思い入れがKさんにあるとは知らなかった。だから、私もこの店のヒレカツは好きとはいえ、二人で同じものを注文するのも芸がないと思い、自分はエビフライを注文して、適当に分け合って食べればいいやと思っていた。誤算であった。
Kさんは私の意図を察して、ヒレカツを一切れ分けてくれた。写真左から三切れ目だ。私は左側の残りの二切れももらえることを期待していた。合計三切れ。あとの四切れはKさんが食べる。Kさんの方が一切れ多いが、それは注文主である彼女のアドバンテージであると考えていた。しかし、彼女が私に二切れ目を分けてくれることは最後までなかったのである。私は食糧の補給ラインを切断されて、南の島に取り残された小隊のような気分で、エビフライとお新香と味噌汁をおかずにご飯を食べた。海老で鯛は釣れても、海老では豚は釣れなかったのである。
食後のコーヒーは、もし「pottery」が開いていればそこで飲みたいところだが、「pottery」は祝日は休みなのである。25年前からある店だが、Kさんは「pottery」のことは私のブログでしか知らない。場所だけ教えておこうと、Kさんを「pottery」の前まで案内する。
「SKIPA」に電話をして、4、50分したらうかがうので、席をキープしておいてくださいとお願いする。日曜日のこの時間帯は満席であることが多いのだ。
移動の途中、丸の内の「丸善」へ寄って、以下の本を購入。
長田攻一・田所承己編『つながる/つながらないの社会学―個人化する時代のコミュニティのかたち』(弘文堂)
岡原正幸編『感情を生きる―パフォーマティブ社会学へ』(慶応義塾大学三田哲学会叢書)
「SKIPA」は予想通り混んでいたが、隅っこの席をキープしておいてもらえた。
Kさんはホットチャイ、私はいつものようにアイスチャイを注文。
Kさんからあれこれのものをいただく。
『HANAKO』の最新号。特集は「パンが大好き」。
新玉ネギ(2個)。親戚(ご近所の人だったかな?)からのいただきもののおすそわけ。一昨日の私のブログに載っていた「パン日和あをや」の新玉ネギのサンドウィットがとても美味しそうでしたとKさん。
鎌倉は小町通にある「まめや」の豆のお菓子の一口パック(ソフト塩豆、ミックスあられ、マヨネーズピー、そら豆カレー、抹茶ピー、小梅豆、みそ味落花生、アーモンドナッツの8種)。先日の金曜日、お母様と鎌倉散歩をしたときのお土産である。Kさんとお母様はとても仲良しで、いわゆる友だち親子である。「極楽寺」の駅の周辺や七里ヶ浜も歩いたが、『続・最後から二番目の恋』のロケ現場には遭遇できなかったそうだ。今季のドラマではあれが一番好きで、帰宅して、録画したものを観ていると、あっと言う間に観終わって、「えっ、もう終わり?」となってしまうそうだ。
どうもありがとう。
先日のゼミ一期生の集まりの時には、みんなへは拙著『日常生活の探究』(左右社)を差し上げたが、Kさんには別の機会にすでにさしあげてあるので、昨日、「hasu no hana」で購入した押し花(紫陽花)のスタンドを差し上げた。
シークヮ―サージュースを追加注文。
最近、30代後半の卒業生に会う機会が多いが、結婚していて、子どももいてとなると、人生の岐路でハンドルを回すことは容易ではない。自分の選択が周囲に及ぼす影響がとても大きいからだ。ハンドルを回すには相当の腕力がいる。それに比べると、20代半ばの人生の岐路は、基本的には自分ひとりの意志で決めることができる。大きな曲がり角に見えても、案外、ハンドルは軽いものだ。そういう人生のポジションというのはこれから先、そうはないだろう。
風薫るひとすじの道を歩きたし たかじ
夕方、帰宅。
昨日から息子が名古屋から帰っている。本日の夕食は彼の好物の鶏の唐揚げと蓮根と野菜の炒め物。
明日の晩はやはり彼の好物の餃子になるだろう。
デザートはメロン。甘くて美味しい。普段はあまり深くえぐって食べないのだが、今日は深くえぐって食べる。