フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月30日(火) 晴れ

2024-01-31 11:22:07 | Weblog

8時、起床。

チーズ&マヨネーズトースト、パスタスープ、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲。チーズ&マヨネーズトーストは新しい試みだが、チーズよりマヨネーズの風味が強い。定番の目玉焼きがないのは玉子を切らしたから。

桐島容疑者が亡くなった。本当にあの「桐島聡」だったのかは謎のままだ。

『村上RADIO』をタイムフリーで聴きながら昨日のブログを書く。柴田元幸をゲストに迎えて12月20日に早稲田大学の村上春樹ライブラリーで公開収録したものである。翻訳作業を通じての40年来の付き合いの二人ならではのおしゃべりと音楽。

「懐かしい曲ばかりで,、泣けてきます」(嘘つけ、君は2歳だろ)。

1時を回った頃に昼食を食べに出る。

今日は鵜の木エリアでランチとお茶をしよう、と昨日から決めていた。

鵜の木は多摩川線で蒲田から4つ目。4駅離れると隣町という感じは薄まるが、多摩川線は駅の間隔が短いので、時間にすると蒲田から7分。

「あみ吉」へ行く。2回目の訪問。初回は天ぷら定食を食べたので、今日は刺身定食を食べようと思う。戸を開けるとけっこう混んでいた。地元の年配の客が多いように見受けらる。

刺身定食は1200円とメニューにあるが、昨今、1200円で食べられる刺身定食というのは刺身の量が少ないのではないか。注文を取りに来た店の方(たぶんご主人の奥様)に、刺身定食は一種類しかないのか(天ぷら定食のように「松・竹・梅」とかはあるのか)尋ねたところ、「言っていただければお値段に応じてご用意します」とのことだったので、2000円でお願いした。

しばらくして運ばれてきたのがこれ。刺身の盛り合わせだが、鯛(?)のお頭付きなのでびっくりした。刺身定食にお頭は不要なのではないかしら(その分、刺身の量を増やしてほしい)。

写真を撮り終わっても、ご飯と味噌汁が運ばれてこない。私が刺身に手を付けずにじっとしているのを見て、店の方が「ごはんをおもちしましょうか?」と聞いてきた。どうも私が刺身を肴にビールか日本酒を飲むのだと思っていたようである。しかしビールも日本酒も注文しないので「もしや」と気づいたのである。つまり私は刺身定食を注文したのに向こうは酒の肴としての刺身の盛り合わせを注文したのだと誤解していたのである。酒の肴の刺身の盛り合わせだとするとお頭付きであるのはわかる。

支払いの時、お店の方たち(ご主人、女将さん、息子さん)が何やら相談をしている。想像するに、私が「刺身定食」を2000円で注文したのに対して、向こうは2000円相当の「刺身の盛り合わせ」を注文されたのだと受け取っていて、ごはんと味噌汁とお新香の代金をどうしたものかで相談していたものと思われる。結局、2200円を支払った。200円は通常のごはんセットの代金よりも安いのではないかしら。

次に来たときは、寿定食(お刺身付の天ぷら定食)を注文しようかしら。あるいはお刺身定食+もつ煮込みというのもいいかもしれない。

駅前の商店街は片側が「鵜の木デパート会」、もう片側が「平和会」と名前が違う。街灯のデザインは統一されているが、どういうことだろう。

食後の珈琲は「福井珈琲店」で。

カウンター席のみの店で、先客が3名(女2、男1)。3回目の訪問だが、男性客をみかけたのは初めてだ。男性客と女性客の間の席に座ったが、男性客は煙草を吸っている。

ウィンナー珈琲を注文する。

メニューにウィンナー珈琲は「3つの味を楽しめる」と書いてある。珈琲の味、クリームの味、あと一つは何だろう。珈琲とクリームの混ざった味ということかしら。スプーンが付いてこないのは、「かき混ぜないで(クリームをトッピングしたまま)お飲みください」というメッセージである。

男性客は寡黙な人だが、それでも最近筑波山に登ったという話をボソボソとマダムに話している。私は商店街の名前についてのさきほどの疑問をマダムに尋ねてみたかったが(「福井珈琲店」は「平和会」の側にある)、常連と思しき男性客とマダムの会話に割って入るのはやめておいた。この質問は次回にとっておこう。

鵜の木エリアでの滞在時間は1時間ほどで、蒲田に戻ってくる。

帰宅して、学部の演習、ゼミ、ゼミ論、大学院の演習などの成績付の作業。締め切りは来週の火曜日だが、この後に「ライフストーリーの社会学」の大量のレポートを読まなければならないので(加えて明日が締め切りのレビューシートのチェックもある)、その前にそれ以外の授業の成績付けの作業は済ませておきたい。

夕食はつみれ団子汁、マグロの山かけ、蓮根のきんぴら、ごはん。

昼食と刺身がかぶった。

「おやおや、かぶっちゃいましたね」

食事をしながら『さようならマエストロ』第3話(録画)を観る。今日は『田園』が演奏された。

続けて、『春になったら』第2話(録画)を観る。エリザベス・キューブ=ロスの(自分の)死の受容の5段階説の話が出てきて、父親(木梨憲武)がその過程をそのまま短期間で辿っているようすが描かれていた。でも、あまりに短期間すぎて本当に最後の段階(受容)に至っているのかは疑問。

『村上RADIO』の録音を開始してから風呂に入る。ラジコのタイムフリーは3回しか聴けないが、録音しておけば何回でも聴ける。

風呂から出て、録音した『村上RADIO』を聴きながら、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


1月29日(月) 晴れ

2024-01-30 12:49:43 | Weblog

8時、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

『サンデー・ソングブック』をタイムフリーで聴きながら昨日のブログを書いてアップする。

昨日が提出締切だった「ライフストーリーの社会学」のレポートの提出口を開いた333本のレポートが提出されていた。一日50本ペースで読んでいけば一週間で読み終わる計算だ。

1時半ごろ、昼食を食べに出る。散歩日和だ。

20分ほど歩いて池上の「ハナコーヒー」へ行く。

「ハナコーヒー」は火曜と水曜が定休日で、月曜は週末の混雑と定休日の間に挟まれたエアポケットのような曜日で、私は月曜に来ることが多い。先客は二人いたが、一人は「スリック」の常連の方だったが、ワンちゃんはお連れではなかった。「ハナコーヒー」は(おとなしい)ワンちゃんOKだが、ご自宅からワンちゃんを散歩させてくるには遠いようである。

お気に入りの席に座る。3人用だが空いているので座らせてもらえるのである。

注文を済ませて、持参した本、益田ミリ『ミウラさんの友達』を読み始める。コミックなので店を出るまでに読み終えることができるだろう。

トマトとチーズのオイル焼き(トーストとコーヒー付き)。

トーストにお好みでつけるオリーブオイルの容器が付いてくる。私は全部使い切る。

トレーの上に「15:10まで」と書かれたメモが載っている。滞在時間のことだ。

いま、ことりっぷタイアップキャンペーンの開催中(1月20日~2月25日)で、パンフレットに載っている池上エリアと西馬込エリアの飲食店をそれぞれ一店利用してスタンプを押してもらうと記念グッズがもらえるらしい。その期間、通常よりもお店が混むことが予想されるからか、利用時間を1時間(注文したものが運ばれてきてから)に限っているというわけだ。

私は普段は食事をしながらの読書はしないのだが(食事前と食後のお茶を飲みながらの読書のみ)、今回は滞在中に本を読み終えたかったので、食事をしながら読書をした。デザートに台湾カステラを注文する。

40分ほどで読み終える。作品の内容については紹介しないが、読後感は悪くない。おススメです。

スタンプを押してもらって、3時前に店を出る。

帰り道、年末に閉店した花屋の前を通る。

 一月尽もう開かない花屋かな たかじ

帰宅すると2週間前に受けた人間ドックの結果が届いていた。誰でもそうだと思うが、結果を見るときはちょっとドキドキする。

とくに大きな問題はなかったが(やれやれ)、「要精密検査」の欄に聴力の低下について記されていた。この数年、毎回記載されるのだが、聴力の低下は年々確実に進んでいて、「えっ、何?」と聞き返すことが増えている。学部のゼミや演習はマイクを使っているので問題ないのだが、研究室で行っている大学院の演習は「もう少し大きな声で話してください」とお願いすることが多い。「ひそひそ話」はもうできない。

4時に生命保険会社の人が来る。契約内容の確認のためだが、新しい商品のセールスのためでもある。30分以内という限定付けでお越しいただく。

5時過ぎに家を出る。

6時半から大学の近くの居酒屋で現代人間論系の先生方との新年会があるのだ。

場所は「源兵衛」という居酒屋。昔からある店で、何度も店の前を通っているが、入るのは初めて。下戸の私には縁のない場所である。

6時半から始まった宴会は11時まで続いた。私以外は全員アルコールが入って、ふだん話さないようなことをよく話した。どんなことかって? それはとてもここでは書けません(笑)。

一つくらい書くなら(書いても差し支えないだろう)、主任の森山先生がものすごい甘党であることがわかったこと。シュトーレンというクリスマス用の菓子パンがあるが、先生はこれを毎年10本くらい食べるのだそうだ。もしかして恵方巻のようにかぶりつくのかと思って尋ねたら、「ちゃんとスライスして食べます」とのことだった。一体、一日に何枚食べるのかしら。

帰宅したのは12時15分。久しぶりの午前様である。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。


1月28日(日) 晴れ

2024-01-29 11:55:04 | Weblog

9時、起床。

ネットTVで王将戦二日目を観る。先手菅井の封じ手は大方の予想通り「7三歩」だった。6二飛、5五歩と進む。この時点で藤井優勢(勝率70%)である。今シリーズは三局とも同じような展開だ。菅井も歯がゆいことだろう。

チーズトースト、パスタスープ、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

先手が5六角と打った局面。コンピューターの予想外の一手で、悪手らしく、形勢がだいぶ傾いた。次に7五歩、6六飛、5六馬、同飛に9二角と打つ展開をAIを読んでいる。

「ものすごい切り合いで、一気に終盤じゃないですか」

藤井の午前のお菓子は、チーズタルト、カステラ、ブルーベリー甘酒スムージー。「甘酒」は「飲む点滴」といわれているそうだ。ホントか?

菅井のお菓子は縁むすびおはぎとオレンジジュース。甘々の組み合わせである。おはぎは私も食べてみたいが、飲み物はホットの緑茶がいいな。

藤井が次の一手(7五歩がAIの最善手)を指さないまま昼食休憩に入った。藤井は勝負所では惜しみなく時間を使う。

藤井の昼食は「かつべ牛ステーキ重」。美味しそうだ。

菅井は「わさび飯」。わさび飯だけでなく、天ぷらと蕎麦も付いている。

私は外出せず「マルちゃんのカレーうどん」を作って食べた(写真は撮り忘れた)。

昼食休憩後、藤井は7五歩と打った。

先手の飛車が6六に寄ったとき、5六馬と角を取る(同飛と取らせて9二角と打つ)のがAI推奨の手だが、藤井は角を取らず6五歩と突いた。とたんに藤井の勝率が下がった(84%→67%)。

「これは事件では?!」

AIの推奨する手順というのは一手の緩手も許さない一直線の攻め合いで、局面が終盤の場合は藤井もそういう手順を選ぶが、優勢な中盤では確実に優勢を拡大していく手順を選ぶのが藤井である。局面は5六歩と垂らしたところ。「と金を作りますよ」という手である。第1局でも同じような局面があり、そのとき菅井はと金作りを放置して寄せ合いを目指して負けた。さて、今度はどうする。

午後のおやつは二人とも冷たい緑茶。菓子は注文しなかった。

私はナボナと紅茶。

菅井は長考の末、5三歩成とした。

同金に5八歩と打った。と金を作らせない手だが、攻め味は乏しくなった。

藤井は6七飛と打った。すでに盤面は藤井の優勢から勝勢になっている。

以下、9六角、6六飛成、6三歩、同金、同銀成、同龍、5九金左寄、6七歩と進んだ。先手は歩切れなので、6九歩とと金作りを拒否する手がない。ここで菅井は8四歩と突く。唯一の勝負手だが、藤井は8五銀とがっちり受ける。

以下、先手の角と後手の飛車の取り合いになったが、後手は6八歩成として、7三の桂馬を6五に跳ねた。こうなるともう先手陣は後手からの攻めを支えきることはできない。

後手が6八成桂と指したところで、先手は投了した。

菅井は三連敗。接戦はなく、完敗の三連敗である。「手合い違い」という言葉があるが、昔の番将棋であれば、三連敗すると「香落ち」に追い込まれるところである。菅井にとってはきつい。

感想戦では7四銀と歩を取るところで、6六銀と引く変化が検討されていた。この辺りが勝敗の分かれ目だったようである。

現在、藤井名人への挑戦者を決めるA級順位戦では、菅井は5勝2敗で、トップを走る豊島(6勝1敗)にピタリと付けている。最終局が豊島との直接対局なので、挑戦者の目は十分にある。決して不調ではないのだ。「王将戦」という伝統ある二日制のタイトル戦の雰囲気に飲まれてしまって自分のリズムで将棋が指せていない印象を受ける。菅井はすでに一流棋士だが、タイトルを獲得するような超一流棋士の仲間入りをするための試練であろう。頑張ってほしい。

大学院の演習のシラバスを作成してから、散歩に出る。

夕食前なので「ルージュブランシュ」の前は素通りする。

駅ビル西館の「有隣堂」で本を三冊、いずれも電子書籍では出ていないことを確認した上で、購入する。「袋(10円かかる)はいりますか?」と聞かれ、いらないと答えたが、手に持って店を出るとき万引きしたように見えないだろうか。

購入した三冊は、

 益田ミリ『ミウラさんの友達』(マガジンハウス、2022)

 雨宮まみ『40歳がくる!』(大和書房、2023)

 東海林さだお『ジョージ君、85歳 老いてなお、ケシカランことばかり』(大和書房、2023)

三者三様、絶妙な組み合わせではないだろうか。

夕食は青椒肉絲、春巻、玉子とワカメのスープ、ごはん。

食事をしながら『不適切にもほどがある』初回(録画)を観る。宮藤官九郎の脚本である。1980年代と現在をタイムスリップする主人公たち。かつての常識はいまや非常識だが、一方、いまの常識はどうなんだという問題提起のドラマである。インド映画を思わせる演出(突然のミュージカル)は「説教臭さ」を消すための工夫であろう。

今日放送されたNHK将棋トーナメント3回戦第8局(古森六段対佐々木勇気八段戦)は藤井聡太が解説で登場した。初めてのことである。

将棋は佐々木が勝ったが、対局後の感想戦のとき、対局者が藤井に意見を求める場面が多かった。いまや棋士たちの間で藤井が一目置かれる存在であることを印象付ける場面だった。「藤井(さん)には勝てない」とほとんどの棋士は思っているのではないだろうか。トーナメントの一発勝負ならまだしも、番勝負(タイトル戦)で藤井に勝ち越せる棋士はいないと。そういうムードはすでにして大山康晴の全盛期を思わせるものがある。

レビューシートのチェック。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


1月27日(土) 晴れ

2024-01-28 13:19:33 | Weblog

8時、起床。

バタートースト、スープパスタ、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

この記事には驚いた。交番の指名手配の写真でよく見ている人物だった。私と同年の生まれだが、彼は早生まれなので、学年は1つ上。大学4年のときに指名手配となり、49年間、逃亡生活を続けてきたのだ。路上で倒れ、病院に担ぎ込まれ、最初は偽名を使っていたが、「最期は本名で迎えたい」と「自分は桐島聡」と名乗ったという。

切り紙芸の林家正楽さんが亡くなった。享年78歳。TVの寄席中継で子供の頃から観ていたような気がしたが、それは先代であったのだろう。ご冥福をお祈りします。

コロナの「第10波」の到来が報じれらている。報道される情報量はずいぶんと減ってしまったが、コロナが収束していないことは、ゼミや演習の学生が欠席の連絡をしてくるときの理由の何割かが「コロナ感染」であることからわかっている。感染対策を怠ってはいけない。

今日から王将戦第三局が始まった。ネットTVのライブ配信を観ると、先手の菅井が角道を止めない(いつでも角交換の手がある)向かい飛車に振っている。得意の三間飛車(一局目は穴熊囲い、二局目は高美農囲いの持久戦志向)で連敗したので、方針を変えたのであろう。

観戦しながら(1日目の午前中なので動きは少ない)、昨日のブログを書く。

対局場の画面から二人の姿が消えた。別室に用意されたお菓子を食べにいったのだろう。昔のタイトル戦では対局室で盤を前にしたまま食べていたものだが、コロナのこともあり、また、TV中継が入ったこともあり、別室で一息入れながら食べることになったのである。

藤井は生クリーム大福と緑茶。

菅井は縁むすびおはぎと珈琲。

観戦者の私はナボナ(苺クリーム)と紅茶。

宇和島蜜柑。薄皮は剥かずにそのまま食べる。

柿の種(わさび味)。

先手は2二角成と自分から角交換に行った。

後手の応手は同玉か同銀のどちらかしかない。AIの予想手は必ず第三候補まで提示するということにプログラムで決まっているのか、4二玉などというありえない手(そう指すと勝率は52%から6%に急落する)が示されている。

同玉か同銀かは評価値はほぼ同じだが、以後の玉の囲い方に(もちろん戦い方にも)大きな違いが出る。藤井は長考に沈んで、そのまま昼食休憩に入った。

藤井は大穴子天そば。

菅井は大穴子重。昼食休憩時間はたいしてないので、あまりしっかり食べると午後の対局中に眠くなってしまわないのか、心配になる。まぁ、それは素人考えで、対局者は気持ちが張っていて眠気など感じないのであろう。考えてみれば、大学でも昼休みの後の3限の授業では、学生は居眠りをしても、教員が居眠りをすることなどありえない(でも、頭の回転は鈍るかもしれない)。

私はまだお腹が空いていなかったので、レポートの採点作業を続ける。現代人間論系総合講座のレポート(私の担当分)の採点は終了。

昼食休憩後に藤井が指した手は2八同玉。以下、左美農囲いになる。左の銀を攻めに使っている菅井よりも固い陣形だ。局面は菅井の手番で、おそらく7五銀と歩を取るだろう。AIの形成判断は藤井が指しやすい。藤井が菅井に「さあ、攻めていらっしゃい」と言っているのだ。

ここで私は昼食休憩。近所の蕎麦屋「吉岡家」へ行く。普段使いの蕎麦屋だが、新年になって今日が初めて。

天ざるを注文する。

新年初訪問なので、他にも何か注文しようと、サイドメニューを眺める。どれも酒の肴であるが、酒の肴というのは下戸が食べても美味しいのである。

とり焼き(塩)を注文。焼き鳥のねぎまの串を抜いたようなものである。ねぎま二本分かな。

食事から戻って、ネット観戦しつつ、「福山雅治の福のラジオ」をタイムフリーで聴きつつ、来年度の授業のシラバスを書く。来年度は新しい科目はなく、基本的に今年度のシラバスに微修正を加えるだけなので、ながら作業でできるのである。

局面は後手が銀の頭に7四歩と打ったところ。ここで菅井の手がピタリと止まった。手の流れからは同銀と行きたいところだが、AIの予想手(最善手)は歩を取らずに6六銀と引く手。さてどうするか。

ここでお八つタイム。藤井は「朝摘み苺 苺姫」とアイスレモンティー。

菅井は生クリーム大福と珈琲。

菅井は7六同銀と取った。

藤井は8六歩。さあ、激しくなる。

菅井は8六の歩は放置して、7五飛と浮き、藤井はこの飛車に当てて5七角を打ち込んだ。AIの予想する菅井の応手(最善手)は7三銀不成と飛車の取り合いを目指す手。

しかし、菅井の指した手は第4候補の7六飛だった。藤井は8七歩成。AIの形成判断が藤井優勢に傾いた。

菅井が8三歩と叩いて、藤井の飛車が7二に寄ったところで、菅井は次の一手を封じた。AIの予想は7三歩。

第二局と同様、菅井の苦しい局面での封じ手となった。

夕食はおでん。妻の好物のはんぺんが表面を覆い、私の好物のちくわぶが底に沈んでいる。

食事をしながら『となりのナースエイド』第3話(録画)を観る。「次を観たくなる」ドラマである。

「あれこれのドラマ、ずいぶん録画が溜まってますけど、どうするおつもりですか?」

シラバスは大学院の演習以外はすべて書きおえる。

レビューシートのチェック。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


1月26日(金) 晴れ

2024-01-27 12:31:57 | Weblog

8時半、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

昨日のブログを書いてアップする。

「現代人間論系総合講座」のレポートを読む。

1時を回ったあたりで家でを出る。今日はゼミのある日。

電車に乗る前に「ホンズ・キッチン」で昼食をとることにする。新年初訪問である。

スタッフさんは何人かいて、曜日で担当が異なるのだが、ウェイさと合うのは久しぶりである。「お元気ですか?」と挨拶された。彼女はスタッフさんの中でも最初の頃からの方である。上のお子さんがこの春から小学生になる。

牛肉のフォーを注文する。冬場はフォーを注文することが多い。今日も寒い。

ホンさんが準備中の新メニューの写真を見せてくれた。「自家製チャーシューの卵麺」。来月末から登場するようだ。

登場したら注文しますね。今年もよろしくお願いします。

今日のゼミは4年生にとっては最後のゼミである。

教室に行く前にゼミ論(三校=最終稿)と「一人一言」(ゼミ論集に載せる)の提出状況をチェックする。ゼミ論は全員が提出していたが、「一人一言」は一人だけ未提出である。

4限は3年生の報告(2名)。

 ホストに「はまる」女性たち

 新たな聖地巡礼

これで3年生全員、ゼミ論の「テーマ」をめぐって2回報告したもらった。まだイントロダクション的な内容で(関心の所在)、先行研究をしっかりレビューした、またインタビュー調査を交えた報告は新年度になってからである。ICレコーダーを貸与する。使いこなせるようにしてください。

4年生にはプリントアウトしたゼミ論(三校)を提出してもらう。「一人一言」の原稿(ファイル)をアップしていなかった学生は勘違いで提出したつもりになっていたようである。これで作業完了というわけでなく、三校をチェックして、修正すべき箇所があれば個別に連絡をする。なので、明日から即、メールで連絡がつかないような辺鄙な場所に出かけたりしないようにしてください。

3年生・4年生一緒に写真を撮る。来年度は新3年生はいないので、3年生・4年生一緒のゼミ写真はこれが最後である。論系ゼミ14期生&15期生である。

私も入って。写真を撮ってくれたのは、たまたま廊下にいた文構の卒業生(村松先生のゼミ)だった。ありがとうございます。

4年生から花束とお菓子をいただいた。卒業式とか卒業パティ―とのきに花束をいただくことはあったが、最後のゼミの授業のときというのはあまり記憶にない。なんだかこれで定年退職するみたいな気分だ。あと一年やるよ(笑)。

7時過ぎに大学を出る。

「ごんべえ」で夕食を食べていくことにする。

このところ釜揚げうどんを注文することが多いが、今日は昼に麺(フォー)を食べたので、ご飯ものにしよう。

カツ丼を注文(ご飯は少な目で)。

「カフェゴトー」に寄っていく。

ココアを注文する。カツ丼を食べた後はタルトの入る余地はない。なので甘いドリンクで。

「現代人間論系総合講座」のレポートを読んでいたら、フィールドワークで「カフェゴトー」に行きましたとうものがあった。マスターにも挨拶したそうだ(大久保先生の授業のレポートの課題で来ましたと)。学生がお世話になりましたとお礼を言う。

帰宅していただいた花束を花瓶に挿す。

お菓子は木箱に入っていて、さらに布に包まれている。

しっとりとしたフルーツケーキである。まだしばらく熟成期間のようである。明日以降にいただこう。楽しみだ。

レビューシートのチェック。オンデマンド講義も最終回なので今回の感想だけでなく、14回の講義全体への感想を書いてきてくれるものが多い。

「毎回カフェに入ってコーヒーを飲みながら楽しく講義を聞いていました。一学期間ありがとうございました。」

講義はパート1とパート2に分かれていて、パート1は前回の講義のポイントの復習とレビューシートの紹介。パート2はその回の講義。パート1の最後で、「パート1は以上です。一息入れてから、パート2を聴いてください」と言っているのだが、この学生はカフェで珈琲を飲みながら両パートを聴いているのである。各パートは35分前後なので(ノーマルスピードで)、珈琲のお替りをすることなく両方聴けるだろう。私もカフェで学生のレポートを読むことが多い。

「半期の間、誠にありがとうございました。大変充実した時間を毎回過ごすことができました。僭越ながら、先生も末永く「ごきげんよう」。」

毎回、パート2の最後は、「今日の講義はこれで終わります。ごきげんよう」で〆ている。この「ごきげんよう」という言葉が学生には新鮮というか、印象に残るようで、その真似をしてレビューシートを「ごきげんよう」で〆る者もいる。キャンパスで私を見かけて、近寄って来て、「大久保先生ですか。オンデマンド授業を履修している者です。『ごきげんよう』って言っていただけますか」とリクエストされることもある。リクエストに応えると、「わっ~、『生ごきげんよう』いただきました!」とか言って喜ぶ。平和だな、と思う。

風呂から出て、12人分の「一人一言」をゼミ論集用に4頁に編集する。文章表現として手を加えたいところもあるが、論文の文章ではないので、基本的にはそのままでよいだろう。

1時45分、就寝。