フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月30日(火) 曇り、一時小雨

2024-07-31 14:44:17 | Weblog

8時15分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。いつもであれば珈琲で、食後、書斎に移動するときに紅茶を淹れるのだが、今日は珈琲豆を切らしていた。

昨日の夕刊と同じくフェンシングの加納選手の金がトップ。水泳男子400メートル個人メドレー松下選手の銀、馬術団体の銅が写真入り。

4月に実施された中学生の全国学力テストの結果、前年度より国語の平均点が11.7ポイント下がったことが大きく報道されている。「SNSばかりやっていて長文読解や文章を書く能力が下がってきているのではないか」という解説がされているが、11.7ポイントというのはずいぶんと急な低下で、単純に、今回の問題が難しかったというのが一番大きな理由ではないだろうか。SNSの影響はあるとしてももっと長期的・持続的なもので、単年度でポンと出て来るようなものではないはずである。

『サンデー・ソングブック』をタイムフリーで聴きながら昨日のブログを書く。

今日は王位戦第3局の一日目である。ネット中継を観ると、後手の渡辺が7五歩と突いた手(研究手であろう)に対して藤井が長考している。普通は9筋の歩の突き合いが入っているものだが、それを省略したことで、後から後手に9四角と打つ手が生じる可能性がある。残り時間は早くも2時間の差がついている。結局、藤井はこのまま3時間を越える大長考で、そのまま昼食休憩に入った。

1時半頃、昼食を食べに出る。暑いが、曇り空で、一時雨の予報も出ている。家を出るとき、ベランダの洗濯物は取り込んでおいた。

多摩川線に乗って下丸子の「喜楽亭」に行こう。

寝不足気味のようで、下丸子を乗り越して、鵜の木まで行ってしまった。上りと下りのホームは改札が別なので、一度改札を出て、改めて入らなければならない。

月に一度のペースで来る「喜楽亭」である。

 

いつものようにチキンカツ定食(1100円)を注文し、いつものようにご主人と雑談をしながら食べる。

今日はご主人の妹さん(姉さん?)らしき方もいて(クーラーの効いた店内で休んでいたようである)、ちょっと言葉を交わした。

食後の珈琲は鵜の木の「福井珈琲店」で飲むことにした。4月に多摩川の土手の桜を観た帰りに寄って以来だから3か月ぶりである。「喜楽亭」に来るときに下丸子で乗り越して鵜の木まで行ってしまったのは、「福井珈琲店」に顔を出しなさいというお告げ(カフェの神様?)だったのかもしれない。

カウンターだけの店だが、珍しく先客はいなかった。ウィンナー珈琲を注文する。

マダムとおしゃべり。珈琲豆(マンデリン)を買って帰る。

店を出たら雨がパラパラ降りだして来た。ホームを濡らす雨。

水玉の電車が来ないかと期待したが、緑の電車(初期の頃のデザイン)だった。

蒲田に戻ってくる。不穏な空模様である。

駅前の広場の街灯は鳩が止まれないように細工がされている。痛そうだ。

ケバブ屋の店先にいつものセキレイがいた。おこぼれにあずかろうとしているのだろう。向かいのコンビニでパンを買って、(お店の人に気づかれないように)パン屑をやってみた。

ついばんで飛んで行った。でも、セキレイが期待しているのはケバブの切れ端(肉片)なのかもしれない。

対局の方へ、藤井が7五歩を同歩と取って、数手が進んで、後手の渡辺の手番の局面。ここは渡辺も長考するところ。一日目はこの局面のまま封じ手となる。形勢は互角。

レポートの採点のチェック。昨日、全部を採点したが、途中で採点の方針にブレが生じているかもしれないので(300本以上あるので)、もう一度、全部を通しでチェックする。

夕刊の一面は体操男子団体の金。ドラマチックな逆転金メダルだった。

夕食前に一渡りチェック終わる。

夕食はシシャモ、椎茸の詰め物ソテー、ブロッコリーの炒め物、トウモロコシ、味噌汁、ごはん。

デザートはアイスクリームとブルーベリー。

食事をしながら『海のはじまり』第5話(録画)を観る。夏(目黒蓮)が自分の家族に子供のことを話す場面。けっこうな騒ぎになるかと思いきや揚げたてのコロッケが冷めてしまう前に話はすんだ。なんてものわかりのいい家族なんだろう。ポイントは母親(西田尚美)が、息子の立場ではなく、水季(古川琴音)の立場になって事態を理解したことにあるだろう。

「そこが普通の母親と違うところですね」

成績を入力し、妻に読み合わせをしてもらって、入力ミスのないことを確認し、「確定」する。ふぅ、終わった。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

柔道男子81キロ級決勝(永瀬が二大会連続金)や男子バスケットボール予選リーグ日本対フランス戦(惜しかった!)を観る。

2時、就寝。


7月29日(月) 晴れ

2024-07-30 11:38:01 | Weblog

7時45分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

競技時間の遅いフェンシング男子エペの加納選手の金の記事は乗っていない。私も朝のニュースで知った。

『福のラジオ』をタイムフリーで聴きながら昨日のブログを書く。

オンラインでの相談を済ませてから、カップ麺の昼食。暑くて外出ができないからではなく、時間の節約のためである。

午後はずっと書斎にこもっていた。

夕刊に加納選手の金の記事が載っていた。決勝の相手はフランスの選手という完全アウェーの会場での勝利は素晴らしい。北京オリンピックで太田選手がフルーレで銀を獲ったのはもう16年前のことになるのか。ついこの間のことのような気がする。金というのもすごいが、エペでというのもすごい。フルーレは攻撃が胴体に限定されてるが、エペは全身である。小柄な日本人には不向きといわれていた。

夕食は豚肉生姜焼き、味噌汁、ごはん。

昼食がカップ麺だったので、腹ペコだった。

食事をしながら『ブラックペアン』第4話(録画)を観る。

「日常生活の社会学」のレポートすべて採点した。ふぅ。明日、全体をもう一度見直して、成績を確定する。

スケボーストリート男子、堀米雄人が最後の試技で97.08というすごい得点を出し、大逆転で二大会連続の金メダルを獲得した。やっぱりニュースで知るよりライブ放送でその瞬間に立ち会えるのは感動が違う。でも、悲しいかな、なんであの技がそんなに高得点なのかはわからない。これが藤井聡太の大逆転の一手だったらその意味はわかるんですけどね。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

今日は一歩も外出していないので、スマホの万歩計の数字は「39」だ。

2時、就寝。


7月28日(日) 晴れ

2024-07-29 17:38:55 | Weblog

7時45分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

オリンピックが始まり、朝刊の一面にメダルを取った選手の記事が載るようになる。東京とパリとの時差は7時間なので、柔道の決勝の結果は朝刊に間に合うようである。朝刊に間に合うか、間に合わないか(夕刊に回るか)の違いは大きい。もちろん結果自体はTVやネットでリアルタイムでわかるのだが、新聞のというものに慣れ親しんできた世代には、朝の食卓で新聞を広げて記事を読むというのは独特の味わいがあるのだ。

昨日のブログを書く。

昼過ぎに家を出る。ネットで購入し、昨日の夕方に届いた日傘を始めて使う。内側は遮光の黒だが、表面は水色と白の明るいデザインのものを購入した。すでに日傘を使おうと決めた時点でジェンダーフリーの気分になっているわけだから、色もジェンダーフリーで行こうと。

快適である。日傘を持って歩いているというよりも、日陰を携帯して歩いているという感覚。家から駅までの道を歩いて、もう日傘なしの生活は考えられなくなった。日傘を差さずに歩いている人の気持ちがわからない。

今日は江古田に芝居を観に行くのだが、その前に、ちょっと研究室に寄る用事がある。

コンビニで購入したハムカツサンドを研究室で食べる。

用事を済ませて研究室を出る。

江古田は池袋から西武池袋線(普通)で3つ目の駅である。もう30年ほど前になるが、武蔵大学で非常勤をしていたときに来た。そして10年ほど前から芝居を見るためにときどきやってくるようになった。

今日の会場は駅から歩いて5分ほど、千川通りある「霞空喫茶もあ」。

ふだんはシーシャ(水タバコ)の飲めるカフェだが、今日は芝居のために通常営業をお休みである。

今日の芝居は『三重奏の時をほどく』というタイトルの60分ほの短めの芝居なのだが、観客が芝居の進行に参加するという趣向になっている。私には事前に「カフェの常連客」という役割が与えられている。それは(このブログの読者であればおわかりと思うが)私が日々の生活の中で演じている役割の一つであるから、違和感はないし、社会学者の目から見れば、日常の生活もさまざまな舞台(家庭、学校、職場、電車の中・・・)で繰り広げられる一種の演劇なのである。ただし、今日の芝居の中身や、そこで私が演じる「カフェの常連客」がどういう演技を求められるのかは、ほとんどわかっていない。

案内された店の奥のテーブルには顔馴染みの小林龍二さんがいた。彼は劇団「獣の仕業」の団員で彼がまだ大学生の頃から知り合いである。今日は彼も「カフェの常連客」という役を与えられている。通常、同じ店の常連客同士は顔見知りであるから、私は彼に「毎日、暑いね」とフランクに話かけ、世間話を始めた。すでに「カフェの常連客」という演技に入っているのであるが、はたして彼はそのことに気づいていたであろうか(笑)。

スタッフで出演者でもある立夏さんがテーブルに来て、今日の役割について説明してくれた。登場人物の一人が忘れていた昔のことを思い出すきっかけになる写真が後ろに並んでいる本の一冊、ハインリッヒ・フォン・クライストの短編集『チリの地震』に挟んである。それを男に渡すか渡さないかの判断をおまかせします。その判断に応じて芝居は別の進行をすることになります。テーブルをトントンと叩いたらその場面が近づいたと思ってください。という説明だった。

なるほどね。芝居にはそういターニングポイントのようなもの何か所かあって、どちらに進むかは観客の判断(気まぐれ)に委ねられていて、でも、どの方向へもストリーの流れは用意されていて、役者はアドリブを駆使しながらそのストーリーの上で芝居を続けるということである。

そして芝居が始まった。高校卒業から12年後、和也(柳橋龍)が偶然入ったカフェで同級生の有紗(立夏)と再会する(実はこの再会はすべて計算尽くで仕組まれたものなのだが、そのことを知らないのは和也だけ)。一緒に夏祭りに行ったときの思い出なんかを話す二人。そのとき二人ではなくもう一人だれかと一緒だった気がしてきたのだが、記憶がおぼろげである。有紗はそれが同級生の美香(佐藤天衣)であったことを和也に思い出せようとする。有紗がテーブルを指先でトントンと叩いた。私の出番が近づいてきた。有紗が店内にある本を手に取ってみることを和也に勧める。何か記憶を呼び起こす手がかりがあるかもしれないと。和也が私のテーブルに近づいてきて、「何か一冊お薦めの本はありますか」と聞いた。「一冊でなくてもかまわない」と離れた場所から有紗が言った。私は三冊の文庫本を引き抜いてテーブルの上に置いた。「チャールズ・ブコウスキー『町でいちばんの美女』。これは実に面白い本です(文体がいい)。『東京奇譚』。村上春樹。もちろん面白い(稀代のストーリーテラー)。ハインリッヒ・フォン・クライストの短編集『チリの地震』。これは読んだことないんだけどね(でも、なんか面白そう)。この中からどれかいかがですか」と私は答えた。誰も予想(期待)していなかったであろう長台詞。しかも、一冊ではなく三冊。「はい、これ」と一冊の本を渡すだけでよかったのかもしれないが、それでは面白くない(私が)。ちゃんと台詞のある役がやりたかった。なので店内にいる他の客たちにも届くような声でアドリブの台詞を語った。そして三冊選ぶことで、どのストーリーを選択するかを、私が判断するのではなく、役者に投げ返したのである。そういう「読書家で、ちょっと癖のある、カフェの常連客」というものをセルフ・プロディ―スしてみたのである。

和也は三冊の本を渡されて、ちょっと戸惑っている。とりあえず『町でいちばんの美女』の裏表紙に書かれた紹介文を読み上げてみたりしている(それで少し時間をかせいでいるみたい見えた)。すると有紗が「『町でいちばんの美女』!私のことだ!」と叫んで、自分の来ているTシャツを示した。そこには「THE MOST BEAUTIFUL WOMAN IN TOWN 」という文字がプリントされていた(!)。なんという偶然。私は立夏さんから『チリの地震』を和也に渡すかどうかの判断をゆだねられただけで、『町でいちばんの美女』と『東京奇譚』の二冊は気まぐれで選んだ本だった。

その後は、有紗が『チリの地震』に挟まっていた写真(和也と有紗と美香の3人が写ったスナップ)に気づき、それを和也に見せるという流れで話が進行した。

和也は高校時代、美香と付き合っていたが、甲子園を目指して頑張っていた野球をケガで断念するというつらい記憶があって、その記憶と一緒に美香との思い出も記憶の底に封印(抑圧)されてしまっていたのだった。ここで観客たちに二者択一の質問(オーダー)が聞かれた。和也がその記憶を自分から思い出すストーリーにするか、美香(客に混じって店内にいたのだ)が当時のこと(そしていまでも和也のことを思っていることを)を語って和也の記憶の封印を解くストーリーにするか。結果は微差で後者のストーリーが選ばれた。美香の語りですべてを思い出した和也は「ごめんなさい」と美香に謝り、二人は12年の時を経て、再び付き合いはじめることになる。水タバコの煙のような甘い香りのエンディングである。

芝居が終わり、「歓談タイム」になる。「もあ」特製のプリンが運ばれてきたので、私は追加で珈琲を注文した。

プリンは昔ながらのハードタイプのプリンだった。ブラック珈琲に合いますね。

普通の公演では、終演後に少しの間、役者さんたちと立ち話をする程度のことが多いが、今回はたっぷりと文字通り腰を据えて話をすることができた。これはいい企画ですね。芝居の時間より、「歓談タイム」の方が長い(90分)というのはすごいね。

和也を演じた柳橋龍さん(「兎団」所属)と作者のましこさん。柳橋さんは劇団獣の仕業の公演『サロメ』でサロメの母へロディアを熱演した方である。「アドリブの多い芝居はきついです」と盛んに言っていた。原作者のましこさんからは「本を三冊選んでくれたとき、(心の中で)拍手をしてしまいました」と言っていただいた。私はもし和也が自分で過去の記憶を思い出した場合はどうなるのですか、と尋ねた。「そのときは美香が和也に「ありがとう」といって、二人は再び付き合い始めるのです」とのこと。どっちにしろ甘い香りのエンディングになるのですね(笑)。

右端が美香を演じた佐藤天衣さん。「日常会話のようなアドリブで和也と有紗が話をしていましたが、私から見ると、二人ともしっかり芝居をしていましたね」と言っていた。そういわれてみると、二人の話し方というのは、いまどきの若者(私が大学で接しているような)とは違う。30歳前後のもう若者とは言えない人が、若者っぽく話しているような感じだった。そういう二人をアラフォーの役者が「演じた」わけで、たしかに「芝居っぽい」感じでしたね。お隣の二人は演劇関係の方だったので、お顔に💛はしないで載せさせていただきます。

有紗役の立夏さんと作者のましこさん。立夏さんが「お顔がブログで出るのは大丈夫?」とましこさんに確認したら、「はい、大丈夫です。出たがりなものですから」(笑)と言っておられた。

立夏さんとカフェの店主「かわちゃん」役で出演された「霞空喫茶もあ」の店主さん。てっきり役者さんだと思ってました。役者の心得があるそうで、目線を外した恥ずかしがりのポーズも演技なんですね(笑)。プリン、美味しかったです。

立夏さんの求めに応じて写真に撮られる。「にらみ」をきかせた表情で(笑)。

あっというまの「歓談タイム」だった。和也さん役の柳橋さんが店を出る私のために「夏への扉」を開けてくれた。いい笑顔ですね。山下達郎みたいです(笑)。

これから30分後にもう1ステージある。頑張ってください。今日はどうもありがとう。

蒲田に戻ってきたのは6時半頃、

夕食はベーコンと玉子と小松菜の炒め物、薩摩揚げ、たらこ、ワカメの味噌汁、ごはん。

デザートはアイスクリームとブルーベリー。

食事をしながら『マル秘の密子さん』第3話(録画)を観る。密子(福原遥)の過去が少しずつ明らかになっていく。

オリンピックの実況中継をときどき観る。阿部一二三の金メダルも吉沢恋の金メダルも素晴らしかったが、阿部詩のあの「号泣」が凄かった。あんなに声を出して泣き崩れる人を初めて見た。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

3時、就寝。いけない、生活時間が乱れている。


7月27日(土) 晴れ

2024-07-28 11:54:23 | Weblog

8時、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

食事をしながらまだ観ていなかった昨日の朝ドラを観る。登場人物たちはそれぞれに「戦争」を引きずっている。

昨日のブログを書く。

10時半頃、家を出て、大学へ。

大手町の駅で地下鉄に乗って座り、ふと斜め向かいの席を観ると、スマホが置き去りにされていることに気づく。いましがたまでそこに座っていた人の忘れ物(落とし物)だろう。そのまま放置しておくのも気になるので、その場所まで行って、近くに座っていた若者にここに座っていた人はどんな人だったか尋ねると、「ベビーカーと一緒の男女」で大手町で降りたそうだ。私は早稲田で降りたときにそのスマホを持って「落とし物相談所」へ行き、いま11時頃に大手町で降りた「ベビーカーと一緒の男女」が6号車の優先席に忘れたものだということを伝えた。「若い夫婦ですか」と聞かれたので、自分は本人を観ているわけではないので、若いかどうかはわからないし、夫婦であるかどうかもわからないが、そうである可能性が大きいだろうと答えた。早く持ち主の元に戻りますように。

もう授業は終わり、キャンパスは実質的に夏休みに入っている。

31号館の側面がネットで覆われている。

先日、壁面のタイルの一部が落下したそうだ。なにしろ文キャンで一番古い建物だ。経年劣化なのだろう。

教員ロビーのメールボックスに品治佑吉さん(立教大学助教)から本が届いていた。『人生と闘争 清水幾太郎の社会学』(白水社)。博士論文を本にしたものである。これまでの清水研究書にはないユニークな視点から書かれたものである。ありがとうございます。残念なのはキンドル版がないことである。面白いことは間違いないので、リーディンググラスを掛けて頑張って読ませていいただきます。

文学学術院の同僚の小沼純一先生からも本をいただいた。『リフレクションズ JAZZでスナップショット』(彩流社)。ちょうど『村上春樹 雑文集』に収められたジャズ関連のエッセーを何本か読んだ後なので、共鳴したというか、セッションのような感じがした。ありがとうございます。

郵便の中に東京家庭裁判所からの封書があり、一瞬、驚いたが(身に覚えはありませんが)、広報だった。封書の表面に「広報」というハンコが押してあるといいですね(笑)。

コンビニで買ったおにぎりの昼食。

今日は12時から18時まで(途中で会合を挟んで)、オンデマンド授業「日常生活の社会学」の受講生を対象にした「オフィスアワー」。コロナの第11波とやらも来ているようなので、研究室の定員厳守で実施する。

12時から14時の間に4名の学生が来室。本をいくらでも持って行っていいですよ(差し上げます)。

選書するだけではなく、本をめぐる、あるいは本とは関係のない、あれこれの話題でおしゃべりをした。

2時から文学部社会学専修同窓会の幹事会。9月28日(土)の午後に染谷記念国際念館で総会を開くことを正式決定。

幹事会は1時間ちょっとで終了。馬場下の交差点のところの鯛焼き屋で鯛焼きと最中アイスを買ってくる。

「オフィスアワー」の後半(4時から6時まで)に来室した学生は1名。他に学生がいなかったせいもあるだろう、進路についての相談などを受ける。

6時過ぎに大学を出る。遠雷とパラパラと雨。今日は隅田川の花火大会であるが、大丈夫かな。

夕食は麻婆豆腐、春巻、玉子とワカメのスープ、ごはん。

食事をしながら『笑うマトリューシカ』第5話(録画)を観る。

オリンピックの放送も始まっているが、生活のリズムが乱れないようにほどほどに付き合っていく。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。


7月26日(金) 薄曇り

2024-07-26 23:09:05 | Weblog

7時半、起床。

チーズトースト、目玉焼き、サラダ、豚汁、牛乳、珈琲の朝食。

入手したばかりの田中一光作のスープマグ(水色)に豚汁を入れて使う。同じ作家の珈琲カップ(青紫)との取り合わせがいい。

食事をしながら『あさイチ』を観ていたら、『不適切にもほどがある』で阿部サダヲの娘役をやった河合優美が出ていた。「ドラマ10」で放送中の『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の番宣らしい。私は『かぞかぞ』は録画してまだ観ていなかったのだが、今夜、観ることにしよう。

昨日のブログを書く。

2時を回った頃、昼食を食べに出る。今日も暑いけれども、薄曇りで、直射日光がないのは助かる。

多摩川線に乗って、

お隣の矢口渡で下車。

駅前商店街には「わたし盆踊り」の垂れ幕が出ている。ここが「矢口渡」(やぐちのわたし)という土地であることを知らない人が見たら、個人化した「私の盆踊り」のことだと思うことだろう。(どんな盆踊りだ?)

カフェ「燈日」(あかりび)に到着。入口の外から空席があることを確認(というか、先客はいなかった)。

麻婆春雨丼を注文。店長のお父様(定食担当)から「学校はもうお休みですか?」と聞かれる。この店では自分が教員であることを明らかにした記憶はないが、他のお客さんからの情報か、あるいは一緒に来た卒業生が私のことを「先生」と呼んでいることから学校の先生だと推測されたのだろう。

授業はもう終わり、いまはレポート等の採点期間で、8月から夏休みに入ります。

ピリ辛味のごはんが進くん。

食後にアイスカフェラテ。

『村上春樹 雑文集』はテーマごとに分かれている。作家について書かれた文章が収められているエリアに入る。ポールオースターやレイモンド・チャンドラーについて書かいた文章が興味深かった。

店には1時間ほど滞在した。

さて、帰って、レポートを読もう。

小さな駅のホーム。

ベンチに座っていたら向かいのホームにカラフルな水玉模様の車両が入ってきた。「見るだけでワクワクし幸せになって」という社員の願いを込めたラッピング電車「いけたまハッピートレイン」で、先月から多摩川線と池上線で運行を始めているそうだ。

帰宅して、すぐに(ぐずぐずしないで)レポートの採点に取り掛かる。327本あるので、一日二日では終わらない。三、四日の作業になるだろう。

夕食は甘塩鮭焼き、とろろ、サラダ、玉子と玉ねぎの味噌汁、柚子大根、ごはん。

食事をしながら『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』第1話と第2話(録画)を続けて観た。去年BSで放送されて、評判になったドラマである。

何といっても主演の河合優美がいい。宮藤官九郎はこれを観て、『不適切にもほどがある』への出演をオファーしたのである。

「岸本七実の人生には、私の人生に起きなかったことが、たくさん起こります。その時間を力の限り想像するところからこの役が始まりましたが、不思議なことに、気づけば七実と自分とがぴったり重なってしまうような体感に変わっていました。岸本七実の人物像、「かぞかぞ」という物語、ドラマが与えてくれた数々のすばらしい出会い、制作現場が帯びていた熱、そして3か月をかけて1人の人になるという連続ドラマならではの体験…いろいろな歯車があのとき自分の中でガチっと噛み合って、奇跡的なものづくりの経験になったのだと思います。」(河合優美)

彼女は25年度前期の朝ドラ『あんぱん』への出演が決まっている(ヒロインの今田美桜の妹役で)。いずれ彼女がヒロインを演じる朝ドラも生まれるのではないかしら。

今日一日で100本ほどのレポートに目を通した。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。