9時、起床。
トースト、スープ(トン汁風)、サラダ(鶏のササミ)、紅茶の朝食。
新年度に向けて机の上も整理されてきた。
昼食は中華まんじゅう(肉まんとあんまん)。
2時を回ったころに散歩に出る。
近所の専門学校の旧校舎の跡地は駐車・駐輪スペースになるようである。空が広くなったのはよいことである。
恵比寿の東京都写真美術館に行く。
恵比寿駅からは動く歩道に乗っていく。
写真美術館は恵比寿ガーデンプレイスの中にある。
モニュメントの周りに苗床のようなものがたくさん並んでいる。
平日の午後で人はそんなにいない。
前回来たのは去年の9月、リニューアルオープンの直後で、ずいぶんと混んでいたが、今日は空いている。平日の午後というのはこんなものなのだろうか。
地下展示室でやっている長倉洋海の個展を観る。
会場入り口前のスペースは写真OK。
世界各地の紛争地域に入って行って写真を撮るカメラマンは多い。
そこに共通するのは、われわれの日常とはずいぶんと違う日常、ずいぶんとシビアな日常を目の当たりにして、そうした日常の存在をわれわれに知らしめようということではないかと思う。
長倉洋海もそうしたカメラマンの一人だが、彼の特徴は、同じ地域を繰り返し訪れて、長い時間をかけて、同じ人々を追い続けるという手法をとっている点である。
だから彼の写真の中の人々と彼との間には信頼関係が成り立っている。通りすがりのカメラマンのスナップショットではない。
たとえば、内戦の続く街の路地裏で泣いていた幼い女の子が、成長し、やがて母になり、彼女は自分の結婚式を「ナガクラさんに撮ってほしい」と連絡してくる。その一連の写真には胸を打たれた。
彼の写真はシビアな現実を切り取りつつ、そのシビアな現実の中で生きている人間のかけがえのなさを見るものに伝えてくれている。
2階の正面入り口(?)のフロアー。
ショップで図録などを購入。
1階にあるカフェで一服。
パイナップルとココナッツのタルトとコーヒーを注文。
購入した図録(左)と写真集。
ポストカードの一枚。
ゲリラ軍のリーダーが、内戦に勝利し、国防大臣の任に就き、しかし内戦が再燃し、野に下った彼は平和のための戦いを続けるが、最後は取材を装った自爆テロのために命を落とす。その彼を撮った一枚だ。彼は少しの時間ができると本を読んでいた。今回の写真展の中で一番心ひかれた写真である。
帰りがけに恵比寿タワービルの38階に上がって写真を撮る。
夕暮れはいつも美しい。
さあ、帰ろう。
品川駅のホームの自動販売機で「ポテトスティック塩味」(100円)を購入。
美術館のカフェで食べたタルトの甘さが口の中に残っていたので、それを払拭したかった。
家を出るときに見た近所の専門学校の新しくできる駐車・駐輪スペースの夜景。
夕食は焼き野菜カレー。
「蒲田酒場ママン」の野菜カレーに見かけが似ている。
澤田瞳子さんから『若冲』の文庫版が送られてきた。どうもありごうございます。
3時、就寝。