朝方は曇りがちの空模様であったが、しだいに晴れ間が広がっていった。6月の終わり、1年の折り返し点となる一日。今日も終日、月曜恒例の「鈴文」にもジムにもいかず、PCの画面と書類を眺めていた。眼鏡なしで生活しているものの、決して視力がよいというわけではなく、近視・乱視・老眼の入り混じった状況で、おそらくいま視力検査を受ければ、ここ数日の作業のダメージからかなりの視力低下をきたしているものと思われる。目がしょぼしょぼするので、ときどき洗面所に行って冷水で顔を洗う。そしてベランダに出て、空を眺める。
青空と同じ秤で計るゆえ希望はわかしそら豆よりも 寺山修司
そのとき飼い猫の「はる」も一緒にベランダに出て、スリットから身を乗り出し、わが家の周辺に不審者(猫)がいないかキョロキョロと監視するのである。猫は決して空を見上げて「ふ~」と溜息をついたり、深呼吸をしたりしない。猫にとっては空は見上げるものではないのであろう。「はる」が上方をながめているときは、空ではなく、電線に止まっている雀などを見ているのである。
青空と同じ秤で計るゆえ希望はわかしそら豆よりも 寺山修司
そのとき飼い猫の「はる」も一緒にベランダに出て、スリットから身を乗り出し、わが家の周辺に不審者(猫)がいないかキョロキョロと監視するのである。猫は決して空を見上げて「ふ~」と溜息をついたり、深呼吸をしたりしない。猫にとっては空は見上げるものではないのであろう。「はる」が上方をながめているときは、空ではなく、電線に止まっている雀などを見ているのである。