フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月29日(金) 晴れ

2012-06-30 09:15:19 | Weblog

  8時半、起床。夏日だ。バタートースト、レタス、牛乳の朝食。

  昼から大学へ。昼休み、生協で購入した唐揚げ弁当を食べながら、研究室に遊びに来た現代人間論系2年生のA君と雑談。社会学に関心があるようなので、奥村隆(編)『社会学になにができるか』(明石書店)を貸す。

  今日は夏の空だ。

  1時から教務-事務連絡会。

  2時50分から本部で教担主任会。引き続いてFD推進委員会。

   会議中にゼミ一期生のゼミ長だったNさん(いま阪神電鉄で働いている)から電話があり、「いまから新幹線で東京へ向かうのですが、夕方、お時間ありますか?」と言ってきた。何か急用だろうか。「うん、6限からゼミだけど、その前なら空いてるよ」と答える。

   5時過ぎに、馬場下の交差点で待ち合わせて、そのまま「maruharu」へ。「何か特別の話?とくにそういうことではなく?」と先に聞いておく。後者だった。彼女は私のブログを見ていて、毎週、金曜日のゼミの前の時間、私がカフェや食堂で食事をすることを知っているのだ。今日はそのタイミングに会わせて新幹線でやってきたのである。

  最初の年は大変だったようだが、2年目のいまは、元気にやっているようである。広報の仕事(だったかな)をしていて、ミニコミ誌に「清盛ガール」という愛称(?)で阪神電鉄沿線の「ぶらり途中下車の旅」的なルポを連載しているとのことで、スマホの画面で見せてもらったが、文章と写真を上手に組み合わせた構成で、なかなかのものである。

http://www.hanshin.co.jp/kiyomorinomichi/


「maruharu」の店内で


私はコーラとスイカゼリー、Nさんはパッションオレンジジュースとスイカゼリー


各種おつまみののったmaruharuプレート


「maruharu」の入口で


馬場下の交差点で、じゃあ、またね。

  6限は3年生・4年生合同ゼミ。3年生のブックレビューをみんなで聴く。そして4年生は今日は6限だけで終り、高田馬場で今春卒業したゼミ二期生たちと飲み会がある。私も後から顔を出すと言っておく。


本日のスイーツは3年生のOさんが調達してきた「はらドーナツ」

  7限の終わりまで3年生のブックレビューをやって、そらから私は高田馬場へ。「まるはち」という名前の居酒屋で、すぐにわかった(ずっと昔一度か二度来たことがあった)。 居酒屋でみんなとおしゃべりができたのは30分ほどだったが、その後、居酒屋の外の路上でさらに30分ほど(!)おしゃべりをした。ゼミは上下の学年のつながりがあるところがいい、と改めて思いましたね。

 

また、会いましょう。

   帰宅は12時を回った。明日は甥っ子の結婚式がある。


6月28日(木) 曇り

2012-06-29 02:33:24 | Weblog

  8時半、起床。午前中に授業も会議もない木曜日はゆっくりと朝食をとることができる。鰹のタタキ、豚汁、ご飯、冷麦茶の朝食。

  昼から大学へ。3限は大学院の演習。

  3時頃、「maruharu」へ昼食をとりに行く。朝をしっかり食べたので、昼は軽めに、チキンサラダのサンドウィッチとアイスコーヒー。

  夕方まで教務室で雑用。

  6限は講義「日常生活の社会学」。今日は時間がテーマの話だったが、枕の部分で、朝家を出るときの持ち物確認の話をする。

   ジャケットの胸ポケット=携帯電話

   ジャケットの左側の外ポケット=キーホルダー(USB付き)とティッシュ

   ジャケットの右側の外ポケット=定期券とハンカチ

   ジャケットの左の内ポケット=財布とボールペン3本(青・赤・緑)

   ジャケットの右の内ポケット=手帳

   左腕=時計。

   ズボンのベルトの右腰のあたり=デジカメの入ったケース

  アイテムは全部で10品になる。ときどき、急いでいて、何かを忘れることがあるが、忘れて一番困るのは、手帳である。財布は意外に困らない。定期券の中に緊急時用に5千円札を一枚入れてあるし、スイカのチャージ金も使えるから。それほど困るわけではないが、腹立たしいのは、定期券である。定期券を忘れて切符を買うときのばかばかしい気分といったらない。「お金をドブにすてるような」気分とはこういうことだろうと思う。

  9時過ぎに帰宅。『深夜食堂』第8話(ゲストはYOU)に出てきた目玉焼きのせのソース焼そばを作ってみたが、手抜きをして「UFO」を使ったのが失敗だった。しかも肝心の目玉焼きが蒸らしすぎて半熟ではなくなってしまった。青のりも四万十川産のものが家になくて(普通ないよな)、三河湾産のものだったのもいけなかった。

  さて、気を取り直して、夏のTVドラマのチェックをしておきますか。参考にしたのは『月刊TVガイド』8月号

  日曜 9時 TBS 『サマーレスキュー~天空の診療所』 主演:向井理、尾野真千子

    向井理が演じるのは、夏の間だけ開院する標高2000メートルの山岳診療所の医師。『カーネーション』の尾野真千子が山小屋の娘で、実は、大病院のERに勤務していた経験をもつ看護師を演じる。

  日曜 9時 フジ 『ビューティフルレイン』 主演:豊川悦司、芦田愛菜

    同じ日曜9時で『サマーレスキュー』とぶつかるが、若年アルツハイマー病の父(豊川)と娘(芦田)の物語。実は私は芦田愛菜の演技は一度も観たことがない。バラエティーに出ている彼女しか知らないのだ。

  月曜 9時 フジ 『リッチマン、プアウーマン』 主演:小栗旬、石原さとみ

    「月9」である。IIT企業の社長(小栗)と就職難にあえぐ東大生(石原)の恋物語(シンデレラストーリー)。石原ひとみは東大生っぽっくないように思うが・・・。じゃあ誰がいいと聞かれても困るが、そうね、多部未華子なんかどうだろう。

  火曜 9時 フジ 『息もできない夏』 主演:武井咲、江口洋介

    武井咲って、なかなかいい作品に恵まれなかった印象があるが、今度はどうだろう。

  水曜 10時 日テレ 『トンカツ 当別国税徴収官』 主演:井上真央

    等身大のお仕事ドラマだそうだ。税金滞納者の姿を通して、幸せな人生、正義とは何かを問うらしい。新米徴収官に井上真央、いいんじゃないかな。上戸彩、新垣結衣、綾瀬はるか、多部未華子(またか)でもいいけど。

  木曜 10時 フジ 『東野圭吾ミステリーズ』 主演:唐沢寿明、坂口憲二、松下奈緒、観月ありさ、反町隆史、長澤まさみ、戸田恵梨香、三浦春馬、広末涼子、鈴木京香

    東野圭吾の初期作品(短篇)を毎週一話完結で。ナビゲーターは中井貴一。

  金曜 10時 TBS 『黒の女教師』 主演:榮倉奈々

    榮倉奈々が問題解決のためには手段を選ばないダーティーでミステリアスな高校教師を演じるらしい。

  土曜 9時 日テレ 『ゴーストまま捜査線~僕とママの不思議な100日』 主演:仲間由紀恵

    人を助けて命を落とした警察官(仲間)が幽霊になって息子を見守るという話。スタッフはあの『ごくせん』チームとのこと。

  一応、全部の曜日に候補作がそろった。さて、最後まで観ることができるのはどれだろう。


6月27日(水) 晴れ

2012-06-28 02:37:13 | Weblog

  8時、起床。今日もいい天気だが、昨日よりも湿気はある。梅雨の晴れ間とは本来こういうものだ。9時半に自宅を出る。朝食は、お腹が減っていないので、とらなかった。通常、私は起きてから1時間から2時間して朝食を食べる。朝飯前の一仕事をしてからでないとお腹が空かないのである。朝食に限らず、食事は決まった時間にとるのではなく、空腹を覚えてから食べる。その方が食事が美味しい。それができるのは半自由業の利点である。

  10時半から人事委員会。お昼まで。

  昼食は「フェニックス」でピラフとサラダとコーヒー。

  1時から面談。

  2時から基本構想委員会。4時過ぎまで。

  5時を回ったころ、「maruharu」に息抜きに行く。こうちゃん、葵ちゃんの一家が来ていたので、抹茶クレープとコーヒーを味わいながら、おしゃべりをする。小さな子どもとおしゃべりするのは語彙を制約されるので、けっこう大変だ。易しい言葉と単純な構文によってコミュニケーションをはからねばならない。とくに葵ちゃんはまだ一語文しか話せないから、その場の状況と彼女の表情から単語に込められた意味を解読しなくてはならない。葵ちゃんのお母さんにはそれが出来る。お母さんはこうちゃんを産む前は、大学院で言語心理学の勉強をされていたのだが、だからできるというわけでなく、たいていの母親はそれができるのである。突然、「まー」と葵ちゃんが言った。「ワタシモ紅茶ガ飲ミタイ」という意味だとお母さんは私に通訳してくれた。すごい。

   三鷹在住のTさんという方からメールをいただく。存じ上げない方だが、私のブログの読者とのことで、先日、私がブログで最近の女子中学生の多くは自分のことを「ウチ」と呼ぶということに驚いたと書いた件で、サンキュータツオという芸人さん(オフィス北野所属)が自分のブログでこの問題を論じていることを教えてくださった。さっそく見てみたが、なかなか面白い論考だった。ポイントは、女子における「ウチ」は男子における「僕」と同じ位置づけであるということ。つまり、男子の一人称は「私」と「おれ」の間に「僕」があるが、女子の一人称には「私」と「名前(たとえば「幸子」)の間に適当なものがこれまでなかったが、「ウチ」の台頭によってやっと中間的な呼称を女子は手に入れたということである。なるほどね。面白い視点だと思う。

  Tさんは私より2歳年長の方で、三鷹で「笑門」という立ち飲み屋さんを営んでいるそうである(カフェなら伺えるのだが・・・)。ご自身もブログをやっておられ、娘さん(同じく私のブログの読者とのこと)に言わせると、私のブログに似ているそうである。さっそく拝見したが、確かにスタンスが似ている。たぶん人生観が似ているのだろう。

三鷹立ち飲み屋「笑門」繁盛記 http://mitakashomon.blogspot.jp/

  昨日に続いて夜間当番になりそうなので(みなさん帰ってしまった)、7時頃、「ごんべえ」に夕食をとりに行く。この時点で西の空はまだ明るさを残していた。「ごんべえ」ではそぼろ丼(ごはんは軽めで)のセットを注文した。20分ほどで店を出ると、空はもう暗くなっていた。

 

  7限の終わりまで教務室で雑用。

   10時半、帰宅。風呂を浴びてから、明日の授業の準備をすませ、豚汁をすすりながら(『深夜食堂』みたいじゃないか)、『リーガル・ハイ』の最終回(録画)を観る。このドラマ、途中から加速度的にコメディー度が高まっていった。最後はなんでもありですみたいな感じになった。いや、面白かった。続編を期待。




6月26日(火) 晴れ

2012-06-27 09:11:00 | Weblog

  6時、起床。4時間ほどしか寝ていないが、目が醒めてしまった。書斎で一仕事。

  ベーコン&エッグ、トースト、牛乳の朝食。   

  昼から大学へ。今日は梅雨の晴れ間。日射しは強いが、湿気はそれほどでもない。高原の夏のような気候だ。

  昼休みの時間、研究室で、演習「個人化の社会学」の来週のグループ発表と個人レポートの事前相談。かなり準備ができている。

  3限は必修基礎演習。今日はパソコンルームで情報検索の実習。図書館の方がインストラクター。例題に沿って本や雑誌の検索の仕方、さまざまなサービスの利用の仕方について説明を受ける。私もパソコンの前に座って一緒に勉強したが、ときどき大宅壮一文庫のデータベースで調べものをする。

  4限は演習「個人化の社会学」。今日のグループ発表は先週の菅野仁『ジンメル・つながりの哲学』の後半部分を扱った。私の演習らしく間奏曲が流れたりした。

  昼食をとっていなかったので、お腹がペコペコである。「maruharu」でホットドッグとタマゴサンドとコーヒー。いつもはサンドウィッチはトーストにしてもらうのだが、今日はホットドッグが一緒なので、こちらは焼かずにやわらかいまま食べる。

  今日は夜間当番の日。7限の終わりまで、教務室で雑用。夏至から数日しかたっていない今日は、昼間の時間が長い。7時頃になってもまだ空には明るさが残っていた。夏至と梅雨が重なっているので、なかなかこういう日は少ないが、夏の訪れを実感する。

  帰宅途中、丸の内の「神戸屋レストラン」で朝食用のパンを購入。レジの列に並んだときは40%オフだったが、レジの前に来たときに50%オフになった。10時を回ったのだ。待っているといいこともある。

  東京駅の構内の一角に東北の夏の祭りのキャンペーン用の提灯がぶらさがっている。「若」という字が書かれているのだが、見る角度によっては提灯の「口」のように見える。たくさんの提灯が笑っている。ゲゲゲの鬼太郎の世界だ。 

  10時半、帰宅。風呂に入ってから、『深夜食堂』のDVD(11話と12話)を観ながら、夜食を食べる。明太子とご飯。


一杯目はそのままで


二杯目はお茶漬けで

   卒業生のKさんの来訪の日のブログを見た同期生のMさんから近況報告のメールが届く。長らくワシントンDCの金融機関で働いていたが、考えることころがあって、この春に転職し、いまはニューヨークの日本の企業で働いているとのこと。夫はフランス人で、2歳になる娘さんは日・英・仏の三ヶ国語を理解するらしい。ここにも人生の新しいステージを迎えている卒業生がいる。


6月25日(月) 曇り

2012-06-26 02:22:17 | Weblog

  8時半、起床。昨夜は窓を開けているとひんやりした空気が入ってきた。梅雨寒というやつだ。うっかり風邪を引かないようにしないといけない。クリームシチュー、パン、冷麦茶の朝食。

  午後、散歩に出る。久しぶりに下丸子の「喜楽亭」で昼食をとろうと思う。しかし、まだお腹はそれほど減っていなかったので、蒲田から目黒線で一つ隣の矢口渡まで運動がてら歩く。


蒲田駅前の立ち食い蕎麦屋(まだ入ったことはない)


多摩川線と環状八号線に挟まれたニッカウィスキーの店


傘は捨て傘だが、犬は捨て犬ではない


線路脇の家


昔、ここは中華料理店ではなかったか(レバニラ炒めが美味しかった)

  矢口渡という駅名は、もちろん多摩川の矢口の渡から採ったものだが、子供の頃は、「矢口の私」に聞こえた。「矢口の私」とくれば次は「武蔵新田のあなた」である。そして紆余曲折を経て、「多摩川園前の二人」となるのである。

  矢口の渡から電車に乗り、二つ隣の下丸子で下車。「喜楽亭」は駅のすぐ隣。絶好のロケーションなのだが、営業しているようにみえないせいか、いつも空いている。


暖簾とメニューの看板で営業していることはわかるはずだが・・・


客は私だけだった


メンチカツ定食(メンチは小さく見えるが厚味がある)

  半年ぶりだったが、ご主人とはすぐに以前の調子で世間話ができた。「喜楽亭」は「甘味あらい」とワンセットになっていたところがあって、その「甘味あらい」が閉店して、「喜楽亭」からも足が遠のいていた。そのことを知っているご主人から、「新しい甘味処は見つかりましたか?」と聞かれたが、蒲田周辺には「甘味あらい」に代わる甘味処はない。これからは単独でときどき「喜楽亭」に顔を出そうと思う。

  下丸子の街を少し歩いてから、蒲田に戻る。


やっぱり蒲田は賑やかだ(サンロード商店街の入口)