フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月29日(土) 晴れ

2017-04-30 16:30:40 | Weblog

7時半、起床。

ゴールデンウィークの開幕だ。もし私が総理大臣になったら毎月第一週をゴールデンウィーク(マンスリー)にすることを公約します。

トースト、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

玄関先の鉢に雑草が花を咲かせている。ちょこっと水をやる。

11時半に蒲田駅に卒業生のクミコさん(論系ゼミ5期生)がやってくるので迎えに行く。近所の専門学校ではオープンキャンパスをやっているようである。

改札口で待っていたら、クミコさんから「ちょっとトラブルがあり、5分ほど遅れます」とメールがあった。何のトラブルだろうと思っていたら、彼女が電車に乗ろうとしたときに子供に足を踏まれ、片方の靴が脱げて、それがホームと電車の間に落ちてしまったのだという。ホームには駅員さんがいなかったので、彼女は片方の靴が脱げたまま、階段を上って、改札口まで行って駅員さんを呼んで来て、線路に落ちた靴を拾ってもらったそうだ。それは災難でしたね。

そんな話をしながら「phono kafe」に到着。

クミコさんが卒業して一番最初に一緒に来たカフェが「phono kafe」だったが、今日で三度目だ。

ご飯セットを注文し、おかずは6種全部をシャアして食べることにする。「このお店の料理は体にやさしいですよね」と彼女。はい、その通りです。仕事で不規則な食生活をしている方にはとくにお勧めです。

ネギポテトの油揚げ包み。

パパイヤと人参のサラダ(左)、大根とレンズ豆のスパイシーマリネ(右)。

ブロッコリーとタルタルソース(左)、おからコンニャクの竜田揚げ(右)。

玄米と豆腐のタルト人参ソース掛け。

彼女は私へのお土産のお菓子の袋を持っている。これから散歩をするのに身軽な方がよいから、先にいただいて、自宅に置いて行くことにする。「phono kafe」と自宅とは90秒の距離である。

自宅に戻る途中の道でナツと出会った。「これがあのナツですか!」とクミコさんは興奮した口調で言った。はい、ブログでおなじみの半野良猫のナツです。撫でても大丈夫ですよ。

ナツと卒業生のツーショットは初めてである。

ご近所の方から「お嬢さんをお見かけするのお久しぶりですね」と挨拶される。

「いえ、娘ではありません(娘の顔、ご存知ですよね?)。教え子です」と答える。

ちょっと待っていて下さい。すぐに戻ってきます。ナツは私と一緒に家の中に消えた。

池上方面への散歩の途中で(4分の1ほど歩いた辺り)「あるす」に立ち寄る。休憩にはまだ早いが挨拶もせず前を通り過ぎるわけにはいかない。「なじみのカフェ」というそういう場所である。

マダムはわれわれが店の外で写真を撮っているところを見ていて、われわれが入ろうとするとドアを開けて迎えてくれた。

「人通りが少なくて、とても静かなんですよ」とマダム。どうやら私たちが本日最初の客らしい。

二人ともモカを注文。

「あるす」の室内は出窓や天窓から入ってくる柔らかな光で満たされている。たぶんこのポートレートはゼミ同期の人がもっているクミコさんのイメージ通りのものだろう。

 マダムにわれわれの写真を撮っていただく。

 さて、散歩を続けましょう。マダムが外まで見送りに出てきてくれた。

今日は暖かい。日の当たる場所は暑いくらいだ。日陰の道を歩きながら本門寺に到着。

木陰を求めて本門寺公園へ。

どこかの団体が家族連れでバーベキューを楽しんでいた。食事を終えた子供たちが広場で遊んでいる。彼らにエキストラになってもらって、クミコさんの写真を撮ることにする。

 上着を脱いで、身軽になって。

『ラ・ラ・ランド』?

調子だ出てきたところで、 木の根につまづいて片方の靴が脱げる。川崎駅のホームでのアクシデントの再現だ(笑)。 

お疲れ様でした。休憩しましょう。

一休みしながら。

木洩れ日の中で。

大きな木の下で。

いい光だ。 

光りの方へ。

元気玉みたいだ。

さきほど「あるす」で撮ったポートレートが彼女のイメージ通りのものであったとしたら、次の2枚のポートレートはそれとはかなり違うものだろう。でも、こちらも素敵なポートレートである。普段、われわれはポートレートを撮る(撮られる)とき、既存のイメージを再生産しがちである。自分に「自分」という枠を設けているのだ。その枠を(ちょっと)外してみること。

 とはいっても、「自分」という枠はやはり大切なものであり、枠がゆらいだり、枠がなくなったらそれから「外れることを楽しむ」こともできなくなる。補強しておきましょう(笑)。

運動場で体を動かす。本日の浮遊(初級篇)。

初めてにしては才能がありますね。彼女もこれが気に入ったようである。

というわけで、本日の浮遊(中級篇)。

見事です。実は彼女、けっこう運動神経はいいのである。ゼミ合宿で卓球の見事な腕前を披露してくれたことが記憶に残っている。

余裕のカメラ目線で。

お疲れ様でした。

実はこの子ども公園でひと休みしながら、彼女は「自分」という枠から大きく外れた(と私には思える)ポーズ、というかいわゆる「変顔」を披露してくれたのだが、それはさすがにブログでは公開できないものだった。知りたい方は個人的に彼女に連絡をとってください(笑)。

本門寺公園を出る前、彼女はまだエネルギーが余っているらしく(若いな)、躍動的なパフォーマンスを見せてくれた。

名前の頭文字らしいが、鏡文字になってるね。

夏の浜辺が似合いそうなパフォーマンスである。

 卒業3年目、彼女はまだ青春の真っただ中にいるようである(笑)。

せっかく来たのだから、お参りをしていきましょう。

何かの法要が行われているらしい。 

若僧たちが経を唱えながら歩いて行った。

参拝を終えて。

まだパフォーマンスの余韻が残っているようである。 

仁王門を通り抜けながら。 

階段を下りる。

境内を出て、ようなく普段の彼女らしい表情が戻ってきた。

参道にある「相模屋」で一服していく。

葛餅がこの店の唯一のメニューである。潔い。

駅前の「浅野家」、向かいの「池田屋」と比べて、葛餅の盛り付け方が一番美しいのが「相模屋」である(黒蜜はあらかじめ下に敷した形で出てくる)。

池上駅前で。よほど浮遊が気に入ったようである。

西日の射すホームで。

本日最後の浮遊。

実はこの後、スーパーグランドスラムの達成に向けて(残り3カフェある)、大井町の「pottery」へ行く予定にしていたのだが、今日が祝日であることを失念していた。「pottery」は土曜日はやっているのだが、祝日はお休みなのである。

そこで予定を変更して、「phono kafe」同様、3度目になる「まやんち」をのぞいてみることにした。時刻は午後5時。土曜日は混雑する「まやんち」だがこの時間になれば、待たずに入れるかもしれないと。思った通り、待たずにテーブルに案内される。

私は焼き菓子盛り合わせ、彼女は春摘みセット。

焼き菓子盛り合わせ。手前の三日月型のお菓子はレギュラーではないが、なんであったか、カナさんが説明してくれたが忘れてしまった。

店主のまゆみさんがネパールに旅行して、春摘みのお茶を持ち帰ってきたのだが(2人ともそのお茶をオーダーした)、そのお茶に合うお菓子の盛り合わせでが春摘みセットである。

 レーズンバターサンド(ラム酒きいてます)

 パイナップルケーキ(鳳梨酥)

 ドライフルーツ5種のパウンドケーキ

 苺のマカロン

 ダージリンアイスクリーム

6時、店を出て、彼女を駅の改札で見送る。

会社では人事の仕事をしていて、いまは新入社員の指導係である。二つしたの子たちは若く見えるだろうが、今日のパフォーマンスを見る限り、あなたもまだまだ青春真っただ中ですよ。頑張ってくださいね。次回は「夏カフェ」になるでしょうか。自分で似合わないと決めつけている原色のファッションにぜひ挑戦してみて下さい。楽しみにしています。

夕食は、揚げシューマイ、薩摩揚げ、サラダ(ゆで卵)、明太子、大根の味噌汁、ご飯。

ゴールデンウィーク初日ということで、思い切り夜更かし、4時、就寝。


4月28日(金) 晴れ

2017-04-29 10:51:15 | Weblog

8時半、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

昼過ぎに自宅を出る。

昼食は神楽坂で途中下車して「SKIPA」に食べに行く。GW前の金曜日の午後だからだろうか、ほぼ満席で1つだけテーブルが空いていた。

定食を注文。

今日の主菜は筑前煮だ。ヘルシーな昼食。

 食後にアイスチャイ。火曜日と木鵜曜日は3限と5限に授業があるので、昼食は3限(13:00~14:30)の前にそそくさとたべることになりがちだが、金曜日の授業は5限と6限なので、昼食はゆっくりとることができる。

「梅花亭」でおやつを買っていく。

研究室でおやつタイム。柏餅とみたらし団子。 柏餅は作りたてだったようで、ほんのりと温かい。みたらし団子は、柏餅に限らず、甘いものとの組み合わせで食べるのが好きである。団子は3個なので、最初に1個、柏餅を食べた後に、2個食べる。完成された手順であり、我ながら間然するところがない。

5限・6限はゼミ。

4年生の欠席や遅刻が目立つ。教卓の方から見て、教室の左側に3年生、右側に4年生が(習慣的に)座っているのだが、これが舟ならば左に傾いて転覆しそうである。シャッフルして、学年が混じった状態で座り直してもらう。元々、5限は3年・4年合同ゼミということにしているので、こういう座り方の方が合同ゼミの理念に叶っている。これからこの方式で行こう。

テキストを事前に読んでくることになっているので、それを前提にして、私との質疑応答や小グループになってのディスカッションを行う。

休み時間のスイーツは3年生のIさんが用意してくれた。

6限は7時45分までだが、今日はプレミアムフライデーということで早めに終わる。GW明けからは、6限は学年別に行う。4年生はゼミ論中間報告(および夏のライフストーリーインタビューでの共通質問の検討)。3年生はテキストの講読とゼミ論テーマのプレ報告。4年生の方には私は出ないので、事前に研究室で中間報告予定者のゼミ論指導を行う。担当・発表の順番を決めてから解散。よいGWを!

夕食は「ドトール」でホットドッグとコーヒー。簡易な夕食だが、体調不良で教室にやってきたので帰宅を命じた学生や、体調不良で駅で休んでから来るとメールしてきたが結局教室に現れなかった学生がいたので、メールや電話で本人あるいは家族に連絡をとってその後の様子を聞きながらの食事である。体調が悪ければ休めばよい。若さを過信して無茶をしてはいけない。ふらふらの状態で教室にやって来ても私は感動しないからね。

9時、帰宅。ホットドッグ1本では足りないので、ハムトーストと紅茶で夕食の補填。

さて、明日からGWだ。1日(月)と2日(火)は大学は全学休講で、8日(月)は個人的に授業のない日なので、実質、10連休である。興奮して眠れない・・・というほどのことはないのは、GW明けが締め切りの仕事をかかえているからである。

2時、就寝。


4月27日(木) 晴れ

2017-04-28 11:34:02 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

昼前に自宅を出て、大学へ。

東京駅地下街(グランスタ)の丸の内エリアに新しい店舗群が今日からオープンしたようである。1つ1つの店舗は小さいが、そういう小さな店がたくさん並んでいる様子は、高級な縁日の露店のようで、そのゴチャゴチャとしてにぎわっている感じは楽しい。

3 限は大学院の演習。先週に続いて私の書いた論文を読んで来て(何かしら調べものをして)コメントを述べるという授業。マスターの1年生(および先取り履修の学部生)4名がコメントを述べ終えたところで時間となった。「プレバト」でいえば、特待生が後に控えているという感じだろうか。

授業を終えて、コンビニおにぎりの昼食。「おんぎり3個は食べすぎです」とブログを見ている人から言われたことがあるが、そうなの?ほかにおかずとかないわけだし・・・。 

5限は講義「日常生活の社会学」。3回目にして初めて時間いっぱいやる。

授業を終えて、教員ロビーにマイクとAV機器のボックスの鍵を返却に行くと、同僚の安藤先生がいて、ニコニコしながら「ゴールデンウィークというのは始まる直前が一番楽しいですね」と言った。然り。その最中はだんだん目減りしていく残り日数を横目に見ながら過ごすことになるから。では、人生も同じかというと・・・、そういうものでもあるまい。高齢者の意識調査では「いまが一番幸せ」という回答が一番多いのだ。

6時半ごろ、大学を出る。

この時間でもまだ西の空には夕映えが残っている。

会社帰りの人たちで「グランスタ」は賑わっていた。

夕食は妻と「マーボ屋」で食べる。

サラダ。妻は必ず注文する。

酢豚(黒酢)。私が一番好きなメニュー。

二番目に好きなメニューは四川風麻婆豆腐だが、それだといつも同じ組み合わせになってしまうので、今日はエビチリ。エビチリというともと赤いものを想像するが、ここのエビチリはオレンジである。牛乳あるいはメレンゲが使われているのではないかと思う。チリソースの辛さはそのままなのだが、それが食感として緩和されて、上品な味わいになっている。

春巻き。

今日、妻は友人と幕張の国際展示場(有明だったかな?)で開催された趣味のイベントに言って来て、そこで瓢箪細工のワークショップに参加してきた。そこで作った作品がこちら。瓢箪をペンギンに見立てて、お腹の部分に穴を空けて模様にしている。

内部のライトをつけるとこんな感じになる。

今日も夜更かし。3時、就寝。


4月26日(水) 曇り

2017-04-27 11:38:27 | Weblog

8時半、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。時間がなくて5分で食べる(通常は朝ドラの録画を見ながら15分)。食べようと思えば食べられるものである。

9時35分(急ぎの朝食分だけ出遅れた)に自宅を出る。自宅の前の通りの主役が八重桜から新緑に交代した。

さようなら、今年の桜。

近所の専門学校の古い校舎が壊されて広い駐車スペースになったおかげで、毎日、「今日の空」が楽しめるようになった。

10時40分から大学院の社会学コース会議(臨時)。私は10時30分からだとばかり思い込んでいたが、2限の開始時刻である10時40分からだった。これなら朝食は通いつも通り15分をかけられたな。

会議を終えて、昼食を「たかはし」に食べに行く。ビルが外壁工事をしている。

豚肉生姜焼き定食を注文。最近はとくに言わなくてもご飯は軽めで出してくれる。

豚肉生姜焼きはなんといっても定食の王道である。

同じテーブルに同僚の岡室先生がいらしたので、最近のTVドラマの話をした。岡室先生は大のTVドラマ好きで、TVドラマ研究者でもある。全部のドラマを録画し、ご覧になっていると聞いて、びっくり仰天した。TVドラマも玉石混淆だから全部観るとなると一種の拷問ではなかろうか。ちなみに今季のドラマでは『フランケンシュタインの恋』が岡室先生のお勧めのようである。

岡室先生は演劇博物館の館長をされているが、来月から始まる2つの企画展、「テレビの見る夢ー大テレビドラマ博覧会」と「山田太一展」の話を伺って、興味をそそられた。詳しくは→こちら

1時からカリキュラム委員会。3時までの予定だったが、2時半には終わった。

研究室に戻ってティータイム。昨日と同じくポッキー&ジンジャーレモネード。一服しながら、授業で使うテキストに目を通す。

今日は早上がりで、4時頃に研究室を出る。

地下鉄に乗る前に「あゆみブックス」をのぞいて、本を2冊購入。

 村上春樹・川上未映子『みみずくは黄昏に跳びたつ』(新潮社)

 北条かや『インターネットで死ぬということ』(イースト・プレス)

『みみずくは黄昏に飛び立つ』は川上未映子による村上春樹への数回のインタビューで構成されているが、大部分は『騎士団長殺し』をめぐるものである。書店にはぼちぼち『騎士団長殺し』の評論が雑誌や単行本(ずいぶん早いな)で出始めているが、いずれも『騎士団長殺し』が出版されてから(つまり2月24日以降)作品を読んで書かれたものである。ところが川上によるインタビューはどうやら出版前に行われたみたいである。

「・・・そして2016年の秋。村上さんは長編『騎士団長殺し』を書きあげられ、ついてはその作品を中心に本格的なインタビューを、という依頼があった。内容はもう私の好きなように、好きなだけ。そして冬の真ん中あたり、三日間にわたるインタビューが行われ、こうして一冊のかたちになった。」(8頁)

「冬の真ん中あたり」というぼかした表現をしているが、「2月24日以降」を「冬の真ん中あたり」とはいわないだろう。インタビューには事前の準備が必要だから、川上は「冬の初めあたり」にはすでに『騎士団長殺し』を読んでいたと思われる。一種のインサイダー取引が行われていたわけだが、そのことについてはとやかく言うまい。単純にうらやましい(笑)。

『インターネットで死ぬということ』は、『キャバ嬢の社会学』などで知られる北条かやがネットでの「炎上」に傷つき、自殺未遂にまでいたった経緯を書いた自伝的エッセイである。

「身近な人からも好かれたいし、遠くの他人からも好かれたい。テレビに出るようになってからは、より強くそう願った。すべての世界で誰かに好かれたい。「北条かや」を好きになって共感してほしい。それを確認する手段がインターネット上に書き込まれる評判だった。」(17頁)

人が、普通の人が、リアル空間以外にネット空間という自己呈示とコミュニケーションの場を持つようになって20年ほどになるだろうか。そこにはリアル空間と同じような現象もあるし、リアル空間とは違う独特のものもある。本書はそういうことを社会病理学的に考えるためのカルテ(社会学の研究者としての自己診断も行われている)として価値があるように思う。

蒲田について「御座候」で今川焼(別の名前だったかもしれない)を2個購入し、帰宅してから妻と食べる。

夕食は豚肉(ヒレ)の味噌漬け焼き、明太子、冷奴、茄子の味噌汁、ご飯。

昼食に豚肉生姜焼き定食を食べたことを妻に言うと、豚肉という点は同じだが、味付けも違うし、肉の部位も違うし、「別の料理よ。かぶってはいないわ」と言われる。白を黒といい含められているような気がするのは気のせいだろうか。

3時、就寝。


4月25日(火) 晴れ

2017-04-26 02:17:18 | Weblog

8時半、起床。

トースト、カレー、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

厚切りのトーストとカレーの組み合わせは腹持ちがよい。

お昼に自宅を出て、大学へ。

東京(京浜東北線)→大手町(東西線)の乗り換えのとき、日本生命本社ビルにある相談窓口に寄って行く。いま、自分が入っている生命・医療保険の見直しをしているところなのだが、判断に迷う点がいくつかあり、その相談である。ここは通勤の行き帰りにいつも前を通るのだが、入るのは初めて。さすがに本社の相談窓口だけのことはあり、対応していただいたのは優秀なベテランの相談員で、私の質問・疑問にすべて明快に答えてくれた。当初は相談だけのつもりだったが、このタイミングで「夫・妻型」から「夫型」への変更だけはすませておいた方がよい(来月から掛け金が減額になるから)ということで、その手続きをした。保険金額の減額や特約変更などについては、来月、もう一度よく考えてから決めることにしよう。

昼食は相談室からは目と鼻の先の「屏南」で、担担麺を食べる。時間はすでに2時半で、ペコペコのお腹に担担麺は美味しかった。

研究室についてジャンジャーレモンティーとポッキーで一服。

一服しながら、5限の演習「現代人の社交」の準備。

今日、ディスカッションで取り上げる『社交する人間』の第1章「現象としての社交」の論の構成をノートに図解する。これは授業のときにテキストの読み方の実践的アドバイスとして、(1)ペンで線を引きながら、余白にメモをしながらテキストを読むこと、(2)その作業の後に、テキスト全体の論の展開をノートに描いてみること、の2つを言うつもりだが、その具体的な実例を示すためである。

準備が整ったところでちょうど5限の授業の開始時間(4時半)となった。西日が強くなってきたが、湿気はなく、蒸し暑くはない。

授業を終え、6時半過ぎに大学を出る。 

地下鉄に乗る前に「あゆみブックス」で、トミヤマユキコ・濱田隆之『大学1年生の歩き方』(左右社)を購入し、帰りの電車の中で読む。大学のカリキュラムには1年生を対象にした導入教育の科目「必修基礎演習」があるが、こちらは「生活編」といったところだろうか。月ごとに留意すべきポイントがまとめられている。たとえば、「迷いの5月」については、「自分の居場所を複数化しよう」と「弱音を吐くレッスン」の2つが示されている。居場所(自分らしくいられる場所)の複数化と弱さの自己開示は自己の安定(存在論的不安の緩和)や友人関係の構築にすこぶる有効な方法だと(社会学の視点からも)いえる。

7時半、帰宅。

夕食は麻婆茄子、薩摩揚げ、春雨サラダ、ネギの味噌汁、ごはん。

2時半、就寝。