9時半、起床。カーテン越しの朝の光がいつもほどまぶしくない。カーテンを開けると曇天だった。焼鮭、豚汁、ご飯の朝食。高校時代の友人に二日に会おうかとメールを出す。東京に移動中の列車の中から返信があり、午後3時から5時なら時間をとれるとのこと。OK、それでいい。
以前に購入したまま放置してあった外付けのハードディスク(640GB)をPCに接続する。とりあえずPCのハードディスクに入っているデジタル写真のデータを全部こちらに移動する。これだけの容量があれば、撮った写真の選別作業は不要だろう。
机の上にから腕時計が床に落ちた拍子に裏蓋が外れて電池が飛び出した。どうもうまくは元通りにはまらない。電池交換をしてもらった時計屋さんにもっていってみてもらう。パッキンが消耗しているようですが、交換するほどではありませんと、無料で直してくれた。時計屋さんを出て、年の瀬の街を歩く。
「もち月」で昼食をとる。鯛の蕪煮と鮪の山かけの定食を注文する。鮪の山かけが美味しかった。鯛の蕪煮でご飯を半分食べた後、残りのご飯に鮪の山かけをぶっかけて食べる。行儀は悪いが、こうやって食べるのが一番美味しいのだ。食後の珈琲が付いて千円也。
郵便局で50円切手を30枚、崇山堂はし本で絵葉書を30枚購入。年賀状の返信用である。親戚や友人や仕事関係の方々へはお年玉付きの年賀状に文面を印刷したものを出しているが、こちらが出していない人から届いた年賀状には絵葉書に手書きの年賀状を返している。元旦の午後はこの作業で暮れる。
ユザワヤ文具館で、うさぎのデザインのスタンプとスタンプ台を購入。無地の葉書を使って年賀状の返信を書く場合用である。
ついでに売り場を歩いていて目に止ったのが各種の表示プレート。この手のプレートはいたずら心をそそられる。「ご用の方はこのボタンを押して下さい」というプレートを購入。研究室のドアに貼るのだ。ついでに洋服のボタンを1つ、プレートの余白部分に貼り付けておく。研究室を訪問した人の何人かは、いたずらとは知らず、半信半疑で、そのボタンを押すであろう。
キシフォトをのぞいて、コンパクトラジオ(AM・FM2バンド)を購入。最近はラジオは床屋やタクシーの中でしか聴かなくなってしまったが、あれはなかなかいいものである。そこに親密な空間が生まれる。書斎でPCに向かっているときに聞こうかと思う(現にいまブログを書きながら聴いている)。思えば、これまでの人生で一番ラジオを聴いていた時期は中学生のときで、深夜放送のファンだった。今年亡くなった野沢那智さんは一番好きなパーソナリティーだった。
このブログにも何回か登場した「南蛮カレー」が知らないうちになくなって、替わって、「銀だこ」になっていた。ショックである。もうあのカツカレーを食べることはできない。もうあの店長と従業員の軽妙なトークを聞くこともできな。ここにしかない店が消えて、どこにでもあるような店が増えていく。人の世の無常を感じる。
買物を終えて、「テラス・ドルチェ」で一服。クリームソーダを注文したら、メロンにしますか、ストロベリーにしますかと聞かれた。クリームソーダの基本はメロンだが、今日はストロベリーにしてみた。透明な赤い液体を見ていたら、生きていこうと思った(太宰治か)。
TAKANOでフルーツロールケーキを買って帰る。買物をしているときに妻からケータイに電話がかかってきて、「大掃除も手伝わないでどこをほっつきあるいているのか」(言い方は違ったが意味はそうなる)と言ってきたので、妻のご機嫌をとるためである。12月30日の散歩は気楽にはできないのだ。