フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月30日(月) 晴れ 木枯らし一号吹く

2017-10-31 13:06:24 | Weblog

9時、起床。

トースト、ハンバーグ、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

 

快晴だ。そして木枯らし一号が吹いている。春一番とはいっても冬一番とはいわないのは、春は待ち焦がれるものであるのに対して、冬はそうではないからだろう。でも、クリスマスやお正月といった冬の行事は人気がある。もしそうした行事がなかったら冬はもっと陰鬱なものになっていただらう。

「あるす」に行ってみる。しかし、中に人のいる気配はなかった。先日の台風でやられたのか、雨戸の一部は壊れたままになっている。青空の下、交差点に建つ真っ白な「あるす」は灯台守のいない小さな灯台のようである。

「吉岡家」で昼食をとる。野菜天もりを注文。

食後の散歩をしようかとチラリと思ったが、風が強いのでやめておく。雨よりも風の方が散歩には不向きなのである。

快晴の日の夕空はすっきりしている。

夕食は茄子と挽肉の炒め、

海老とアスパラと卵の炒め、

味噌汁、ご飯(おかずは二人前です)。

デザートはオレンジ。

10時頃、木枯らし吹く中、ウォーキングに出る。

これにはわけがある。昼間、11月3日のカホさん(論系ゼミ4期生)の結婚式に出るので、礼服を出して着てみたところ、ズボンがきつくなっているのである。この4日間でウエストを1センチ減らそうと決意する。1センチ違うだけでもずいぶん楽になるはずである。気づくのが当日でなくてよかった。

ウォーキングから戻ってくると、玄関のところで野良猫のナツが私を待っていた。中に入れてやると、ゴロゴロとなつく。ナツという名前は「夏」と「なつく」を掛けている。 

今夜はお泊りのようである。

2時、就寝。


10月29日(日) 雨

2017-10-30 12:20:04 | Weblog

8時、起床。

私が起きて、洗面所に行くとき、飼い猫のハルが一緒についてきて、洗面台に飛び乗る。蛇口をひねり、私が手のひらで水を受けると、ハルは手のひらから流れ落ちるその水を飲む。これ、毎朝のことである。流水を飲むのが好きなのである。

厚切りハムトースト、牛乳、紅茶の朝食。

朝食の後、書斎の机に向かったが、眠い。というか、疲れがたまっている。一週間分の疲れだが、とくにこの一週間は疲れた。 もう一度、布団に戻る。身体が切実に眠りを求めている。昼過ぎまで眠る。

雨の中、妻と遅い昼食を「phono kafe」に食べに行く。そのとき客はわれわれだけだったが、ランチタイムには常連さんや初めての客が何人来たらしい。私たち二人も来てくれるんじゃないかと思っていたそうだ。たしかに「この雨ではお客も少ないだろう。売り上げに貢献しようか」と妻と話して来たのだった。そんな話をしていると、常連のMさんがやってきた。常連たちの考えることはだいだい同じだ。 

ご飯セットを(二人とも)ご飯軽めで注文する。

里芋とクルミのつまみ揚げ(左)、ニラとコンニャクのピリ辛和え(右)

揚げ茄子とトマトの和マリネ

人参とキャベツの梅酢サラダ(左)、ごぼうのフリット(右)*ごぼうのフリットはもう一皿

 「phono kafe」を出て、妻は帰宅。私は駅の方に買い物に行く。

雨はさきほどよりも強くなってきた。昨日と今日は近所の専門学校の学園祭である。昨日はまだしも、今日は気の毒な天気である。

とくに週末の雨が多い気がする(台風が週末に関東にやってくるということか)。学園祭に限らず種々の催しものは週末に行われることが多いから、みんなを落胆させる罪作りな雨である。

曇り日の8月、雨の10月と、夏らしい夏、秋らしい秋を感じられぬまま、11月になろうとしている。はたして冬らしい冬になるのだろうか。「冬らしい冬」とはどういう冬だろうか。東京の場合は、風は冷たいけれども晴天の続く日々であろう。そして一度か二度、道路の雪かきをせねばならない程度の積雪がある。そういう冬であってほしい。「そういう冬に私もなりたい」と出番前の東京の冬も思っているはずである。

駅ビルのパン屋で明日のパンを買い、帰りに「ルージュ・ブランシュ」をのぞいてみる。

「おやつマドレーヌ」(200円)を2個購入。普通サイズのマドレーヌ(160円)より大きい。大きい割に安いところがいい。

さっそく紅茶でいただく。うん、おやつにちょうどいい。

夕食はハンバーグ、ポテトサラダ、具だくさんのスープ、ご飯。

ハンバーグは一個ではもの足りないが、二個ではちょっと多いという微妙な大きさであった。

夕食後、昨日のブログを書き上げてアップする。本当は午前中にアップするつもりだったのだが、二度寝をしてしまってできなかったのだ。「ブログ更新しました」というメッセージを記事の主役であるミサさんに送る。 少しして彼女から「阿川佐和子わかりました。彼女もさばさばした雰囲気ですね」と返信があった。そして相変わらず自分の表情には硬いところがあるので、「次にお会いする時までに練習しておきます(笑)」とあった。

「この世に生きるということは、いわば演劇だ」とサローヤンは言った、「だから自分というものに忠実に生きようとすれば、何回も下稽古を積まなくてはならない」。

2時、就寝。

 


10月28日(土) 小雨

2017-10-29 20:42:06 | Weblog

8時、起床。

トースト、牛乳、紅茶の朝食。軽めの朝食にしたのは昼食をたくさん食べそうな予感があったからだ。

 

12時に卒業生のミサさん(論系ゼミ3期生)と南武線の矢向駅で待ち合わせ、「パン日和あをや」へ行く。

彼女は「あをや」は二度目だが、二階席は初めて。

ゼミの卒業生に「ミサさん」は複数いる。2期生のミサさん、3期生のミサさん(今日のミサさん)、5期生のミサさん(2人)。人気のある名前なのだ(ただし、全員、漢字表記は違う)。

今日のミサさんは若い頃の阿川佐和子似のミサさんである。 

でも、彼女は阿川佐和子を知らなかった。「いま『陸王』で足袋工場の女性従業員のリーダー役の人」といっても『陸王』を見ていなかったので通じなかった。ちなみに阿川佐和子は私より一つ年長で、ずっと独身を通していたが、今年、6歳年上の元大学教授と結婚した。なお、『陸王』には彼女の無二の親友で独身同盟を結んでいた(?)檀ふみも主人公(役所広司)の妻役で出演している。

 今月のドリンクの加賀ほうじ茶のミルクティーを注文。

レンコンとトマトのスープ。「赤と白」だ。

秋ベジサンド。カボチャとキノコ。

定番のサーモン、アボカド、クリームチーズのサンド。

あれば必ず注文するフランスコッペ。

彼女は大手の通信会社に務めているが、スマホはLINEがやっている割安スマホを使っているそうだ(LINEが使い放題)。彼女が一番スマホを使うのはLINEで、しかもテレビ電話をよく使うそうだ。私もLINEはよく使うが、テレビ電話は使ったことがない。使い方を教えてもらう。

「こんなこともできるんですよ」と彼女。な、なるほどね。

食事を終えて、私はアップルタイザー、彼女は紅茶を注文して、前回会ったとき(今年の4月)から今日までの半年間の出来事についての話を聞いた。仕事の面では7月に大宮の支社から品川の本社に異動し、営業職からコールセンターの統括部門の仕事を担当するようになったが、馴れるまではまだ時間がかかりそうだ。私生活では、ドラマチックな展開があったようで、一口で言うと、「雨降って地固まる」ということである。私が全然予想していなかったストーリーだが、結果オーライ、よかったのではないだろうか。

彼女は見かけによらず「男前」女子で、早稲田で会うときは「たかはし」の豚肉生姜焼き定食を好んで注文する。

ポートレートも「仕事のできる女」風のものが一番似合う。

そんな彼女が矢向駅そばの小さな公園で撮った精一杯のおどけたポーズの写真がこれだ。

定番の大きな木の下でのポートレート。

「手を振ってみてください」と注文して撮った一枚。うん、この照れた笑顔は自然でいいですね。

二軒目のカフェは蒲田の「カフェ・スリック」。彼女はシフォンケーキが大好きで、ここはぜひ行きたいとのことだった。 

先日の日曜日、卒業生のユウカさん(論系ゼミ5期生)と来ようとしたときは台風のために臨時休業(早々に店仕舞い)だったが、今日はちゃんとやっていた。

 私はマロンのシフォンケーキ。

彼女はハロウィン・シフォン。

紅茶は私はセイロンブレンド、彼女は特製のキームンを注文。

神妙な顔で味わう。

満足の笑顔。 

閉店時間(午後6時)近くになり、われわれが最後の客となり、マダムもこちらに来てわれわれとおしゃべりをする。

「カフェ・スリック」は新築のデザイナーズマンション「HYGG(ヒュッゲ)カンダハイム」の一階にあるのだが、マダムはマンションのオーナーである。「HYGGE」とはデンマーク語で、「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気や気分」を表す言葉とのこと。「団欒」という言葉が近いのではないだろうか。

デザインはご主人が手掛けた。マンションの資料を見せていただく。部屋の広さはいろいろである。

ミサさんは7月の異動に合わせて東京に引っ越してきた。短期間でいろいろ物件にあたり、西小山(東急目黒線)に部屋を借りた。同じ広さの部屋で比べると家賃はこちらの方が1万円ほど高いが、設備を考えると断然こちらがいいだろう。「ここのことを知っていたら・・・」とミサさんは残念がったが、数年後を見越して、広めの部屋を空き待ち予約をしておいたらいいのではないでしょうか(笑)。

西小山もなかなかいい街で、私はそこにあるギャラリーやカフェを知っている。彼女も少しずつ開拓を始めているようである。次回は、彼女に西小山を案内してもらおう。

マダムとのツーショット。

6時に「カフェ・スリック」を出て、池上線で帰る彼女を蒲田駅の改札で見送る。 

夕食は、秋刀魚の開き、海老シュウマイ、サラダ、白菜のお新香、ジャガイモとワカメの味噌汁、ご飯。

デザートはラフランス。

食事をしながら 『この声を君に』の第6話(録画)を観る。「朗読」というものの魅力がドラマを引き立てている。

水曜日に心臓の手術をした卒業生からLINEのメッセージが届く。今日、集中治療室を出て一般の病室に移ったとのこと。手術は成功で、困難と思われていた自分の弁を形成する手術がうまくいったそうだ。人工弁を使うことに伴うリスクを回避できたわけで、本当によかった。こちらに転院してきた甲斐がありましたね。「お見舞いにうかがえるようになるのはいつごろだろう?」と質問すると、「いつでも大丈夫ですよ!まだ管が5、6本ついてますが(笑)」と返事が返ってきた。 あれま、手術前は「管が取れてから」と言っていたはずだが、手術の成功がよほど嬉しいのだろう。火曜日にお見舞いに行くことを約束する。

1時半、就寝。


10月27日(金) 晴れ

2017-10-28 11:05:34 | Weblog

9時、起床。

トースト、ポトフ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昼前に家を出て、大学へ。

1時から研究室でゼミ選考面接。一人当たり15分前後で、3限に4名、4限に5名を行う。

昼食は蒲田駅で購入した崎陽軒の「JR東日本発足30周年記念弁当」(1200円)というのを面接の合間に食べる。

ご飯は白いご飯と赤飯の二種、シウマも普通のシウマイと特製シウマイと海老シウマイの三種とオールスターキャスト的雰囲気だ。他のおかずは、鶏のチリソース、鮪の吉野煮、筍煮、卵焼き、蒲鉾、白コンニャク煮、人参煮、蓮根煮など。

そして特記すべきは、ひょうたんの形をした瀬戸物の醤油入れである。昔のシウマイ弁当には必ずこれが付いていたが、「ひょうちゃん」という名前であることを今回初めてしった。はたして昔からそういう名前だったのだ、とくに名前はなかったが、最近のゆるキャラブームにあやかってそういうネーミングをしたのかはわからない。「記念弁当」のための復刻であり、食べ終わってもこれだけは捨てずにとっておくことにした。

5限・6限はゼミ。2コマ連続の面接でかなり疲れ、5限が始まる前の休み時間に机につっぷしていたら、気づくと30分ほど眠ってしまった。誰かがドアをノックするので「どうぞ」と言うと、ゼミ4年生のMさんで、私がいつまでたっても教室に現れないので、様子を見に来たとのこと。

今週からゼミ論個別指導が始まり、ゼミ選考面接も重なって、空き時間がはまったくなくなってしまったのがつらい。

5限は3年生・4年生の合同ゼミでライフストーリー・インタビュー調査のケース報告を2件(4年生のSさんとHさん)。

秋学期初回のオープンゼミ(2年生のゼミ見学)では、ケース報告を聴いてもらったのだが、面接のときそれが興味深かった(自分でもやってみたい)と述べていた学生が多かった。もちろん見学に来て、ここは自分には合わないと思った学生もいたはずで、それはそれでよかったと思う。ライフストーリーインタビューはうちのゼミのコアの活動なので、それに興味をもてるかどうかはゼミ選択の重要なポイントである。ゼミ見学のときのゼミと実際のゼミとが違うことがゼミに入ってからわかたったのでは遅いだろう。

今日のスイーツは4年生のMさんが用意してくれたドーナツ。

6限は学年に教室を分かれてのゼミ。4年生はゼミ論中間報告(Kさん、Mさん、Nくん、Iさん)。4人の報告は事前の個別指導のときに聞いているので私は3年生の方に出る。間もなく始まるインタビュー調査の共通質問項目の検討。定刻(7時45分)を1時間オーバーして8時45分まで行う。世間では今日は「プレミアムフライデー」だが、うちは逆に残業だ。

夕食は「ごんべえ」で。最近はゼミの後の食事はもっぱらここだ。

注文するのも同じカツ丼セット(ご飯軽め)。

疲れた体が肉と濃い甘辛の味を求めているのだ。うまい。

「カフェゴト―」に寄って行く。

 

ラストオーダー(9時20分)の直前で、客は私だけだった。「今日はお一人ですか?」とマスターが言った。そういえば、最近は、夜にここに来のは、卒業生と「五郎八」で食事をした後のことがほとんどだ。久しぶりの「もの思いカフェ」だ。

アイスココアを注文。あのカツ丼のあとにはこれが合う。

閉店時間(9時50分)の10分前に席を立ったが、マスターとこれからの時期のタルトについておしゃべりをしていたら、結局、閉店時間になった。

11時、帰宅。

疲れた。しかし、明日は週末ということで、疲れが心地よい。

2時、就寝。布団の中で心地よい疲れを味わう。


10月26日 (木) 晴れ

2017-10-27 11:50:37 | Weblog

9時、起床。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

トーストのパンは「パン日和あをや」のもの。もっちり系のパンである。

朝刊にシンガーソングライターの訃報が載っていた。いま、「エンケン」といえば、『わろてんか』で主人公の父親役で出ている強面の俳優、遠藤憲一を連想する人が多いと思うが、私の世代では遠藤健司である。癌を公表して活動を続けていることは知っていたが、そうか、あの「エンケン」が死んだか。「カレーライス」のつぶやく様な歌声が聞こえてくる。

昼前に家を出て、大学へ。

快晴だ。青空を貴重なものに感じる。今回も長続きはしないようだ。

3限は院生の研究指導。その前におにぎり2個の昼食をとる。昨日から左目の瞼がゴロゴロする。寝不足だろうか。

4限は、普段は空き時間なのだが(なのでランチタイムにしている)、今日はゼミ選考面接とゼミ論個別指導が入っている。

ゼミ論個別指導のIさんからはスイーツの差し入れがあった。エクレア2個。写真ではわかりづらいかもしれないが、けっこう大きなエクレアである。それを2個である。1個で十分ではなかろうか。「2個というのが買いにくくて、4個買ってしまいました」とIさん。1個では買いにくというのはわかるが、2個でも買いにくいのか? 「この子、一人で2個食べるのね」と店の人に思われるとでも思ったのだろうか。さすがに4個なら「一人で4個食べるのね」とは思われないだろう。

結局、それぞれ1個ずつ食べて、残った分は「先生、奥様とどうぞ」と言われ、私が持ち帰ることになった。今日はゼミ論個別指導は彼女一人だけなので、スイーツの過剰摂取の心配はないと思っていたのだが、甘かった(スイーツだけに)。

5限は講義「ライフストーリーの社会学」。講義の始まる前にも言ったが、今日の講義は全体の中で重要な位置をしめている。テキストでしっかり復習をしておくように(親切だな)。

雑用を片付けて7時に大学を出る。

夕食はポトフ、茶碗蒸し、ご飯。

ポトフと茶碗蒸しの取り合わせは奇妙だが、妻曰く「年末に向けて冷蔵庫の中の食材の整理を始めているの」とのこと。

ポトフは冬に限らず年間を通じてわが家の定番料理である。手軽で、野菜も肉もしっかり摂取できるというのが利点である。「洋風ちゃんこ鍋」と私は密かに思っている。

デザートは持ち帰ったエクレア。

食事をしながら 『監獄のお姫さま』の第二話(録画)を観た。現在の場面と過去の場面(女囚刑務所)が交錯する構成で一貫していくらしい。継続視聴決定。

続けて『ドクターX』の第三話をリアルタイムで観た。話自体はいつもの展開だが、岸部一徳が「シーサイド・バウンド」を足取りも軽く(報酬2000万円をせしめたのだ)口遊んでいる場面が印象に残った。「シーサイド・バウンド」は1967年の歌で、ザ・タイガースの人気を決定的にした作品として知られている。

2時半、就寝。今日は疲れた(ならばもっと早く寝ればよいものを)。